東大生直伝!自由英作文で他の受験生に差をつけるための簡単なテクニック3選

はじめに

受験生のみなさん、英語の勉強は進んでいますか?

みなさんの中には、長文読解の対策に追われ、英作文の対策が後回しになってしまっている人が多いはずです。

しかし、英作文は読解問題や文法問題と違い、パターン化してしまうことで容易に満点が狙え、点数を安定させることができます。

私は学習塾で英作文の添削指導をしているのですが、「あと一工夫するだけで、答案の質がこんなに変わるのに……。」と思いながら生徒の答案に赤を入れています。

以下の方法は私が受験生時代に手に入れた手法です。
ぜひこの手法を真似して素晴らしい答案を目指しましょう!

テクニック1.他の受験生によくあるミスをなくす

英作文において真っ先に減点されるのは文法ミスや構文ミスです。

三単元のsや時制の一致など、中学で学ぶ基本的な英文法でミスをすることは避けるようにしましょう。
こういったものは間違いが確実に間違いと判断できてしまうので、採点官も確実に減点してきます。

一般的に英作文は減点法で採点されていると考えられているので、このようなミスはゼロにするようにしましょう。
大学受験の英作文を書く上で、最低限中学生レベルの文法は必要です。

ただし、皆さんが求められている文法力とは口語表現における文法力ではなく、「アカデミックライティング」における文法力です。

一見普通に使ってしまいそうな以下の用法が、実は「アカデミックライティング」では好まれないって知っていましたか?

よくあるミスを3つご紹介します。

自由英作文を話し言葉で書いてしまう

「しかし」という意味でBut、それから「したがって」という意味でSoを用いるのは英作文では禁物です。
なぜなら、これらは話し言葉では用いられるものの、書き言葉としては非正式なものだからです。

つまり、アカデミックライティングとしては好ましくない書き方となってしまいます。

因果関係を示す場合、接続副詞”therefore”、また累加表現の場合、”Besides”や”In addition”を用いましょう。逆接表現は”However”が一般的です。

“Because”節だけで文を作るのはNG

文章というのは必ず主語(S)と述語動詞(V)が存在します。

よくある受験生のミスは「~だからだ。」という意味で、Because節のみで文章を作ってしまうことです。

Because節は文の要素としては修飾語句(M)になってしまうので、これだけでは文の構成要素にはなり得ません。ですから、「~だからだ。」と述べたい場合には、”This is because~.””It is because~.”というように、必ず文中にSVが存在するようにしましょう。

“I think that””I want to do”はアカデミックじゃない!

これは日本人に特有の表現です。

はっきり言ってネイティブの人は正式な文章で”I think that…”とは使いません。”I believe that…”のほうが自然です。

また”I want to do”は幼稚な印象を受けます。”I would like to do…”のほうが大人な表現です。

一般人称代名詞は”you”を使う

よく日本語では人間一般を指し示す際に「私たちは」とか「我々は」と言います。

例えば、「科学の発展によって、私たちは快適に過ごせるようになった。」と言います。
しかし、英語では人間一般を示す際にはweではなくyouを使うのが普通です。

特に今回のように「今までよりもより良い関係を築ける」という文章を書くのであれば、誤答例にあるようなweではなくyouを用いるのが良いでしょう。

簡単な英文表現で言い換える

自分の書いている英語が正しいのかどうなのかわからない場合は、もっと簡単な表現で書き換えることができないか考えてみるようにしましょう。

例えば、「本を小脇に抱えて」ということを考えるときに「『小脇』って何…?」というような思考回路に至ったら、一度その状況を頭でイメージしてみるようにしましょう。

そうすると「両手に本を抱えている」という表現が浮かんできませんか?こういう状況を考えられると”have books in his arms”というように、簡単な英語で表現することができます。

テクニック2.譲歩表現を使ってみる

「あれ?文法ミスや構文ミスがないように心がけたら、文章が中学生レベルに見えてしまう…」そう思ってはいませんか?

実は、たった一つのことを心がけるだけで、一気に英文を大人な文章に魅せる方法があります。

それは「譲歩の文」を文章に入れることです!東大の過去問を例にとり、考えてみましょう。

2015年東京大学第2問B

【問題】

“Look before you leap”と”He who hesitates is lost”という, 内容の相反することわざがある。どのように相反するか説明したうえで, あなたにとってどちらがよい助言と思われるか,理由とともに答えよ。全体で60~80語の英語で答えること。

【解答例 作成者:東大生R.M.君】

The former one recommends being careful in making decisions, while the latter one recommends making decisions quickly. The former one is better because enough consideration is necessary in making correct decisions. Of course, you may lose your chances if you think too much. However, making decisions without any care is much more dangerous because it can cause many mistakes. I believe that it’s necessary to assess the situation fully whenever we make decisions.

Of course以下が譲歩の文になっているでしょう?
こうやってたった一文添えるだけで文章の印象はガラッと変わります!

ほかにも“It is true that<譲歩の文>. However, <自分の主張>.”というふうに書くこともできます!

実はこれ、難関大学が密かに受験生に求めている力なのです。(私は受験生時代に、現在官僚として働いている方にこのお話を伺いました!!

大学は、学生を企業や国で人をまとめる人にも育てたいと思っています。

例えば人をまとめる人には、部下の間で対立した意見を取りまとめなければならない時が来るでしょう。

そのような人に求められる力は、たった一つの意見に固執するのではなく、対立する意見も理解し総合的に判断する力です。

難関大学は自然にそのような考え方をできる受験生を求めているのです。

たった一つの譲歩の文を英作文に入れるだけで、あなたの将来性も大学にアピールすることができますよ!

テクニック3.英語の和訳に出てくる用法を活用する

みなさんは英文和訳で訳しにくい文を見たことがあるはずです。

恐らく「無生物主語」、「関係代名詞非制限用法」、「仮定法」といった文は訳しにくかったはずです。
英文和訳では仇となるこのような用法。

実はあなたの英作文にこれらの用法を取り入れるだけで、あなたの答案を採点するネイティブの印象はガラッと変わります。

例で確認してみましょう。

【問題】
この本を読んでさらに幸せになりました。

【解答】

(悪い例)I read this book and I bacame happier.
(良い例)This book has made me happier.

このように無生物主語を使うことで、ネイティブのような文章を作ることができます。

また、少し複雑な文章になって、例えば「多くの本を読んだおかげで様々な場面に対処できました。」という文章を作るときは、

“I read many books, which enabled me to deal with various situations.”と関係代名詞非制限用法を用いることで、簡潔な文章にすることができます。

テーマが現実に起こることなのか仮定の話なのか気をつける

皆さんはこんな文章に当たったことはありませんか?

“A kind man would not do such a thing.”

これは「仮定法」の文ですよね。「もし彼が親切な人だったら、そんなことはしないよ」という意味です。

仮定法の基本は、「事実とは異なること」を論じることにあります。

受験生が各答案の中には、今自分が述べていることは事実なのか、それとも仮定におけることなのか意識できていないものが多くあります。

例えば、「人口の多い都会のA町と、人口の少ない郊外のB町があります。あなたが住むとしたら、どちらの町を選びますか?」という自由英作文の問題があったとします。

ここで普通に“I will live in City A.”なんぞ書こうものなら、ネイティブ採点者はほとんど点をくれないでしょう。

実際にあなたが住むわけではないのですから、これは仮定上の話なのです。

ですから、この答案を書くにあたって仮定法を用いる必要があります。

“I would live in City A.”のように書き始めるのがベターでしょう。
事実を論じているのか、仮定上のことを論じているのか、常に意識することが大切です。

実は使ってはいけない用法「分詞構文」

ただし、一つだけ入れてはいけない用法があります。それは「分詞構文」です。

ネイティブが言うには、日本人の書く分詞構文はどこか不自然になってしまうようです。日本人と英語圏の人々との越えられない壁なのでしょうか…分詞構文だけは避けましょう。

おわりに

私の紹介した英作文のテクニックはいかがだったでしょうか?

ここに紹介した作法を忠実に実行すれば、確実に満点答案を書くことができます。英作文は確実に得点源になります!

あとは練習あるのみ!何本も英作文を書いて、信頼できる先生に添削を頼みましょう!