学術的にも証明されている、東大・京大生の使うスーパー暗記術

goukaku-suppli_2015-09-17_10-02-37.jpg

心理学者エビングハウスの導いた「忘却曲線」によると、皆さんがせっかく覚えた事柄も、わずか1時間後には50%以上を忘れてしまい、1日後にはもはや25%しか覚えていないそうです。

もちろん、暗記の方法や内容によって差はありますが、人間は忘れる生き物なのです。しかし、受験では本番まで覚えていなくてはいけないことが大量にあります。

この矛盾をどうするか、という受験生の永遠の悩みを克服してきた先輩達が、学術論文の内容を踏まえて、「スーパー暗記術」を紹介します!

スーパー暗記術①「Retrival 暗記法」

★インプットに時間をかけても仕方がない?

まずは、2008年に科学雑誌Scienceで発表された「The Critical Importance of Retrival for learning」という論文で紹介された暗記法を紹介します。

“Retrival”とは「なくした物を取り戻す」という意味。つまり「忘れたものを思い出す」というアウトプットを最も重視するのがこの暗記法です。「暗記」というと、長い間、単語帳や参考書を何度も読んだり(インプット)、参考書に線を引いたり、同じ単語を何回も書いたりすることが大事だと思われてきました。

しかしこの論文の発表後、インプットだけでは暗記に効果がないということが分かったのです。

★効率の良い「忘れ方」と「思い出し方」

ではどのように「Retrival」すればいいのでしょうか? 論文によるポイントは4つです。

  1. インプットしたすぐ後の「思い出し」が特に有効
  2. 「忘れかけていたけど、なんとか思い出せた」という状況が効果的
  3. 5~7回「思い出す」ことで記憶はほぼピークに達する(6回思い出すのと10回思い出すのではほぼ差がない)
  4. これで100%完璧に記憶できるわけではない

この4ポイントに、難関国公立大学生の経験を加えて合格サプリが開発した暗記術を次の項目で紹介します!

★「暗記スケジュール」と「補習ノート」を作ってTRY !!

重要なことは、必ず全項目を1つ1つ思い出すということです。すなわち、正しく思い出せたものを除外していくようなやり方はせず、全部に関して真面目に思い出してください。

人間は正しく思い出せると、「もう完全に覚えたから大丈夫」と考えがちです。しかし論文で記憶に関する自己評価が全く当てにならないことが実証されました。サボらずにこの方法にしたがってみてください。
最新学術研究論文×難関大学生の経験 スーパー暗記術1.5~10分程度で30~50項目をインプット
最新学術研究論文×難関大学生の経験 スーパー暗記術
2.上から順に意味(一問一答なら答え)を隠して思い出していく。一番下までいってから答え合わせ。これを計6回繰り返す。1回にかける時間は5分程度
最新学術研究論文×難関大学生の経験 スーパー暗記術
3.次に単語(一問一答なら問題)を隠して思い出していく。一番下までいってから答え合わせ。これは1回だけ。一週間後の日付を「暗記ノート」に記載
最新学術研究論文×難関大学生の経験 スーパー暗記術
4.1週間後に暗記テストとして2を行う。この時は思い出してすぐ答えを見てOK。5秒以内に思い出せなかったもの、間違えたものは「補習ノート」(普通のB5ノート)に書き出す。「補習ノート」を用いてまた1~4を行う

京都大学 星野先輩

スーパー暗記術②「構造化暗記法」

★目次を活用して暗記する

あらゆる教科で知識の構造化に威力を発揮するのが「目次」です。そもそも最大限構造化されているので、目次を読むことで教科全体の流れを把握したり、覚え漏れ学習漏れをなくして弱点を予防したりすることもできます。

★知識の整理、構造化で「思い出しやすく覚える」

例えば、AKB48の顔と名前を覚えるとしたら、ランダムに覚えるより、チーム別かつ年齢別などにした方が明らかに覚えやすそうですよね。このように階層化することで、暗記が効率的になります。

他にも例えば、地学で地質年代を覚えるなら「古生代はカンブリア紀とオルドピス紀と…」と覚えるのではなく、「古生代は6つ、中生代は3つ、新生代は3つ」と先に大枠と項目数を覚えることで、思い出すときに「もう1コあったはずだけどなんだっけ…?」といった感じでモレ無く思い出すことが容易になります。

東京大学 土田先輩

スーパー暗記術③「五感フル活用暗記法」

目・口・耳・鼻・体全てを使うことで、知識に関連する情報を増やして覚える方法です。書いたり声に出したりするだけでなく、全身をフル活用することが重要。

脳科学者の茂木健一郎さんも「鶴の恩返し暗記法」といって、他の人に見られては恥ずかしいくらい大声を出したり、歩き回ったり転げ回ったりして覚える方法をオススメしています。

また、見落としがちなのが「香り」です。匂いは海馬に信号が伝わるため、最近の研究では嗅覚と記憶の密接な関係が指摘されています。アロマなどを使うのもありですよ!

関連記事:こっちの方が絶対はかどる!五感フル活用新勉強法を伝授します!
上智大学 平峰先輩

スーパー暗記術④「バーチャルクラス暗記法」

歴史や数学などストーリー性のある暗記で重要なのは、「大まかな流れ」と「キーポイント」の2つを押さえることです。そこでオススメなのが1人で模擬授業をすることです。

先生が授業をする時は、全体の流れを踏まえた上で、間違えやすいところや重要なところは強調し、さらなる理解のために補足の情報を入れたりします。そして、そういうところが、学校のテストや入試で出題されるのです。

大まかな流れとキーとなる部分が頭に入ってなければ授業はできません。すなわち、授業がしっかりできれば、その部分は覚えていると言えるのです!

また、ロザンの宇治原さんも言っていましたが、模擬授業をすることで、自分が分かっていない部分を即座に認識できるというメリットもあります。

早稲田大学 山下先輩

スーパー暗記術⑤「セパレーション暗記法」

長めの文章を覚える時に有効なインプット術です。「合格サプリは / 東大早慶などの / 現役大学生が作る / 新感覚受験情報誌です。」のように意味の区切りにスラッシュを入れ、意味の塊ごとに覚えていきます。先に文の構造が頭に入るので、例文暗記などにオススメです。

東京大学 菅井先輩

スーパー暗記⑥「流し読み暗記法」

特に理科や社会では教科書内容を暗記するほど理解することが重要です。まずは読む回数を増やすこと。このとき、じっくり読む回と流し読む回を交互に行うことが大事です。

流し読む時は、常に次の展開を「思い出し」ながら読んでください。また、流し読みはスムーズさと素早い理解が大事。新聞や現代文の教材などで新しい文章を次々読むくせをつけ、速読を身につけましょう。

東京大学 丹羽先輩

まとめ

スーパー暗記術いかがでしたか。全部に共通して言えることは「思い出すことの重要性」そして「集中と継続が大事」ということです。みなさんも決してあきらめることなく暗記に励んでください!