東大法学部の闇?常軌を逸したハーマイオニー制度とは?

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この記事は 2017年10月21日に更新されました。

東大法学部にまつわる都市伝説

多数の碩学を輩出し、日本の文系のトップに君臨する東京大学法学部。

近年の法学部不人気を受け、年々進学者が減っているこの学部ですが、著者は東大法学部が大好きです。

法学部人気に歯止めをかけるべく、今日はこの学部についての都市伝説をひとつ、みなさんに紹介したいと思います。

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東大法学部では1学期に100単位も修得可能!?

まずは単位の基本をおさらい

単位について、高校生の皆さんにはあまり馴染みがないかもしれませんので、少し詳しめに説明しますね。

大学では規定の単位数を修得することで卒業が認められます(あまり意識していないかもしれませんが、実は高校でも同じです)。例えば、慶應義塾大学の商学部では4年間でxx単位を取ることを卒業の要件としています。

大学にもよりますが、大抵の場合は
・90分授業を1学期間受講する
・期末に試験やレポートで合格と認められる
ことで、2単位分の単位が与えられる仕組みになっています。

多くの大学では1日5時限でカリキュラムを組んでいるため、月曜〜金曜で25コマの授業を履修することが可能です。つまり、取得できる最大の単位数は25コマ×2単位で、50単位となりますね。

同じ時限に複数の授業を受講することは原則認められていません。高校でも数学を受けながら、同時に体育の授業は受けれないですよね。それと同じです。

東大法学部生の時間割を見てみよう

その前提を踏まえた上で、これを見てください。

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この方は月曜から金曜まで全てのコマに授業を入れています。相当ストイックですが、やはり東大法学部なのでそういう人もいるでしょう。

問題は赤枠で囲んだ部分です。「おや??????」と思いませんか?

例えば月曜の2限。すでに「ヨーロッパ政治史」という授業が入っているにも関わらず、赤枠の部分では「アジア・ビジネス法」も履修することになっています。

同じく月曜3限や月曜4限、火曜2限や火曜4限にも1つのコマに2つの授業が入っていますし、水曜2限に至っては、1つのコマに3つの授業が入っているという相当パンクな状況に陥っています。

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重複受講を可能にするハーマイオニー制度

なぜこのようなことが可能なのでしょうか?

実は東大法学部では、過去に一度受講した科目は、それ以降の学期に他の科目と同じ時限に開講されていても受講が可能となる、という仕組みになっているのです。

先ほど「同じ時限に複数の授業を受講することは原則認められていない」と述べましたが、東大法学部はこの例外に当たるということですね。

この制度、東大法学部生の間では、「ハーマイオニー制度」と揶揄されています。

『ハリーポッターとアズカバンの囚人』で、ハーマイオニーが逆転時計という魔法の道具を使って、1コマに複数の科目を掛け持ちしていたことが名前の由来です。

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彼女の勉強に対する常軌を逸した姿が、東大法学部生と重なるからでしょうか。このネーミングには絶妙な親和性が感じられます。

1学期に100単位だって修得可能

ハーマイオニー制度のおかげで、東大法学部生はわずか1学期の間に何単位でも取れてしまうわけです。

東大法学部の卒業に必要な単位は90単位ですが、たとえ4年生の後期に90単位残っていたとしても、過去に50単位分の授業を受講さえしていれば、理論的には卒業が可能ということになります。

もちろんさすがにそこまでファンキーな方はいませんが、噂では4年生の後期で56単位とって卒業された猛者はいらっしゃるようです。

そういえば、2018年度進学者から「早期卒業」という、これまた常軌を逸した制度も始まるみたいなので、これと組み合わさることで、非常に使い勝手のいい制度になりそうです。

東大法学部の早期卒業制度については、また別の記事で書きたいと思います。

なぜこんな制度があるのか

なぜ東大法学部はこのような制度を認めているのでしょうか。

これは私見ですが、ひとつには東大法学部の単位認定の基準が高いことがあるのではないかと思います。単純にいうと、「試験が難しすぎて単位を修得することが非常に困難」ということです。ある科目では、受講者のうち単位を取れない生徒が半数以上に登ったこともあります。

必修科目(卒業する上で必ず取らなければいけない科目)の単位を取れなかったら、次の学期以降に再チャレンジするしかありません。

しかし仮にハーマイオニー制度がなく、その科目の受講でコマ数が消費されてしまうとすると、その分他の科目を受講できなくなってしまいます。

これは学習上非効率だということで、東大法学部はハーマイオニー制度を定めたのではないでしょうか。ハーマイオニー制度は、東大法学部の温情的措置なのですね。

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