センター日本史で満点を取って東大に現役合格した勉強法

6.『詳説 日本史研究』の使い方

私はこのように『詳説 日本史研究』を使っていました。

①東大の過去問に出てきて、わからなかった部分に黄緑線や黄緑文字の書き込みをする。

②連想できなかった部分は緑線や緑文字の書き込みをする。

センター試験の過去問、マーク模試、予想問題集に出てきたが、知識が怪しかった部分、もしくは「連想」で思い出すことができなかった部分は緑線や緑文字の書き込みをしましょう。

その際に、関連する歴史用語どうしや年号を四角で囲って直線でつなぐのが良いです。

③模試で出題された部分は青線や青文字の書き込みをする。

東大模試や塾のテストゼミで出題された部分、つまり自分が受験する年の入試問題で的中する可能性が高い部分は青線や青文字の書き込みをします。

④「へぇ〜」と思った部分はオレンジ線やオレンジ文字で書き込みをする

通史の復習、過去問に出てきたテーマの復習のために通読していて、「へぇ~」と思った部分にはオレンジ線やオレンジ文字で書き込みをする。特に、前章で述べたような抽象化された文章が記されている部分は、積極的にオレンジ線を引いていくようにしましょう。

こうすれば、模試や入試の直前にどこを重点的に復習すればよいか一目瞭然です。私も受験当日まで『詳説 日本史研究』は役に立ちました。皆さんも是非活用してください。

⑤執筆者一覧に自分の名前も書きこんでおく。

(ちょっと恥ずかしいですが・・・笑)
名立たる教授陣の中に自分の名前があると、頭良くなった気がしませんか?私は受験生時代に、これだけ分厚い参考書を書ければ(書いた気持ちになれば)、大学入試なんて余裕だと思いこんでいました(笑)
是非皆さんもやってみてください。(必ずしもやる必要はありませんけど!)

詳細日本史研究の細かい使い方

実際に僕が使っていたものです。こんな風に本がボロボロになるまで書き込みました。

おわりに

少しは日本史ができそうな気持になっていただいたでしょうか。冒頭にも述べたとおり、日本史は努力すれば必ず点に結び付く科目です。日本史で足を引っ張るような、もったいないことは絶対にしないでください。

そして日本史を勉強するうえで、必ず心がけてほしいことがあります。

それは、歴史というものを必ず身近に感じるようにすることです。

私の友人に、「友達の誕生日は覚えられるけど、年号は覚えられない」と言っている人がいます。その友人いわく、自分の関心のないことは覚えられないそうです。

歴史は、我々に全く関係のない、疾うの昔の人々の物語ではありません。どんなに小さな身近なものにも、必ず歴史があります。

そして、皆さんの一つ一つの行動が、新たな歴史を紡いでいるのです。皆さんの受験の歴史に「勝利」の二文字が刻まれることを、蔭ながらも期待しています。




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