はじめに
私が行きたかった大学に行くためには、センター入試で8割以上の点数が必要でした。
歴史は好きだったのですが、知識が一定の単元に偏っていたため全般的に点数がまったく取れませんでした。
しかし予備校の講師から教わった、「年号、出来事、関連する人物」を意識して覚え、歴史の流れをつかむという勉強の仕方をしたおかげでセンター入試でも9割以上点数を取り、大学では社会科の教員免許まで大学で取ることができました。
高3春〜一問一答では点数がとれない〜
すでに勉強をはじめている生徒も多い中、私は自分が歴史好きだから大丈夫という根拠の無い自信をもっていましたが、高3春に受けた模試で日本史の結果が悲惨な結果となり、予備校に通いはじめました。
そこで出会った先生が言われた「一問一答だけを覚えてるような奴は点数なんか取られへん。縦と横のつながりや。セットと流れで覚えるんや」という言葉が私の考え方を根本的に変えました。言われた時は意味がわからなかったのですが・・・。
高3夏〜とにかくセットで覚える〜
先生が言われたのは「春から夏に基礎を作る。勉強媒体は参考書や教科書だけではない。テレビ、本、なんでもいい。ただ必ず単語だけ覚えるのではなく、出来事があったらその年号、人物もセットで覚える。その出来事があったから、次にどの出来事につながるかを覚える。時間をかけてでも必ずそれを意識して覚えていくことが重要」ということでした。
この言葉に強く共感した私は自分が知っていた知識が他の知識とどんどん結びついていくのを実感していきました。
具体的にしたことは、テレビを見てても問題集を解いてみても必ず一つのキーワードに対して最低三つの関連することを一緒に覚えてしまう。これをひたすらに繰り返していました。
このときに使っていた参考書は「日本史B 用語集 (全国歴史教育研究協議会)」でした。
この参考書を常に眺めながら問題文とその用語をひたすら関連づけて覚えていたのです。
高3秋から冬〜キーワードから連想していく〜
このあたりからやっと本格的な問題集や過去問に取り掛かっていきましたが、自分が勉強していた中で覚えたキーワードが一つでも出れば、それに関することがいくつも頭に浮かぶようになっていました。
センターの過去問と併用して使っていたのは
「詳説日本史B(山川出版)」でした。過去問を解いている中で覚え切れていないものを覚えながら、また、流れを意識して勉強したため、年号や時代の順番がからむ問題に非常に強くなっていました。
これをセンター入試まで続けた結果、目標としていた9割を大きく超える点数を取ることができました。
▼日本史のキーワードの連想についてさらに詳しく書いた記事はコチラ
おわりに
社会の勉強は問題集や教科書だけじゃない、という言葉が一番強く記憶に残っています。
クイズ番組や歴史マンガ、インターネットなど媒体はなんでもいいのです。
ただ、それを眺めるだけなのか、関連することまで一緒に覚えようとするかという違いだけだと思います。
そういった普段の心がけが、センター試験での得点アップに繋がります!
最後までその心がけを忘れず、9割をとるために勉強を頑張り続けましょう。