はじめに
大学生活とはいったいどのようなものなのか?
なかなか知る機会って少ないですよね。
多くのうわさやイメージばかりが先行し、実情はよくわからない人も多いはずです。
そこで、大学にまつわる様々なうわさとイメージを集め、大学生の視点からその現実をお伝えできればなと思います。
目次
大学にまつわるイメージとその現実まとめ
大学生活でイメージ通りで良かった面
1.友達が一気に増える!
大学では、高校までの狭い社会とは違って、多くの友人を得られます。
サークル、部活の同期や先輩、クラスの友人、バイト先の同期や先輩などなど。
様々な価値観の人たちと語り合えて楽しいですが、困ったことが一つ。
Lineの友達が増えすぎて、その人が誰なのか分からなくなってしまうのです。
何か良い対処法があればいいのですが……。
でもそれくらい友達が多いということなのです。
2.好きな講義を集中的に受講できる!
高校までの授業は、選択科目をとったとしても英・数・国・社・理やその他の授業の全てが必修科目なので出席しなければいけません。
ですが大学では、自分が興味のある講義をシラバスを読んで選び、自分だけの時間割を作成できます。
研究の第一線にいる教授から専門的に学ぶことができ、とても楽しくすべての講義を受けることができます。
東京大学で開講されている面白い講義の例としては、夏に海外に行ったり、登山をすることで単位がくる授業や、1年生からゼミ形式で教授と議論ができる授業などがあります。
大学生活でイメージと違った面
1.全然遊び放題じゃない!
大学1年生になれば、大学受験から解放されて、遊び放題で…残念ながら、そんなことはありません!
毎週3コマある語学の小テストの対策に追われ、英語の論文を書き上げ、英語のプレゼンの練習をしたり、いつの間にか学期末試験が迫っていたり……。
学生という身分上勉学をしなければいけないのです。
2.生活習慣が乱れてしまう!
大学では、高校までとは違って、選択をしなければ一限の授業に出る必要はありません。
また、選択によっては「全休」という日を作ることができたり、午後から登校という日もあります。
なので、毎日就寝する時間や起床する時間が違い、生活習慣が乱れてしまいます。
また「五月病(受験が終わり、ワクワクした4月も終わり、なぜか全てのやる気をなくしてしまうこと)」と呼ばれるやっかいなものに罹ってしまうと、授業に行かなくなってしまう人もちらほらいます。
そして梅雨の時期になるとさらに教室内の人が減ります(試験の時は教室は満室になりますが…)。
大学にまつわるうわさとその現実まとめ
国立大学理系のうわさと現実
多浪生が多い
伝統があり学費も安い国立大学には多くの高校生が出願します。
そのため、浪人しても国立大学に行きたいと思う人も多く、特に、医学部はその高い難易度から2年計画で大学合格を目指す学生もいるようです。
一方で、東大の合格者の浪人生率は約30%で、大半が現役で合格しているという事実もあります。
「特殊能力」をもった学生がいる!?
高校生クイズの優勝者、アメリカのゲーム大会で優勝したプロゲーマー、数十億の売上を誇るWEBサービスを1人で立ち上げた天才プログラマーなど、とにかく凄い理系の特殊能力を持ち、それを存分に発揮している学生がごく稀にいます。
そういった人と知り合いになれるかもしれませんよ!
私立大学理系のうわさと現実
授業料が高い
まさにその通り。
私立大学は国立大学に比べて、授業料が高いです。
特に、理系学部は実験などにとても費用がかかるため、文系学部に比べても授業料が高いのです。
私大医学部はその筆頭と言えるでしょう。
もちろん学費に見合ったレベルの高い研究ができる場が提供されているので、メリットとも言えます。
お金持ちが多い
大学の授業料が高いこと、同様に授業料の高い私立大学付属の中学・高等学校から内部進学する学生がいること、生徒数が多いことから稀にとんでもない大金持ちに巡り会うこともあります。
だからといって、全員がお金持ちだというわけでは、当然ありませんよ!!
よく言われるのは、慶応ってお金もちが多いの?ということなのですが、実際はそんなことはありません。
もちろんお金もちの子供が通っている人数も多いでしょうが、いたって普通の家庭の子供が大半です。
いたって普通の家庭の子供が本当に慶応に行けるの(経済的に)?と思う人もいるかもしれませんが、大半の学生は奨学金をもらって大学生活を過ごしていますので、自分の家がお金持ちじゃないという理由で諦めるということはしないで下さいね!
国立大学文系のうわさと現実
国立理系よりも就職活動が大変
そんなことは一切ありません。理系の学生の多くが大学院に進学するのに対して、文系の学生は就職する人が多いです。
その分、就職活動に対する意識も高く、先輩のアドバイスを聞くなどして、その対策を十分にできる環境が整っています。
英語が堪能な人が多い
国立大学の二次試験の英語は、記述式である場合が多くそれを合格した学生は英語が堪能だと言えるかもしれません。
しかし、実際は私立大学の国際関係などを学ぶ学部の方が、多くの帰国子女がおり、英語が堪能な学生が多い印象です。
大学によらず、高校卒業後にいかに英語のスピーキングを練習するのか、より多く英語にふれあう環境に身を投じるかによって英語力は激変します。
私立大学文系のうわさと現実
美男美女が多い
「慶應ボーイ」「ミスキャンパスコンテスト」という言葉があるように、私立大学の学生は美男美女が多いです。
外見に気をつかったり、自分に磨きをかけた学生も多い印象です。
大学で一番の美男美女を決める文化祭でのミス・ミスターコンテストは一大イベントとして他大生が見学にくるほどの人気です。
授業が楽そう
授業が楽かどうかは、あなたの進学する学部によります。
確かに、私立文系の学部のなかには専門分野の授業が少なく、比較的楽な学部も存在しますが、3年生から始まるゼミや卒業論文など、ハードな勉強が待ち受けている学部がほとんどです。
言うまでもありませんが「授業が楽そう」ということだけを志望動機にしないようにしましょうね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
大学に関するうわさやイメージは、正しいものもあればそうとは限らないというものもありましたね。
もちろん今回紹介したことも、全部の大学に共通しているかというと、そうではないというものもあるのかもしれません。
ぜひその真偽については、自分で大学に入ってから確かめてみてくださいね。