【経済学部・理学部志望必見!】基礎から分かる、「データマイニング」の世界

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はじめに

データマイニング(Data mining)という言葉、聞いたことはありますか?
恐らく聞いたことのない、馴染みのない言葉だと思います。
しかし、最近このデータマイニングの研究が経済学部や理学部を中心とした様々な学部だけでなく、多くの企業で活発に行われています。

それはなぜか?
実は皆さんの生活、そして様々なビジネスに広く活用されており、大きな効果をもたらしている技術だからです。
そこで今回は、今後も更なる研究が期待されているデータマイニングについてご紹介したいと思います。

データマイニングって何?

データマイニングとは、簡単に言うとコンピュータを使ってビッグデータから有用なルールや法則を見つけ出す技術のことです。

ビッグデータ

通常の方法では処理しきれないほどの巨大なデータの集まりのこと。
ビッグデータを分析することで、ビジネス・医療・犯罪防止など様々な分野にとって有益なデータを得ることができる
その一方で、ビッグデータには多種多様なデータが混ざっており、またデータも巨大であることから、分析が非常に難しく、分析方法について日々研究が行われている。

有名な『おむつとビール』の話

おむつは赤ちゃん用品。
ビールは大人の飲み物。
この2つは一見なんら関係のない商品に思えます。
しかし、データマイニングを用いてスーパーの販売データを分析すると、この2つは関連していると言います。

調査をしたところ、子供のいる家庭では母親はかさばる紙おむつを買うよう父親に頼み、店に来た父親の多くは紙おむつを買うついでに缶ビールを購入している、ということが分かりました。
そこで、そのお店は紙おむつとビール2つを並べて陳列・販売したところ、売上が上昇しました

過去の販売データから見えざる法則を導き出し、その法則を有効活用してお店の売上をUPさせた。
これこそまさにデータマイニングの力であり、多くの研究者・企業が注目している理由でもあるのです。

データマイニングの今後

時代は、ビッグデータ時代に突入したと言われており、テクノロジーの発展で莫大なデータ(big data)を短時間で収集・分析することができるようになった今、IT・金融・医療・農業など幅広い分野でデータマイニングの需要が高まっていくでしょう

一方でビッグデータを適切に扱える人材が世界的に不足しており、優秀な人材の争奪戦は激しさを増すと予想されています
必要とされる人材は、『データ・サイエンティスト』とも呼ばれるデータ活用の専門家です。
統計などを用いる分析スキルのほか、経営や事業開発などのビジネス・スキル、プログラミングなどのコンピュータ・スキルが必須となります。
データは日々凄まじい勢いで増えており、ビッグデータを適切に扱える優秀なデータ・サイエンティストの育成が課題にもなっているのです。

最後に

データマイニング数学や統計の勉強に興味がある人、システム系の学部に進もうと考えている人には、ぜひ一度チェックしてほしい今注目の研究分野です
この記事では本当に導入の部分しか紹介できませんでしたが非常に奥の深い分野ですので、興味が湧いた方はぜひ調べてみてください。

参考文献:元田 浩、津本 周作、山口 高平、沼尾 正行(2006)「データマイニングの基礎」(オーム社)
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