推量の助動詞「らし・まし」

【1】( )に入る推量の助動詞「まし」を適切な形に活用しなさい。
(1)もしあら(     )ば、この僧の顔に似てん。(徒然草・六〇)
(2)雪降れば木毎に花ぞ咲きにけるいづれを梅と分きて折ら(      ) (古今集・冬)
    

【1】の解答
(1)ましか
下に接続助詞「ば」があるので已然形になります。
訳:もし(しろうるりというものが)あったならば、この僧に似ているだろう。

(2)まし
文末なので終止形となります。
訳:雪が降ったので、どの木にもどの木にも白い花が咲いたことだ。いったいどれを梅の木だとして他の木と区別して折ったらよいものだろう。

【2】( )に入る推定の助動詞「らし」を適切な形に活用しなさい。
(1)欲りせしものは酒にしある(     )。(万葉集・巻八)
(2)夕されば衣手寒しみ吉野の山にみ雪降る(      )(古今集・巻六)

【2】の解答
(1)らし
文末なので終止形が来ます。
訳:欲しがったものは酒らしい。

(2)らし
文末なので終止形が来ます。
訳:夕方になると袖のあたりが寒い。み吉野の吉野の山に雪が降っているらしい。

【3】次の文中にある助動詞「まし」の文法的意味を答えなさい。
(1)家にありて母が取り見ば慰むる心はあらまし死なば死ぬとも(万葉集・巻五)
(2)なほ忍びてや迎へましと思す。(源氏・須磨)

【3】の解答
(1)反実仮想
訳:家にいて母が看病するならば気が晴れることもあろうに。死ぬなら死ぬとしても
(2)ためらいの意志
訳:やはり人目を忍んで迎えようかとお思いになる

「まし」の意味判別

・~せば・・・まし
・~ましかば・・・まし
・~未然形+ば・・・まし

→反実仮想

疑問語~まし→ためらいの意志

おわりに

どうでしたか?

特に「まし」はたくさんの意味がありますが、確実に判別できるようにこつこつマスターしていきましょう!




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