【完全版】センター試験・リスニングで9割とるための勉強法・対策法

はじめに

センター試験で使う科目の一つ、リスニング

ほとんどの大学で用いる、とても大切な科目ですが、他の科目と比べて配点が低いためか、つい対策が疎かになりがちですよね。

また、数学や社会と違って、勉強しなくてもそこまで悪い点数を取りにくいため、油断してしまう人も多いのではないでしょうか。
しかしリスニングは配点が50点分もあるので、これを落としてしまうのは国立志望の受験生にとっては相当痛いでしょう。

今回は、みなさんの盲点であるセンターリスニングで高得点を取るための勉強法と設問別の対策ポイントを紹介します!

短期間で伸ばすリスニング勉強法

英語という科目は性質上、理科や社会などの暗記系の科目とは違い短期間で、成績が上がることは難しい科目とされており、どうすれば良いのかと頭を悩ませている受験生も多いと思います。
しかし、筆記では文法問題やアクセントなどの暗記で短期間で伸ばせる要素があります。
ここからは、私も実践していた短期間で9割まで伸ばせるリスニング対策を紹介したいと思います。

step.1 参考書を決める

使用する問題集はセンター試験の過去問でもマーク形式問題集でも、どんなものでも構いません。
しかし、スクリプト(放送音声の本文)が解答・解説に掲載されている問題集を使用しましょう。

step.2 まずは普通に解く

先述のような問題集で3回くらいを目安に普通に解いていきます。
そして、答え合わせをします。
その3回分の正答率が現在の自分の実力です。

step.3 音読をする

次にスクリプトを見ながら10回ほど、音読をします。
聴こえた通りにできるだけ正確に発音できるようにシャドーイングという方法で、音声の後を追いながら発音しましょう。

どういう風にすればいいのかわからない人は、以下の動画(クリックすると40秒弱の動画が開始します)を参考にしてみてください。

step.4 聴いた音声を書き取りをする

何も見ないで、音声を聴きながらスクリプトの書き取りをします。
問題集の音声を聴いて内容を聞き取れるようにしましょう。

以上、1から4までの手順を繰り返してください。
普通にリスニングをして内容が聞き取れるようなレベルまで繰り返すことで、自然と高得点を取れるようになってきます。

リスニング本番で高得点を取るためのポイント

1.事前に設問を読んでおく

よく言われることですが、とても大切です。

放送が始まる前に押さえるべき3点

「どんな状況」で「どんな話題」について話しており、「何」を聞き取るべきなのか、この3点は放送が始まる前に必ず確認しておきましょう。

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(平成27年度第四問B)
例えばこの問題、設問と選択肢をざっと見るだけで、
「ヘレンケラー」について話していて、「ヘレンケラーが日本に来た理由」「ヘレンケラーが秋田犬を欲しがった理由」「Kamiとはどんな犬なのか」が問われていることが分かります。

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こんな感じでキーワードになりそうなところにあらかじめ、線を引いておくと、設問を選ぶ際にそれぞれの設問のどことどこを比較すればいいのか明確になるのでおすすめです!

設問を読むタイミング

とはいっても、前の設問に解答してから次の設問に移るまでの時間はそれほど長くはありません。
「じゃあ、いつ設問を読んだらいいのか…」

センター試験では英文が2回繰り返して読まれます
みなさんは、この2回目の放送の時間をどう過ごしていますか。

1回目にメモを取りながら英文を聞き、2回目に聞きそびれたところを聞き直して解答するという人が多いのではないでしょうか。

しかし、事前に設問を読んでおけば、1回目の放送が終わった時点でほとんど全ての問題が解けるはずです。そうすれば、次の設問を読む時間も確保できるはずです!

1回目の放送:聞く
解答時間:設問に答える
2回目の放送:自信のないところだけ聞く
解答時間:次の設問を読む

2.すべての単語を聞き取ろうとしない

先ほど言ったように、事前に設問を読んでおけば「注意して聞くべき箇所」と「そうでない箇所」が分かります。

全ての内容を理解しようとする必要はないので、キーワードだけ拾って理解するようにしましょう。

3.メモはできるだけ簡潔に

「リスニングはメモすることが大切だ」「たくさんメモを取れ」
私は、高校時代、そう先生に教わりました。

しかし、メモを取ることに集中して重要な個所を聞きのがしてしまっては意味がありません。

内容をすべて書き取る必要はないので、その設問を解くうえで本当に必要な個所だけメモを取るようにしましょう。文章の形でメモを取る必要もありません

数字が登場する問題は必ずメモを取るようにしましょう。

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スクリプト
W:Did the meeting start on time?
M:No, it was delayed an hour and a half.
W:What time was it supposed to start?
M:1:30

(平成27年度第一問)
例えば、この問題、
「1時間半遅れ、もともと1:30から」とだけメモしておけば、解答が導けますよね!

4.分からなくても何かしら埋める

二回放送を聞いても聞き取れなかったとき、つい手を留めて考え込んでしまいますよね。

私も、あれこれ考えて、次の設問に移るギリギリの時間でマークした結果、次の設問に取り掛かるのが遅くなり、また聞きのがして…とドミノ倒しのように崩れてしまった経験があります。

聞き取れなかった問題はどう考えても絶対に分かりません。潔く次の設問に移るようにしましょう。
事前に、「分からなかったときはこの番号にマークする」というように決めておくといいですよ。

また、全ての問題の放送が終わった後、もう一度、前の設問に戻って解答する時間はほとんどありません。後でマークしようと思って忘れてしまったということがないように、あてずっぽうでもいいので何かしらマークするようにしましょう。

センター試験・リスニングで9割取るための設問別に押さえておきたいポイント

最後に、センター試験・リスニングで9割取るための設問別に押さえておきたいポイントを紹介します。

第一問(配点:12/50)

設問形式は、「短い対話文を聞いて、問題の質問に対して正しいものを選ぶ」ものです。
放送される長文の長さも4行程度と短く、選択肢自体も短いので、難易度は全ての設問の中で一番低いです。センター試験で高得点を狙うためには、この分野で満点を取らなければなりません!

ポイント①:即答しないでよく聞く

放送文が短いからとつい、油断してしまいますが、意外とひっかけが多いです。
早とちりしないで、細部までよく聞くようにしましょう。

スクリプト
M: What happened? You’re late.
W: There was a traffic jam, and it took twice as long as usual to get here.
M: How long does it usually take?
W: Twenty minutes.

(平成27年度第一問)
この問題、最後の「20分」に惑わされて即答してしまうと、間違えてしまいます。
二行目が聞き取れないと、正しい答え「40分」は得られません。

ポイント②:(イラスト問題)事前によく見比べておく

センター試験で定番のイラストの問題です。物の数や配置、色を問うものが多いです。
文章が短いため、ぼんやりしていると聞きのがしてしまうので、選択肢同士であらかじめ「どこがどのように違うのか」よく確認しておきましょう。

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(平成27年度第一問)
この問題では、マウスとコードの位置が問われています。

第二問(配点:14/50)

設問形式は「短い対話文を聞いて、最後の文章に対する応答として正しいものを選ぶ」ものです。

ポイント①:場面を想像しながら話の流れだけ聞き取る

この設問では細かい部分はほとんど問われません
具体的な数値や地名に注意を向けるのではなく、話の大まかな内容だけを聞き取りましょう。

ポイント②:会話特有の慣用表現に注意

センター試験でよく出題される「Why don’t you~?(~したらどうですか)」もその一つです。

こうした、会話的な表現が選択肢の中に含まれていることが多いです。
どれも基本的なものばかりですが、参考書などで確認しておきましょう。

例)
why not・・・ぜひ、もちろん
go ahead・・・どうぞ
no way・・・まさか!
come on・・・さあこい!

第三問(配点:12/50)

設問形式は、
A:対話文を聞いて、問題の質問に対して正しいものを選ぶ
B:放送文を聞いて、グラフを埋める
となっています。

グラフを埋める問題はセンター試験特有の問題です。慣れるまでは苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか。
一つ間違えると、他の空所もずれてしまうことがあるので注意が必要です。

ポイント①:グラフの内容を事前に確認しておく

放送される文章量も多く、数字や地名、人名が次々と登場するため、設問箇所に的を絞って聞かないと、聞きのがしてしまいます。

「グラフの内容」「空所の部分」は最低限、押さえておきましょう。

また、この手の問題は
放送文の中に登場する「AはBよりいくつ多い」「BはCの何倍」「Dは最も少ない」というような比較文がヒントになることがほとんどです。

問題文に書かれている数値には事前に目を通しておきましょう

ポイント②:人名・地名に注意

この問題の厄介なところは、人名や地名がたくさん登場するところです。

発音を間違えて覚えていると、設問の中で読み上げられても聞きのがしてしまうことがあるので注意しましょう。放送前にどんな単語が読み上げられるのか確認しておきましょう。

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(平成25年度第三問B)
「Vietnam」「Russia」は注意して聞かないと、聞きのがしてしまいそうです・・・。

第四問(配点:12/50)

設問形式は「放送文を聞いて、問題文の質問に対して正しいものを選ぶ」というものです。
文章量も多く、一番難易度の高い設問です。ここで満点を取れれば、かなりの高得点が狙えます。

ポイント①:放送内容・設問内容を確認しておく

「満点を目指せ!センター試験 リスニングのコツ」でも紹介した通り、この設問では、事前に内容をある程度知っておくことが大切です。

特にBでは、放送文の長さがとても長いので、目的をもって聞かないと、大切な個所を聞きのがしてしまいます。

筆者自身が苦手だったセンター・リスニングで9割取るまでの体験談

何を言っているのかわからない

私は、受験に関しては私立を受けることは決まっていましたが、センター利用も考えていました。
センターでよい点を取ることができれば少なくとも全滅という事態は避けられると考えたからです。

ご存知の通り、センター試験の英語には筆記問題とリスニングがあります。このリスニングで結構苦労しました。

英会話教室に通っていたはずなのに・・・!

リスニングに最初は自身がありました。小学校の頃にECCに6年間通っていたこともあり、オーラル関連には自信がありました。
中学校での中間・期末テストでリスニングがありましたが、他の生徒が苦労している中、ほとんど満点でした。

高校になってリスニングをすることもなかったのですが、高校3年生の最初の頃の模試でリスニング問題を受けることになりました。

それがほとんど解けなかったのです。

理由はまず何を言っているのかわからないということと、問題を解く時間が自分には足りなかったが挙げられます。
そんな状態でしたから、模試の結果がいいわけがありません。

英語で初めて40点台の偏差値を取りました。

あまりにひどくて逆に笑えてしまう位でした。

さて、どんな試験でも高得点を取りたければ他の問題を捨てるということはできません。

センター試験でもそうですが、リスニングを捨てるということはできない選択でした。

「単語の発音がわからない」ことが問題

文章自体は難しいものではないのに・・・

とりあえず、リスニングの練習をすることにしました。とりあえず聞いて、とりあえず解答をして、解説を読む。解説やスクリプトを読むとそこまで難しくありません。しかし、リスニングになるとやはりできません。

その理由を考えてみると色々な考えが思い浮かびました。
まず、英単語の発音を実は知らなかったということです。もちろん中学で習うような単語なら大丈夫なのですが、高校の最初レベルで習う単語だと実は間違って覚えていたということがありました。

例えばdangerは「ダンガー」と読んでいました。

発音が分からないと当然リスニングが出来ない

英文を読んだり、書いたりする分には問題はないのですが、リスニングに関しては大問題でした。そこで、音声付きの単語帳を買い、単語の発音も含めて覚えるようにしました。

ごくごく簡単なものでも単語の発音だけを聞いて、その意味が頭に思い浮かべることができるようにするのは大変でした。しかしこれをしないとリスニングはできないので、とりあえず頑張ることにしました。

英語をネイティブのように理解する、そして道は開かれた

アメリカの幼稚園児でも英語が喋れる

もう一つの問題は、英語を英語文のまま理解していないという問題です。なんとなく、アメリカ人の幼稚園児はスムーズに英語を話すことができるのに、なんで大人の日本人が英語を話せないのだろうと思った時のことです。

結論として、日本人は英語を日本語で訳してから理解するから、理解に時間がかかるのだと思いつきました。

そこから、英語を英語のまま理解できるようにすればリスニングもできるようになるのじゃないかと思うようになりました。

日本語と英語は文構造が異なる

日本語は主語が最初で述語が最後のSOV構文、英語は主語が最初で次に述語が来るSVO構文です。リスニングの際にはSVO構文をSOV構文に直してから読もうとすることはできません。SVO構文のまま理解することが必要です。

そのためには、リスニング以前にリーディングの際にこの習慣を身に着けないと実力が頭打ちになると感じました。そんな時に行っていたのがスラッシュリーディングです。文を主語、述語、目的語などで切りながら読んでいくやり方です。

こうすると、文内にある単語の順番を入れ替えなくても文を理解できるようになります。例えば、I gave you a present. という文であれば「私は、あげた、あなたに、プレゼント」と頭の中で読み、それでそのままの状態で文の意味を理解している状態になります。

本番は練習通りの結果に

音だけ聞いて理解できる単語も増え、英文を英文のまま理解できるように練習していくとそれ相応にできるようになってきました。
後は、初めて聞いたフレーズや聞き取れにくかったものに関しては繰り返し聞き、慣れるようにしました。

後は問題をできるだけ解き、経験値を増やしていきました。
センターの過去問もやりましたが、リスニングに関しては90%位の点数をしっかりとれるようになっていました。

センター本番でもリスニングの点はいつも通りの点数でした。

センター全体としては悪くはない得点でしたが、結局一般受験で自分が希望していた関関同立レベルの大学に合格することができました。

自分にあったやり方を見つけよう

高校生活の最後の一年を英語の成績と常に戦ってきた一年でした。
成績が伸びずに苦労したこともありましたが、後半から少しずつ伸びてきたのを覚えています。

学んだことは、ただやみくもにやってもしょうがないということです。
できないことにはできない理由があります。

それを探し当てて、それに対応することが大切です。

勉強したけどダメでしたというのは、そのやり方がダメだったということになります。

それならば、別の方法を考えてやるしかありません。

しかし、成功する方法は必ずあります。過去成功した人はたくさんいるのですから。

最後に

苦手な分野があれば重点的に対策をし、リスニングを得意科目にしましょう!
センターリスニングは、難易度自体はそれほど高くないので、コツをつかめば簡単に解けるようになるはずです。

リスニングの過去問はセンター試験のホームページからも簡単にダウンロード出来るので、ぜひ練習してみてくださいね!