国立大学の8割で文系学部がなくなるかもしれない件

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国立大学の文系学部志望の人には無視できないニュースです。

今年6月、文部科学省が文学部や経済学部など人文社会科学系の学部や大学院がある国立大学に対して、教員養成系や人文社会科学系の学部や大学院について、廃止や社会的要請が高い分野への転換に努めるなど、組織と業務全般を見直すよう通知を出し、それに対して約8割の国立大学が再編を検討しているとのことです。

先月いっぱいで文部科学省に提出することになっていた来年度から6年間の中期目標の素案に、人文社会科学系の見直しをどのように盛り込んだか尋ねたところ、学部などの「廃止」を検討している大学はありませんでしたが、「再編して新たな学部などを設ける」が11校、「具体的な内容は未定だが、再編を検討する」が8校、「定員を減らす学部などがある」が6校、「教育目標を明確にした」が3校、それに「国の方針を踏まえたものではないが、再編を盛り込んだ」が7校と、何らかの見直しを予定している大学が83%に上ることが分かりました。
このほか、すでに検討を終え来年度から新たな学部を設けるという大学もあり、国立大学の人文社会科学系が大きく変わろうとしていることが浮き彫りとなりました。

引用:人文社会科学系学部がある国立大 8割が再編検討

まだ明確に「廃止」を検討している大学はなく、あくまで来年から6年間の中期計画の素案に盛り込んでいるということなので、すぐに文系学部がなくなるという訳ではなさそうです。

しかし現在の国の方針は、明らかに文系を廃止して理系への転換を促しています。

文科省の一部から、教育コストがかからない文学部系は私学に任せて、理工系に集中させないと税金を投入する意義を問われると財務省から言われているといった発言があることなどから、

・経済に役に立たない国立大の文系学部は廃止するべき。
・産業に役に立つ理系学部に税金の予算を投下するべき。
・文系学部はたくさんある私立大学に任せる。

といった方針のようなのです。

滋賀大学では、この文部科学省の方針を受けて2年後から文系と理系を融合させた「データサイエンス学部」を2年後に開設する方向で検討しているとのこと。

この先数年で、国立大学の文系学部が大きく再編される可能性がありますので、国立文系学部志望の受験生は今後の国立大学の動きを十分注意して見て行きましょう!