【一夜漬けvs計画的に勉強】どちらが効率よくテストで良い点取れるか調べてみた

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はじめに

高校生のみなさんが一度は経験したことのある悩み、一夜漬けと計画的に勉強するのとではどちらが効率よくテストで点を取れるか。

みなさんの中には、試験期間の前々から十分な準備をして臨むという人もいれば、なかなかやる気が出ず、結局一夜漬けで短期間に済ませてしまう人もいると思います。

今回は実際にどちらが効率が良いか調べてみました。

記憶のメカニズムについて知っておこう

まずは記憶のメカニズムについて説明しましょう。

短期記憶と長期記憶

そもそも記憶には長期記憶短期記憶の二種類があります。

短期記憶とはその名の通り、人間が短い間だけ物事を記憶できる仕組みのことで、一度に記憶できる物事の数は5〜9、覚えていられる時間は一般的に数十秒〜数分と言われています。

一方、長期記憶というのはより重要度の高い物事が短期記憶から移されてきたもので、記憶の持続時間はより長くなります(数年から数十年にいたる場合も)。

 

短期記憶を長期記憶にするには?

短期記憶を長期記憶に移すには主に二つの方法があります。

一つ目は反復練習です。同じことを繰り返し練習して記憶に定着させるというものです。

二つ目は睡眠です。記憶が定着するのは主に睡眠中であると言われています。つまり長期間の安定した記憶には反復練習と睡眠が不可欠だと言えるでしょう。

 

記憶のメカニズムから考える一夜漬け

ここで一夜漬けした場合を考えます。

一夜漬けとは読んで字のごとく一夜(一日)で仕上げようとするものですから、当然繰り返し復習する時間は限られてしまいます。また一夜漬けは多くの場合、徹夜を伴います。徹夜するということはすなわち睡眠時間が確保できないということ。

以上の理由から一夜漬けは記憶を定着させる上では効率が良くないと言えるでしょう。たとえ、たまたまその試験は乗り切ったとしても記憶が定着していないため、すぐに内容を忘れてしまい、後々のことを考えれば効率が良いとは言えません。

 
加えて、人間は睡眠時間が短いとその後の作業のパフォーマンスが低下するという研究結果もあります。この点を考えても一夜漬け(≒徹夜)した上で試験に臨むのはあまり効率が良いとは言えませんね。

実際に一夜漬けで勉強してみた

実際、一夜漬けと計画的に勉強するのとではどちらが良い点数を取れるのでしょうか。合格サプリのメンバーに協力してもらい、簡単な実験を行いました。

①漢検準一級の問題からなるテストを実施する。
②3人のグループを2つ作り、片方のグループには1週間勉強してもらい、もう片方のグループには前日のみ(徹夜で)勉強してもらう。
③2つのグループの成績を比較する。

ちなみに、参考までに漢検準一級レベルの問題はこんな感じです。

①アッケにとられる。 答:呆気
②家にヒサシを取り付けた。 答:庇
③シャクネツの太陽 答:灼熱

徹夜で勉強グループの結果
A:19点
B:26点
C:41点 
平均:28.7点
※50点満点

計画的に勉強グループの結果
D:37点
E:39点
F:47点
平均:41.0点
※50点満点

まず、徹夜で勉強したグループには、41点という高得点を取った人がいますが、残りの二人は点数が伸びていません。また、総じて解答欄の空欄が多かった上に微妙に漢字が違うなど、細部まできちんと覚えきれていない印象がありました。

一方、計画的に勉強したグループは、三人とも高得点をマークしており、安定した結果が出ていると言えます。また、解答欄の空欄率も低く、両者の平均点を比較しても、その差は歴然としています。

やはり計画的に勉強するのが一番!

以上の内容をまとめると、試験で良い点数を狙うなら、一夜漬けで済ませてしまうよりも、計画的に勉強した方が効率が良いと言えそうですね。

これは実際、科目ごとに見ても明らかです。例えば、英語はたくさんの単語や文法事項を基礎に成り立つため、日頃からコツコツと進めていかなければならないのは言うまでもないでしょう。

数学や理科は、内容を理解するのに一定の時間を要する場合が多いため、一朝一夕にして仕上げるのは難しいでしょう。社会や古典といった暗記色の強い科目は、記憶のメカニズムを考えると、日頃から反復的に練習することで長期記憶に結びつけるのが効率的だと言えます。

まとめ

 いかがだったでしょうか。多くの先輩の経験や科学的な根拠を鑑みても、やはりテストで良い点を取るなら計画的に勉強した方が効率が良いと結論づけられます。テストで良い点を取りたいみなさんは一夜漬けに頼ることなく、日頃から計画的にコツコツ勉強するようにしましょう!