センター日本史で満点を取って東大に現役合格した勉強法

2.高2の終わり~高3秋

高2のセンター試験同日模試は50点代

そもそも私の高校は、二年生の時に日本史A(近現代史)、三年生になってから日本史B(全時代)を履修する高校でした。二年生の頃は英数国の勉強が中心で、日本史の勉強なんて定期試験の前に詰め込むぐらいしかしていませんでした。

ですから、高2のときに受けたセンター試験同日模試は50点台…とても東京大学合格からかけ離れた点数でした。

中高一貫校の生徒は、もう高2が終わるころには通史が終わっているというのに、自分はまだ何も手を付けていない!さらに、その年の東大入試当日に日本史の東大入試問題を入手したのですが、全く何を言っているのかさっぱりでした。焦りが芽生えてきました。

そして私は高2が終わるころから本格的に日本史を勉強し始めたのです。

私は通史の授業を、高2の終わりから受け始めた塾の講座に頼り切っていました。

その復習として、先生から勧められた『30日完成スピードマスター日本史問題集―日本史B』(山川出版社)を使っていました。とても薄い参考書ですが、見開き2ページに60問も穴埋め問題がついていて、これを完璧にすれば決して日本史が苦手ということはなくなるでしょう。受験直前まで重宝しました。

また、『入試に出る 日本史B 用語&問題2100 改訂第2版』(Z会出版)も使いました。

これは一問一答の問題集なのですが、見開きの右のページに知識事項がよく整理されていて、とても使いやすい参考書でした。これも知識の補填に使いました。

この頃に内閣総理大臣の名前と順番を覚える

さらにこのころ、塾の先生に内閣総理大臣の名前と順番の重要性を説かれ、必死に「イクヤマイマイ…ヒシヨカアヨ…」と覚えていきました。

通史と同時並行で東大入試の対策も進めていきました。

私の場合、「通史が終わってから東大の対策」というのは、時間切れで破綻することがわかっていたので、古代の通史が終わったら東大の第一問(古代)の対策、中世の通史が終わったら東大の第二問(中世)の対策…という風にやっていきました。

ちょうど夏ごろに近世の通史が終わり、東大の第三問(近世)の対策ができる具合になりました。

もう秋に入ると焦りが頂点に達し、近現代を自分で進めていくことにしました。そして、この時になってやっと、高2の時に先生の言っていた内閣総理大臣の重要性に気づきました。

総理大臣別に出来事を頭に入れていけば、近現代なんて楽勝だったからです。もう一度言いますが、内閣総理大臣の順番と各内閣の時に起きた出来事だけは絶対に頭に入れるようにしてください。

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