東大生が教える『減点されない完璧な数学の答案』の書き方

上手な答案を作るための9つのポイント

1.答案は日本語で書く

“答案は数式を羅列して、その間を接続詞(etc.したがって、ゆえに)で埋める”というのは間違いです。

正しくは、“日本語で説明していたら数式が出てきた”です!

この大前提を抑えていない答案は、あからさまに下手な答案というイメージがついてしまいます。

記述答案に慣れていない人の答案を見ると、“なんかたどたどしいな”と感じることがありますが、筆者は答案を書くときは他人に口頭で説明するイメージで書いていました。
そうすれば、どこで“したがって”が必要か、などはもう迷わないと思います。

2.答案は、その問題を初めて見た人が理解できる答案を書く

問題集の解答を見ていると、“え?!なんでそうなっちゃうの??”と論理についていけなくなる経験が誰しもあると思います。

いらいらしますよね?(笑) 
自分がされて嫌なことは人にもやってはいけません!

答案は、初めて見る人がその答案を読んで何をしたがっているのかを理解できるような答案を目指すべきです。
もちろん“初めて見る”とは小学生などではなく、ある程度数学の知識がある人たちですが。

3.丁寧に読みやすい字を書く

試験中に時間がないと文字を書くのがだんだん雑になってきてしまうこともあると思いますが、字は上手くなくても綺麗じゃなくても読みやすければ全く問題ありません

丁寧に書きましょう。それは採点する人よりも自分が見返したときに正しく情報を得られるかがポイントです。

筆者も、答案の前の部分で書いた自分の文字、数字を読み間違えて使ってしまい、失点したことが何度もありました。

もちろん採点者が読めない字は論外ですが、もし他人が読めないレベルだったら既に先生などから注意がきていると思うので、言われていなければセーフと思って大丈夫です。

4.グラフの縮尺は気にしない

グラフを縮尺まで気にしてとても丁寧に描く人がいますが、残念ながら時間の無駄になることが多いです。

採点者としてはそこはほとんど見ておらず、必要な情報が過不足なく書いているかがポイントになります。

ただし、グラフの描き方によっては何か状況が変わってくる、という時はある程度丁寧に各必要が出てくるので、大雑把でもいいかどうか確認する必要はあります。

5.第一式は省略しない

ある条件からいきなり飛躍した数式を書く人がいますが、必ず第一式から書くようにしましょう。

そうすることで読み手からすると論理が追いやすくなります。

また、後で読み返した時に分かりやすくなるので、ケアレスミスの防止にもつながります。

6.文字を置いたらまず範囲を考える

問題が複雑になるほど自分で文字を置きなおす機会が増えると思いますが、置いたらまずはその文字に範囲がないかチェックするようにしましょう。

後で考えようとすると忘れてしまいます。

7.何度も使う条件は答案の頭に書く

その条件式を使うたびに問題用紙に目を移すのは時間がもったいないので、何度も使いそうな式や条件は答案の頭に書くようにしましょう。

8.答えは強調させる

ちゃんと自分は最後までたどり着いた、ということをしっかりアピールしましょう。

採点者は何千人もの受験者の答案を採点しています。答えがどこに書いてあるのかが明確でないと、見逃されて正しく採点されないこともあるかもしれません。

9.演習の時は無地ノートを使う

一般的にノートと言ったら横罫線の入った、いわゆる“大学ノート”を使用している人がほとんどではないでしょうか?

しかし数学の試験で使っている記述式の解答用紙は普通無地ですよね?

ならば普段の練習用のノートだって無地にするべきです!

罫線があるとまっすぐ書けても、試験だとだんだん右上がりになってしまうとか、試験だとグラフが上手く書けない、という人は普段から罫線に甘えてしまっていることにも原因があります。無地のノートを使い始めると、むしろ罫線が邪魔に思えてくると思います。

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