「集中したいけどすぐに集中が切れる」、など集中力が持続しないことを悩んでいる受験生は多いのではないでしょうか。
それはあなたの性格の問題ではなく、『副腎疲労』という病気が原因かもしれません。
集中を妨げる原因を根本的に解決する、3つの方法をご紹介します!
あなたも既に重症患者かも?『副腎疲労』
例えばこんなことを日常的に感じていませんか?
□ 朝なかなか起きられない
□ 日中は集中できないし、やる気もでない
□ 夜10時以降になるとやる気が出る
□ 疲れが取れない
□ 冷え性
□ 便秘
以上の症状6項目のうち、一つでも心当たりのある人は『副腎疲労』を疑った方がいいかもしれません。
そもそも『副腎』って?
そもそも副腎を知らない人が多いかもしれません。
生物について勉強していない限りなかなか知る機会はないと思いますが、簡単に言えばホルモンを分泌するところです。
例えば以下のようなホルモンを必要に応じて分泌します。
闘争(逃走)ホルモンなどとも言われ、もともとは生命の危機に瀕したとき(ストレス)にいつも以上の爆発的な力を出す源です。
快楽ホルモンとも言われ、集中力を高めてやる気を引き起こします。
ストレスホルモンとも言われ、ストレスに反応して分泌されます。
じゃあ『副腎疲労』って何なの?
先ほど挙げたような副腎から分泌されるホルモンは、もともとは猛獣に出くわした際など、ここぞというと時に火事場の馬鹿力を出すためのものです。
そのため副腎は日常的にホルモンを出し続けることに対応していません。
ところが、現代社会特有のストレス (刺激)によって副腎がアドレナリンを必要でない時にも分泌してしまい、これ以上出せなくなってしまっているのです。
これが原因で副腎が正しく活動できなくなり、結果「集中したい時に集中できない」状態になるのです。
ちなみにコーヒーのカフェインで頭をすっきりさせようとしている人は注意が必要です。
ただでさえ疲れている副腎に、無理やりホルモンを分泌させてしまいます。
あなたの集中力を下げていた3つのこととその対処法
それでは中高生に身近な、副腎を疲労させる3つの原因と対処法を解説します。
激しいテレビゲームは要注意!
勉強時間が無くなるからという理由でテレビゲームを制限するように言われることがあると思います。
しかし、ゲームのデメリットはそれだけではありません。
架空のイベントや戦いを体験することで、バーチャルな世界にも関わらず現実の自分にストレスがかかります。
操作しているキャラクターが死に至る瞬間など、ストレスのピークです。
そういったゲームを制限するか、ほのぼの系のゲームに変えることをお勧めします。
スマホから少し距離を置こう!
勉強していて気づいたらスマホを手に取っていた、なんて経験はありませんか?
LINEにFacebookやtwitterなどの通知が気になって手を出す人が多いと思います。
何かの通知が届いているのではないかという予感が緊張感(ストレス)をもたらし、副腎を疲労させます。
まずは勉強時間と睡眠時間はスマホの電源を切るか、機内モードにしてオフラインの時間を作りましょう。
健康的な食生活を心がけよう!
加工食品や重金属、過剰な糖質、ジャンクフードも副腎に負担をかけます。
これらの食べ物の摂取を減らすことも必要ですが、食物繊維や薬味などを摂取することで、体内に残っている毒物を排出しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
集中力を上げるためにガムを噛んでみたり、コーヒーやエナジードリンクを飲む人がいるかもしれませんが、これでは根本的解決になりません。
疲れの元となる原因を取り除くことを考えてみましょう。