未来のあなたが今のあなたへお願いする3つのこと

goukaku-suppli_2015-09-14_08-43-09.png

先輩たちが受験モードに入るこの季節。一・二年生の間にも、受験というものの醸し出す雰囲気がどことなく漂っているはずです。その雰囲気、見て見ぬ振りをするのは回り道!

三年生になったあなた自身から「あの時、始めておいてよかった」と思ってもらえるよう、この機会に、今からできる受験勉強をスタートしてみませんか?

1.授業はおろそかにしないでね!

まず、受験勉強は学校の勉強とは別物だ、などと思っている人に喝を入れます。大前提として、学校の授業が理解できないくらいで大学受験などできるわけがない、というのをきちんと分かっておいてください。

例えば、学校の定期試験は、難関大学の入試の指標にもなります。黒板の板書を丸写しにせず、先生の一言一句をノートにとっていますか?

授業はクラスの標準レベルでなされることが多いですが、難関校を目指す生徒のために、ひとつ上のレベルの事項を口頭で説明してくださる先生が多くいらっしゃるでしょう。

あなたは、その言葉に応えられているでしょうか。難関校の問題で正解が導ける人で、定期テストが解けない人はいません。学校の授業で、先生が口頭で述べたことまで頭に入れれば、小難しい参考書に振り回されるよりも、確実に実力につながります。

さらに、予習は最強の受験勉強です。定期試験もあって授業も終わっていない、受験勉強に十分に専念できない今だからこそできることです。次の授業の範囲を自分が分かる限りで徹底的にマスターするのです。

英語や古典なら単語を調べるのはもちろん、単語帳に載っているようなものがあれば覚えてしまう、文法もその範囲の文法書を読んで完璧にしておく。

数学ならチャートなどを完璧にする。そして授業に臨んでください。

それでも分からないところを質問し、自分のものにするのです。このように学校の授業は「予習の復習」として使うことで、受験勉強の土台である「基礎固め」のための何より確実で効果の高い勉強になります。

受験を意識して授業を受けることも受験勉強のひとつなのです。

2.苦手は早期発見・早期治療しておいて!

以上のように授業を使って真に基礎を固めていけば、受験で必要な知識の大半は自分のものになり、今まで習った別の単元の事項が組み合わさった問題でも解けるレベルに達します。

しかし、それでもなお、人には向き不向きがあるので、「苦手」な範囲というのが出てきます。同じように取り組んでも、忘れやすい範囲があるのです。

そのようないわゆる「苦手」は、他の「得意」な分野と組み合わさって出題されたときに邪魔になります。それ単独だと「得意」で満点が取れるはずが、「苦手」の要素が入った瞬間にその問題全体が分からなくなってしまうのです。

このようなもったいない事態を避けるため、「苦手」はできるだけ早く発見し、対策するべきです。範囲別の問題集も多く出版されていますし、先生に相談してみれば今まで気づかなかった回答の指針を教えてくださるでしょう。

上述の方法だと予習と復習だけでも時間を使うはずなので、あらゆるスキマ時間を見つけて、少しずつでも「苦手治療」を進めてください。完治すればできる問題もぐんと増え、精神的にも、やる気が向上すること間違いなしです。

3.模試のことを大切にしてあげてね!

「模試は受けて終わりではない。結果の良し悪しで一喜一憂するだけでは、模試を受けた意味がない。

模試は受けた後、できなかったところをすぐに復習すること。」そのような言葉はもう聞き飽きているかもしれません。

しかし、聞き飽きるほど言われるのは、やはりそれが正しいことであり、王道であるからです。

では、なぜ正しいのか。それを考えたことがありますか?
少し想像してみてください。あなたは今、過去問を解けるレベルにあるでしょうか。ちょっとそんなレベルにはないなぁ、という人がほとんどでしょう。

ということはあなたには、「受験本番を体験できるもの」として最も有力な「過去問演習」ができない、というマイナス要素があるということです。

しかし、そんな高校一年生や二年生のために、今まで習った範囲で本番を体験させてくれる―つまり、今のマイナス要素を克服できる―すばらしい機会が与えられます。それこそが、模試というものなのです。

さて、そこから復習の必要性へとどうつながるのでしょうか。答えは簡単。「緊張した状態でできなかった問題=分かったつもりで実は定着していなかった範囲の問題=復習して定着させるべき範囲の問題」だからです。

このように考えれば、
①模試は受験本番だと思って受けないと意味がないということ、

②模試の復習とはその特定の問題ができるようになることではなくその問題が含まれる犯意をもう一度定着させることを目指してするものであるということ

の二つがお分かりでしょう。そして、

③その二つをおろそかにしない限りで、できるだけ多くの模試を受けたほうが本番の練習もでき、隠れた苦手もたくさん見つかる

ということも明白ですね。

模試の大切さがその理由から分かった今のあなたなら、もうこの項の冒頭の言葉を「聞き飽きた」とは思わないはずです。その言葉を素直に捉えて、①~③を実行してみてください。

さて、受験生になった時のあなたが今のあなたに求めているのは以上のことです。定期試験で「勉強時間が足りない!」という経験をしたことがある人なら、「○日前のあの時勉強しなかった自分を叱りたい」という気持ちは良く分かるはず。

その長期戦が受験なのです。未来の自分からのアドバイスを受け入れ、今日から受験勉強を始めたなら、今日はあなたの受験勉強開始記念日です。