東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその11
今回インタビューした方はこちら!
お名前 | エミリー |
出身高校 | 岩手県の某高校 |
入学時の科類 | 文科一類(2016年度入学) |
進学先 | 文学部 |
高校の部活 | 剣道部、英語ディベート部 |
今回は東京大学文科一類2年のエミリーさんにインタビューしました。数少ない岩手県出身のエミリーさん。彼女がどのような思いで高校生活・大学生活を送ってきたのかに注目です!
兼部、そして勉強との両立
―それではインタビューを始めさせていただきます。よろしくお願いします!
まずは高校生活について。部活は何をされていましたか?
剣道部と英語ディベート部を兼部していました。特に剣道部は人数が多く、友達が多かったです!
―兼部となると忙しそうですね…勉強との両立はどうでしたか?
それはもう、勉強と部活の両立は大変でした。剣道部の活動は夜遅くまであるし、学校の宿題も多かったんです。塾には通っていなかったのですが(というよりそもそも塾がありませんでした笑)、それだけでとても忙しかったです。
―塾に通わず自分で勉強できるなんてすごいですね…!どこで勉強していたのですか?
受験期には、息抜き以外は基本、家にひきこもっていました。もう必死に勉強していましたね!
東大受験者の必読本はドラゴン桜…!?
―それでは、東大を目指したそもそものきっかけを教えてください!
小学生の頃に、従妹の家でドラゴン桜を読んだのがきっかけです。小学校・中学校と成績が良い方だったので、私でも行けるんじゃないか!と思って目指しました。なので、学問の世界で有名になりたいとか、官僚になって日本を支えたいみたいな理想像はないです笑
―ドラゴン桜、なつかしいですね!実際にこうして影響を受けて目指した人も少なからずいそうです。

受験生時代に使った勉強道具
地方出身、女子だからこそ…
―地方出身だからこそ、東大受験にあたって苦労したことなどはありますか?
はい、先輩に東大合格者がいなかったというのが大きな悩みでした。東大受験のアドバイスなどをもらえたら良かったのにと思います。また、周りに東大を目指す人はいたのですが、少数ということもあって受験や勉強法などを相談しづらかったです。
―たしかにそうですよね…地方では、身近に東大生や東大受験者はそうはいないものですよね。加えて、女子として苦労したことはありますか?
私自身は特にありませんが、周りには「岩手から出ないで」と親に言われる友達が多くいましたね。私の親はその辺りに理解があったので東大受験を応援してくれました!ただ、やはり女の子は遠くに行ってほしくないという親世代の考え方は残念ながらあるのだと思います。地方は東京などに比べてもその傾向が強いのではないでしょうか。
―その結果、地方の女子が東大受験を諦めてしまうことは多いのでしょうね。親のサポートがあるかどうかなど、周りの環境はとても大事なんですね。
1人で上京…!!受験日当日の気持ち
―では受験当日などのお話を聞かせてください。まず東大受験のためにいつ・どのように上京しましたか?
受験前日に新幹線で上京したのですが、わたしは1人で上京したので、家族や友達と一緒にいる人を見ると寂しかったし不安でした。前日にキャンパスを1人で確認したのですが、その時も集団で見学している人を見ると寂しかったですね…なので家族についてきてもらうのをおススメします!
―そうですね、やはり1人は心細いですよね!!受験当日はどのような心境でしたか?
当日は、試験を受けている時は問題に集中できていたので良かったのですが、やっぱり1人でご飯を食べている時は不安になったので、誰か知り合いがいるといいかもしれないですね。地方出身にとってはなかなか難しいですが…
―たしかに、お昼は友達とピクニックをしていたという子の話を聞いたこともあります。塾や高校の友達があまりいない地方出身者にとっては休み時間なども心細いですよね。