入試が変わる!センター試験廃止後の大学入試

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この記事は 2017年05月11日に更新されました。

こんにちは、ライターのありさです!

これから大学入試を受ける方であれば誰もが気になる入試改革の話題。

これまで30年近く続いてきたセンター試験が廃止されるのですから、受験を控えている方は詳しく知っておきたいですよね。

今回は、センター試験が一体なぜ、そしていつから廃止されるのか、また、新しい入試方式がどのようなものになるのかを調べてみました。

新しい入試の対策法もまとめてみたので、ぜひ参考にしてください!

センター試験廃止って?

大学受験の第一関門であるセンター試験。

年に一度、受験生が一斉に受けるおなじみのテストです。

そんなセンター試験がなくなるって一体どういうことなのでしょうか?

なぜセンター試験が廃止されるの?

グローバル化が進む現在、文部科学省は、将来の日本、そして世界を担う人材を育成するため大きな入試改革を行おうとしています。

その一環としてセンター試験を廃止し、新しい入試方式を導入しようと考えているのです。

なぜセンター試験ではいけなくなったのか。

それは全てマーク式のセンター試験では、知識の量勝負、つまり暗記さえしていれば解けるような問題ばかりになってしまい、個人がもつ思考力や発想力などを判断できないという理由が背景にあります。

変容していく現代社会、たった一つの考え方に凝り固まらない柔軟な思考力が求められる世の中になっているのです。

センター試験はいつから廃止されるの?

センター試験が廃止され、新しい入試方式になるのは2020年度からです。

これは2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、翌年度から変わるということです。

つまり、今の高校1年生が、今まで通りセンター試験を受ける最後の受験生となります。

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センター試験に代わる新しい入試方式とは?

現在、センター試験に代わるものとして、新しい2つのテストの検討が進められています。

大学入学希望者学力評価テスト(2020年度〜)

センター試験に代わる新しいテストは「大学入学希望者学力評価テスト(以下、評価テスト)」と呼ばれています。

名前の通り、大学に入学する者を選抜する試験であり、センター試験と意味合いは変わりません。

センター試験は全てマーク式でしたが、評価テストでは、マークシートに加え記述式での解答が導入される方針です。

当面の間は、国語と数学で記述問題が導入され、短文(数十文字以内)で記述する形式になります。

そして、新学習指導要領に沿って出題科目や形式が変わる2024年度、つまり今の小学5年生からは評価テストの出題・解答方法が大きく変更されます。

CBT方式(Computer Based Testing)、つまりコンピューター上で出題・解答をすることになります。

さらに、2024年度からは記述の量がぐっと増え、300文字程度までの長文記述問題も導入するとのことです。

高等学校基礎学力テスト(2019年度〜)

評価テストとは別に「高等学校基礎学力テスト(以下、基礎学力テスト)」というテストも検討されています。

この基礎学力テストは、高校までに身につけた基礎学力を測り把握すること、そしてその結果をもとに高校教育の質を向上することを目的としています。

つまり、基礎学力テストで知識や技能を測り、評価テストで大学進学するにあたって求められる思考力や判断力などを測るということです。

当初は大学入学者選抜にも基礎学力テストの結果が使われるという話でしたが、2022年度まではこのテストは大学入学者選抜には使用されないことが明示されました。それ以降も、入試に利用するかどうかは検討していくとのことです。

実施方法については、こちらもCBT方式が検討されており、コンピューター上で受験することになる可能性があります。

実施時期や回数、対象の学年、受験科目等は各高校で決められるような仕組みになるということです。

大学個別入試はどうなる?

基礎学力テスト、評価テストの後に行われる大学個別の入試はどうなるのでしょうか?

国公立の大学であれば原則として、センター試験と、大学ごとに行われる2次試験の合計点で合否が決まります。

これまで2次試験は多くの大学が記述式の筆記試験を行ってきました。

しかし、評価テストが導入されて以降は、評価テストの点数に加え、各大学ごとに小論文や集団討論、プレゼンテーション、面接などを取り入れて総合的に個人を判断できるようにするなど、個別試験の多様化が進むことが考えられます。

これらは現在、私立大学の推薦・AO入試で用いられることが多いですが、これからは国公立大学でもさらに活用されるということですね。

この個別入試改革については2015年度から順次実施されており、すでに東京大学や京都大学、大阪大学などでは導入されています。

浪人生はどうなるの?

先述の通り、この大学入試改革は2020年度、現在の中学3年生から始まります。

センター試験を受ける最後の学年となる高校1年生は、もし浪人してしまったら、翌年度は新しく始まる評価テストを受けなければなりません。

これまでのマーク式とは違った記述の問題の対策もしなければならないので、負担はかなり大きいものとなるでしょう。

浪人生のための救済措置があるのかどうかはまだ明らかになってはいませんが、浪人しないようにするのが懸命です。

新しい入試方式にどう備えれば良いのか

新しい入試で求められる力は、ズバリ「思考力」「表現力」「判断力」です。

評価テストでは記述問題が出題されるようになるため、これまでとは違い、自分が伝えたいことを文章化する表現力が重要になってきます。

思考力と判断力についてはマーク式のセンター試験でもある程度必要ですが、評価テストではさらにその力が求められる問題が多く出題されるようです。

ただ単に暗記しているだけでは解くことはできない、考えさせられる問題が中心となるので、当然テストの難易度はセンター試験と比べて上がることが予測されます。

普段からたくさんの問題を解くことも大事ですが、きちんといかに質のよい学習ができるかが重要です。

問題を解いた後に正誤を確かめるだけだけではなく、自分の解き方や考え方を見直し、問題を解く過程も大切にするようにしてみてください。

英語においては、TOEICやTOEFL、TEAPなどの外部試験を利用してリーディングとリスニングのみならず、ライティングとスピーキングの力も見ることが検討されているので、英語を「書く」「話す」練習をすることをおすすめします。

学校の先生を活用して英作文の添削をお願いしたり、日常的に英語を聞いて耳を慣らしておくと「書く」「話す」力はグンとのびます。

今から定期的に外部試験を受けて訓練しておくのも良いかもしれません。

また、各大学の個別入試においては、個人の主体性や協調性などといった面も、集団討論や面接などで見られる機会が多くなるので、人前で話すことに慣れ、自分の意見を論理的に話すことができるようにしておくと良いでしょう。

まとめ

今回はセンター試験の廃止、そして新しい試験についてまとめてみました。

新しい試験については、まだ確定していることが少なく、具体的な内容は分かっていません。

記述試験の採点や、CBT方式の試験に使う機械をどうするかなど未だ多くの課題が残っているようです。

大学入試がどうなっていくのか、今後も目が離せない話題です。

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