若きリケジョに捧げる”スプツニ子!”の作品3選

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この記事は 2016年06月28日に更新されました。

スプツニ子!って?

ボストンと東京を拠点に活動する現代アーティスト。

日本人の父とイギリス人の母を持つ1985年生まれの現在30歳。
マサチューセッツ工科大学メディアラボの助教に28歳の若さで就任したスーパーリケジョ。

イギリスのインペリアルカレッジロンドンで数学と情報工学を専攻、卒業後プログラマーとして働いたのち、イギリス王立芸術院で美術を学んだ経歴を持っています。

リケジョとしてのジェンダー論や科学技術の深刻な問題を取り上げながらも、見事にポップで可愛らしく表現された彼女の作品は国内外で高い評価を得ています。

若いリケジョに自信を持って欲しいと語っており、彼女の姿に励まされるリケジョも多いです!

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ムーンウォークマシン、セレナの一歩

東京都現代美術館で開催されていた『うさぎスマッシュ展』で展示された作品。
「どうして今まで月に降り立ったのは白人でマッチョの男性だけなんだ!」という作者の気づきからこの作品は制作されました。

なんとNASAとのコラボレーション!

「わたしだって月へ行って、ハイヒールでダンスしたい!」という願いを胸に、月面に女性の足跡をつけるべくムーンウォークマシンの発明に熱中するセレナの姿が描かれています。

生理マシーン、タカシの場合

女装が趣味の主人公・タカシは、女性に憧れるあまり、女性特有の生物現象である生理までも身につけるために生理体験マシーンを作る、というストーリーです。

このマシンは婦人科医の協力を経て制作されていて、実際に5日間かけてタンクから流血し、下腹部の電極には電流が流れ、鈍い生理痛を体験することができます。(怖い!!)

なぜ多くの女性を苦しめている生理は今の技術を持ってもなくならないのか、このままリケジョが減っていったらどんどんテクノロジーやサイエンスが女性の生きづらい方へ進んでいってしまう、とスプツニ子氏は警鐘を鳴らしています。

カラスボット☆ジェニー

ジェニーは毎日研究室にこもりっぱなしで人間と話すことに疲れてしまったリケジョ。

そこでジェニーは動物で最も複雑な会話構造を持つとされるカラスと会話をするべく、カラス語の収録されたカラス型ロボットを作る、というストーリーです。

カラスは人間のように住むところによって言語が異なるため、このカラスボットには当時作者が拠点にしていたイギリスのカラス語が収録されています。実際にカラスボットはイギリスのカラスとコミュニケーションをとることに成功しています!

実はテクノロジーによって自然と人間を近づけることができるのではないか?というコンセプトが興味深いです。

いかがでしたか?

ミュージックビデオ形式の作品なので普段アートやサイエンスに馴染みのない人も楽しめますし、作品中で流れているオリジナル曲もミュージシャンの方が制作しているのでとても素敵です。
作品の背景もインタビューなどでたくさん語られているので、リケジョの皆さんのみならず、気になった方はぜひ調べてみてください!

大学のリケジョについて、もっと知りたい人は是非この記事も読んでみて下さい!