日本文化史の整理と演習

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入試レベルの細かさの日本史の文化史実を覚えたい人向け

「文化史は時代の流れや人名、事件名をひと通り覚えた人が最後に覚えるもの」という感覚があるがゆえに、多くの人が手つかずのままセンター試験を迎えます。
しかし大問に一問は文化についての質問があるため、センター試験では15点前後は文化史の問題が占めます。これは全く馬鹿に出来ない点数です。

逆にいうと、文化史を覚えていれば、それだけで他の受験生と大きく差をつけることが出来る分野であると言えます。
ここを踏ん張って覚えきることが出来るかどうかが勝敗の分かれ目になります。

この本では、日本史の文化史の用語が体系的にまとめられていますから、一気に覚えきってしまいましょう!

10章ある章の全てで、最初にその時代の時代背景を簡単にまとめてくれている

時代背景と文化史は、それぞれかなり密接な関わりがあります。
つまりその時代の文化を理解するためには、その時代の時代背景を理解しなければならないのです。
時代背景を理解した方が、その時代の文化を覚えるのも間違いなく早いです。

この本では、時代背景を1ページでとても簡単にまとめられています。
文化史を覚えるのではなく、例えば「飛鳥時代ってどんな時代?」など、時代の簡単な説明を読むという使い方も出来ますね。

講義編と演習編に分かれている

前半が講義編、後半が演習編に分かれています。
講義編では、覚えるべき単語や作品を表や年表と一緒に提示してくれているため、何を覚えればいいかが一目瞭然です。
講義編では練習問題などの問題は一切なく、ひたすら単語とその説明が書かれているので、テンポよく時代ごとに暗記に集中出来ます。

演習編では、センター試験風の4択問題や、二次試験の形式での選択問題が採用されており、より実践的なレベルの問題が問われます。
講義編の一章と演習編の一章はリンクしていて、もし分からない問題があれば簡単に講義編のページにとぶことも出来ます。

さらに嬉しいのが回答と解説。切り離しが可能な上、何と解説が辛辣でとても面白いのです。

解説がとても辛辣で面白い

難問奇問ぞろいの問題に対しては、「こんな問題は出題者のひとりよがりだから、出来なくてもいい」とばっさり。
さらにその後「こんな問題は6割を解ければよろしい」と得点目安までつけてくれます。

私立大学の二次試験では、確かに教科書を逸脱したマニアックな問題が出題されることも少なくありません。
そんな問題は、正直誰も解けないので覚えなくても構いません。
ただし、間違えた問題の復習はしっかり怠らずにやりましょうね。

なお、解説の口調は「~でしょ。」などと話し言葉口調になっているので親しみがわきます。

『日本文化史の整理と演習』の使い方

写真が少なく、また写真も白黒なので、仏像などが見えにくいと思います。
そこで、資料集と一緒に使うことをおすすめします。
文化史は資料集を手元に置きながら、ビジュアルと一緒に覚えた方が覚えが早いと思います。

また、この本の空欄の部分だけ覚えるのはセンター試験や二次試験では十分とは言えません。
必ず黒い太字の部分も覚えるようにしましょう。

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