京大生に聞く!京都大学ってどんなところ?どんなことが学べるの?

はじめに

皆さんの中には、難関と呼ばれる大学で学んでいる学生が普段どんなことを勉強しているのだろうと思った方も多いのではないでしょうか。

その疑問に答えるべく、今回は京都大学医学部医学科と法学部の先輩が、大学での勉強を紹介してくれます。

大学での学びに一足踏み入れ、大学受験のモチベーションにしてみてください!

京大理系での学び|京都大学医学部医学科2回生

理系学部の特徴は、専門分野の勉強が始まった段階から実験が多くなるということです。

文系学部では、本や論文を読み、考察、話し合いを通して理解を深め、新しい思考へと移っていく、という作業を行います。
そこでは思想・考察、法学部ならば、法律への解釈など、事実や思想から各々の考え方を展開していきます。

一方理系学部では、本、論文、考察を通じて実験へと移ります。実験には2通りの実験があります。既に知られていることを組み合わせる実験と、既に知られていることから推察して新しい事実へと発展させるための実験です。

前者は例えば科学の時間に、鉄を塩酸に加えて、水素が発生する様子を確認する実験が挙げられるでしょう。

後者は例えばイオン化傾向という知識を持ったとして(化学の電気分解という分野で習います。一度教科書を開いて考えてみるとためになるかも!)、イオン化傾向が水素よりも小さい銅や金などを塩酸に入れても水素は発生しないのでは、と考えて実際に試してみます。そして推察と事実とを対比します。

このように理系学部では、事実を重視します。その事実確認として実験が多くなるわけです。

理系学部の大まかな特徴を説明しましたが、京都大学はまさにこの実験、ひいては研究において、日本最高峰のレベルを保っています
それは施設、研究所の接辞の充実はもちろんのこと、人材も最高峰です。

むしろ、この人材にこそ京都大学が京都大学たる所以となっています。ノーベル賞受賞者の湯川秀樹はあまりにも有名です。その他医学系、工学系にも優れた人材を持っています。
その優れた指導者の下、優れた設備の中で勉学に励めることは最高の幸せとなります。

このページでは本当に大まかに理系学部について紹介してきました。しかし私が一番に主張したいことは、自分のやりたいことが十分にできる、最高の状態でできる、あるいは、やりたいことを探している人はより多くの可能性を示してくれる大学を十分に調べ、探し、進んで欲しいということです。

今回は京都大学を押し出しましたが、それぞれやりたいことがあれば、それぞれに最高の大学はあります。ですから、妥協はせず、力いっぱい自分の進路を見つめて進みましょう。環境は人を育てます。

京大文系での学び|京都大学法学部2回生

文系、と聞いて皆さんは何をイメージするでしょうか。

おそらく、文学部や法学部の印象から、なにか学問的色彩の強い感覚を持たれるかと思います。確かに、一般的に文系学部は学問的色彩が強くなりがちですが、一概に膨大な知識量を詰め込むだけとは言い切れない部分が多くあります。

たとえば、法学部について見てみましょう。皆さんは法学部にどんなイメージをお持ちですか?

入学したての頃、私はこう信じていました。

「ひとたび法学部に入学すると、そこにはめくるめくような(ある意味で、めくってもめくっても)六法全書の世界が待ち受けていて、法律家の予備軍として自覚せざるを得ない。毎日法律の詰め込み勉強!」

この印象が一般的か明言はしかねます。しかし結論的に言えるのは、法学部でも多様な授業があって、様々な未来への可能性があるということです。

今私が思いつく選択肢だけでも、法律関係でみると、狭義の法律家(弁護士、検事、裁判官)、広義の法律家(裁判所書記官、裁判所調査官、執行官、司法書士など)、必ずしも資格を有しなくてもその法律の知識を活かせる会社の法務部員などがあり、政治関係でみますと、官僚や政治家などがあります。

それとは関わりなく、法律の学習で身につけた論理的思考を生かし、一般企業に就職し活躍している人は数限りなくいます。
就職に関しても理系の専門職以外は広い門戸を開放していると感じられます。

一方で文学部、経済学部、総合人間学部にも同様のことが言え、比較的将来に対する選択の自由度は高いと言えます。

つまり、のびのびと学問及びに様々な活動ができるのです。

京都大学の最大の特徴は、こうした、できるだけ学生自身に選択自由性を付与する学風にあると思います。
もちろん他の大学も、同じような魅力があるところが多いので安心して下さい。

終わりに

いかがだったでしょうか。

京都大学での勉強のイメージは湧きましたか?

京都大学の学生さんは、文理関係なく自分のやりたいことを全力で取り組める環境が整っている、そんな印象を受けました。
皆さんはどんなことを感じましたか?

ぜひこの記事から大学入学後の自分をイメージして、それをモチベーションに頑張ってください!




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ABOUTこの記事をかいた人

合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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