東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその3
今回インタビューした方はこちら!
お名前 | 刀祢晴菜(とね はるな) |
出身高校 | 私立清風南海高校(中高一貫 入学年度東大合格者4人) |
入学時の科類 | 理科一類(2016年度入学) |
進学先 | 理学部地球惑星物理学科 |
高校の部活 | 吹奏楽部 |
今回は東京大学理科一類2年の刀祢晴菜さんにインタビューしました!
遠方大阪から東大を受験に踏み切った刀祢さんを後押ししたのは親御さんの何気ない一言でした。それはいったいどんなだったのでしょう…??心温まるストーリーを楽しみにしながら以下のインタビューをお楽しみください!
なんで京大じゃなくて東大に?
―それでは早速東大を目指したきっかけを教えて下さい!
私は将来天気の勉強をしたくて大阪出身だからとりあえず大阪大学を考えたのですが、大阪大学には気象学を扱う学部がなくて…。せっかくなら高い目標持ちたくて、東大か京大を目指すことにしました。そこからは、もうそろそろ決めなきゃいけないという高3の時までなかなか決められませんでした。京大にはもちろん行きましたが、中3の学校行事で東大を見学したり、高3の夏に知り合いの紹介で東大の教授にお会いしたりして、実際に東大に訪れてみると東大の方が自分に合っていると感じました。それで東大にしました!
東大受験に向き合うと…
―たしかに刀祢さんのようにオープンキャンパスや文化祭といった行事に足を運んで実際に大学の雰囲気をつかむ方は少なくありませんね!では、特に地方から東大を受験するという点で大変だったことはありますか?
東京のように塾の選択肢が多くないことですかね…。私が住んでいたところは大阪の中でも中心部から離れていたので、阪大・京大対策している塾はあってもなかなか東大対策をしているところはありませんでした。東大対策をしているような中心部にある大きな塾に通うことも検討しましたが、そうすると通塾に往復で2時間かかることになってしまって…。それだと塾の行き帰りだけで疲れてしまうと思ったので、私は塾には行かずに勉強しました。

―女子で東大受験する人少なかったですか…??
同じ高校の同じ学年から5人受けて女子は1人でした。
―そのときの気持ちって…?
東大受けるって決めたときから女子が少ない覚悟はできていました。だから高3の東大模試の時は慣れた感じでしたね(笑) 東大模試や受験の時は、男子トイレは並んでも女子トイレは並ばないという現象にも特別な感情はなかったですね(笑)
―東大受験あるあるですね笑 トイレに関してはちょっと得した気持ちになりますけどね…
―東大受験するにあたって工夫したことやアドバイスがあったら教えてください!
部活中はもちろん、引退しても塾に行かないからこそ自分で勉強するべきことを自分で探してやる必要がありました。高3まで部活をやっていてスタートも遅いと思っていたので、問題数をこなすより質を重視しました。1問をいかに身につけるかということですね。
―具体的なおすすめの参考書などありますか?
学校で配られる、全体網羅している問題集を中心に使って、足りないところを別の問題集で補充しました。
化学:「有機化学演習」(駿台文庫)
数学:「入試問題集」(数研出版)、「教科書だけでは足りない 大学入試攻略 整数」(河合出版)
あと参考書を選ぶ際のコツもあります!本屋にいるときは、勉強しようっていうモチベが一番上がっていて一番分厚い参考書や問題集を買ってしまいがちですが、結局やらずじまいになってしまうこともあります。だから本屋ではこのくらいちょろいや!って思う一番簡単な薄い本を買うことを意識していました!
―参考書あるあるですね笑 あえて薄い本を選ぶ、とてもいいポイントですね!!