とってもユニークな落ち着き方
―次に、受験の話に移りたいと思います。受験で大変だったことはありますか？
私すっごくあがり症で、試験の時も手汗がひどくて…。いっつも問題用紙がふやけてしまうくらいだったんですよ（笑）
―それは大変ですね（笑）何か緊張をほぐすルーティンを作りましたか？
はい。各教科終わった後、休み時間に入る度に外に行って、母に電話していました（笑）！
―面白いですね（笑）二日間休み時間に待機してくれているなんて、良いお母さんですね。
後は、手にお気に入りのハンドクリームをあらかじめ塗っておいて、試験中に慌てたとき、そのハンドクリームの香りを嗅いで落ち着くっていうこともしてました！
―なるほど、廣澤さんの緊張のほぐし方はユニークで面白いですね。お気に入りの色の文房具を揃えておくっていう人もいますもんね。
そのハンドクリームを持ってきてくれました！
「あの人」に会えると良いですね！
―廣澤さんの入学時の科類は、文科三類ですよね。理転して、進学先を工学部にする事はかなり早い段階から決めていたんですか？
そうですね。私の高校は、高２になる時に文理選択をしないといけなかったんです。その時、ずっと理系志望だったのに、何故か直前のインスピレーションで文系に変更してしまって（笑）文系の授業が始まって、「やっぱり文系の授業は合わないな」って（笑）でも理転するのは難しいじゃないですか。
―そうですね。それで「進学選択」制度のある、東大を目指そうって思ったんですね。
はい！やっぱり物理がやりたくなりました。
―廣澤さんはどんなことがやりたくて現在の学部学科に進学したんですか？
私は公害や地球温暖化に関することがやりたくて現在の進学先を選びました。というのは、東南アジアやアフリカの水インフラの改善をやりたいんです。
―格好いいですね。何かその理由っていうのはあるんですか？
１つは、高１の時に、県主催の国際交流プログラムに参加したことです。もう一つは、これも高校生の時新聞で、富山県出身で海外の水インフラ改善事業に携わっている方の紹介記事を読んだことです。
―ほ～、その方に憧れてですか！いずれその方にお会いできると良いですね！
そうですね（笑）ただ、最近将来やりたいことが少しブレていて…。将来はCAさんになりたいと思っていたくらい、もともと飛行機が好きだったんですよ。CAになるには身長が足りなかったんですけど（笑）この夏に飛行機に乗る機会があって、やっぱり飛行機っていいな～って思いまして。
―そうなんですか。今のコースでも、航空系の勉強は出来るんですか？
ぶっちゃけ自分の今のコースと航空系とはあまり関係がないんですけど、航空関係の仕事に就いたとしても、今学んでいることをどこかで活かせたらいいなって思います。
―なるほど、まあ、まだまだいろんな可能性はありますからね！
そろそろ、３年生なのでしっかり決めないとですけどね（笑）
東大って「まじめ」なだけじゃないよ！
―では、東大に入って良かったと思うことを教えてください。
やっぱり、東大生ってホントに勉強だけしてきた人はいないと思います。周りはみんな凄い人達で…。そういう人達に刺激をもらうことが楽しいです。
―確かに、僕もそう思いますね。みんな何か一芸を持っていますよね。東大女子もやはりそうですか？
東大に入る前は「Theまじめ」だと思っていたんですけど、入ってからは東大女子って勉強するだけじゃなくて、普通に女の子なんだなって思いました。
―そういう意味では、東大も他の大学も変わらないですよね。
最後に…
―それでは、最後に地方出身の高校生に向けてメッセージをお願いします！
え、なんだろ…。出来ないとか、いけないとか、そういう既成概念や思い込みに囚われないでください。やってみたら、努力でどうにでもなります。
―じゃあ、ここにウジウジしている高校生がいるとして、ガツンと言ってやって、締めてください（笑）
なんて言えば…（笑）出来ないとか、良くないとかそういうことじゃなくて、行きたかったら東大目指して突き進めー（笑）！
―ありがとうございます（笑）
―以上でインタビューをお終いにさせていただきます。ご協力ありがとうございました！
高校時代の話、受験の時の話、そして大学で勉強していることや将来やりたいことまで、様々な内容をお話ししていただきました。将来の夢が決まっていることは、高校生の皆さんの大きな力になります。ぜひ、視野を広げて、いろんな可能性を追ってみてください。夢を実現できる場所、この東京大学でお待ちしています。
東大女子キャン運営委員会とは？
東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。
女子高校生向けのウェブでの情報発信や東大本郷キャンパスでのイベント開催をしています。女子高校生の進路選択を全力で応援しています！
