「再受験生」から現役受験生へのメッセージ

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はじめに

大学へ進学するみなさんの多くは、現役もしくは浪人(できればしたくないものですが・・・)を経て志望校に合格する将来を思い描いていることでしょう。
実際ほとんどの新入生がそのような進路をたどって大学に入ってきます。
しかし、中には他大学で一度大学生活を送り、それから再度受験を経て入学してくる人、つまり「再受験生」もいるということをご存知ですか?

今回は、2度の受験をくぐり抜け、合格のツボを知り尽くした再受験生達にインタビューを行い、受検の経緯を聞いてきました。
彼らの経験の中には、これからの受験生活の参考になる部分も多いのではないでしょうか。

Aさん:東京大学理科二類卒業後、東京大学理科三類に入学

Q.理三に合格した今、再受験についてどう感じていますか?

何よりも、医者になるという昔からの夢が見えてきたことが嬉しいです。
再受験をしてよかったのは、大学生活でいい友人がたくさん出来たことですね。
他の人より長く大学にいる分、たくさんの経験ができました。

Q.受験生活において不安・苦労はありましたか?

自分の夢に向かっているわけですから、受験勉強は苦になりませんでした。
ただ、再受験するまでの間の何年かは実質浪人しているのと同じ扱いですから、落ちたらその先が見えない、という不安はありました。

Q.再受験は受験生の選択肢のひとつになるでしょうか?

やっぱり現役が一番でしょう、回り道は進んでするものではないです(笑)
ただ、高校での行事・部活を犠牲にしてまで現役で受かるほうが良いとは思いません。
自分の場合、やりたいことをめいっぱいやった結果だから、その点では後悔はしていません。

Q.受験生にひとことお願いします。

「あきらめるな」。小さくは学校行事や部活、大きくは自分の夢。あきらめることはいつでもできます。まずは何にしても挑戦してみましょう。

Bさん:慶應義塾大学商学部を卒業後、京都大学総合人間学部に入学

Q.なぜ再受験を選んだのですか?

現役のときは商学部に入学したのですが、そこで勉強しているうちに、「なにか違う」と感じたからです。
このままでは自分のやりたい勉強ができないと判断し、再受験を決めました。

Q.大学が自分に合っていなければ、再受験の道もありえるということですか?

できることはできます。ただ、再受験は厳しい道です。やはりブランクがあるので、模試の点数もなかなか振るわず、中途半端な気持ちではモチベーションは保てません。
大事なのは「絶対ここに行きたい!という覚悟があるかどうか」ですね。ただ、やはり現役で行きたい学部に進むのが一番なので、くれぐれも志望校選びは慎重にしてください。

Q.受験生にひとことお願いします。

「苦手科目を放置するな」
得意科目ばかり勉強していては、難関大学の入試には対応できません。苦手科目は早めにつぶしましょう。

Cさん:岡山県立大学を卒業後、社会人となり、その後兵庫医科大学に入学

Q.再受験のメリットは?

進んで再受験をするメリットはありません。ただ、再受験をするにはそれなりのモチベーションが必要なので、それを乗り越えた人には魅力的な人が多いですね。
現役で入学した人にとっては、同級生であると同時に、人生の先輩として頼りになる相談相手となってくれるでしょう。

Q.受験生にひとことお願いします。

再受験では失うものも多いので、進学する学部は本当に納得できない限りは妥協しないほうがいいです。
今の成績がどうであれ高校には無限の可能性があります。とにかく後悔のないように今勉強を頑張ってください!

Dさん:大学卒業後、1年間イギリスでサッカー修行。その後、医学部に入学

Q.再受験のメリットデメリットは?

経験を要する職業では、スタートの遅れは大きなデメリットです。敢えて遠回りして再受験をするにはそれなりの覚悟が必要です。
メリットは、強い目的意識を持っている事と、違う世界を知っている事だと思います。違った視点から物事を見る事ができるというのは大きな武器です。

Q.受験生にひとことお願いします。

大学受験は将来を考える良いきっかけです。大いに悩んで下さい。
将来の夢を友達と語り合って切磋琢磨すればきっとすばらしい人生が待っていますよ。

最後に

いかがでしたか?

再受験生は大学のことをよく知っている分、入学後のビジョンをしっかりと持っています。
受験生のときから、これぐらい考えぬいた上で入試に臨めれば理想的ですよね。

しかし、高校生の皆さんが得られる情報には限りがあります。大学の具体的なイメージをつかむのも難しいでしょう。
それでも、できる限りでかまわないので、いま一度志望校のことを調べ、自分が大学で何をしたいのか考え直すことをおすすめします。

まだ余裕のあるこの時期に大学生活を意識できていれば、受験勉強のモチベーションも高まること間違いないですよ!