【東大女子 山梨】東京で抱いた憧れを原動力に!夢に向かって研究に励む理系東大女子!

東大生ってこんな人達

―ここからは東大に入学してからのことを聞いていくね。東大に入ってよかったことは?

周りの人が優秀!あとサバサバしてる!みんな自分のことに集中してて、あんまり他人に干渉しない。女の子でもドライな子が多くて、いわゆる女子のドロドロな人間関係みたいなのがない。

―大学内に女子の友達多いんだっけ?

少ない!両手で収まる。(笑)
クラスと学科だけ。だから今のは理系女子の話ってことね。

―やっぱり理系だと女子はほんとに少ないよね。それについてはどう思う?もっと女子増えてほしい?

どっちでもいいな。優秀な人であればどっちでも。

―東大って受験者と合格者のどちらも女子は2割くらいで変わらないから、特に女子がたくさん落ちてるわけではないんだよね。どうして女子は東大受験に踏み出せないんだろうね?

多分女の子は浪人したくないっていうのが大きいんじゃないかな。だから挑戦できない、みたいな。私も親から絶対浪人はだめって言われてたから落ちたら早慶だった。

―早稲田大学や慶應大学といえばキラキラ大学生のイメージで、東大生は変わってる人が多そうというイメージを持たれがちだけど、実際のところどう思う?

世間のイメージはテレビに情報操作されてる感じがする。特に変わった人が多い大学とは感じないかな。
むしろ真面目な人が多いよね。東大生は真面目すぎるところが変っていう人もいるけど、スポーツ頑張ってる人は「スポーツマン」って良いイメージで、勉強頑張ってる人は「ガリ勉」って悪いイメージになるのが納得いかないな。
勉強を頑張るのは良いことだから高校生も気にしないでほしい。

将来は研究者!?

―東大の魅力って他にどんなところ?

やはり研究費とかお金が豊富にある。それが1番大きい。
何か研究で必要なものを買おうとして断られることがない。理系としてはありがたいよね。

―今は卒業に向けて研究を頑張っているということだけど、卒業後の進路はどう考えてる?

まず(大学院入試に合格したから)修士に進むのは決まってて、そのあとはドクター(博士課程)を考えてる。

―ドクターに進むことに不安はないの?

すごくある。社会から隔絶された世界だからね。生活面でちゃんと食べていけるかってことと、研究者としてやっていけるか、成功できるかってことの両方に不安がある。

―希望としてはドクター取った後も企業には就職せずに、アカデミックな世界(研究者の世界)でやっていきたいってこと?

アカデミア(アカデミックな世界とほぼ同義)にいたいとは思ってる。でもわからないなあ、ドクターやってみて無理だと思ったら就職するかもしれない。5年の院生活で見極めるつもり。修士の後に就職するのも可能性としてはあるけど、ドクターに行きたい気持ちが強い。というのも、実は、卒論をこないだ提出したら教官から「英語に翻訳して雑誌投稿(世界に向けて発信すること)していい」って言われたのね。そんなこともあって研究が楽しくて、ドクター欲が強くなってる。

―それはすごいね!今後もし就職するとしたらどんな業界がいいとかある?

今は何も考えてないけど、うちの研究室は外資系、金融系に行く人が多い。

―え?航空関係なくない?

うん、うちの研究室は航空に関係ないことやってるから。(笑)
渋滞学っていって、人の渋滞、車の渋滞、ネットワークの渋滞とかをシミュレーションするの。S_7592878332765

好きな勉強しかやりたくない!

―アカデミアでやっていきたいってことだけど、それは昔からの夢なの?

昔から深く考えることが好きだから向いてるのかなとは思ってた。
すごく小さいときは医者になりたいって言ってた。少し大きくなってくると物理とか宇宙とか理系の研究者になりたいと思うようになった。

―もともと勉強が好きだったんだね。じゃあ受験勉強も苦じゃなかったんじゃない?

めちゃめちゃ苦だったよ!(笑)
受験勉強は大嫌い。こないだの大学院入試も嫌々勉強してた。好きな勉強しかやりたくない!
とは言っても、やりたいことをやるために(受験勉強も)仕方なくやったけどね。(笑)

―研究者になることについて親はなんて言ってる?

いいんじゃないのって言ってる。私が努力して、自分で選択肢を広げてきたから好きにしていいよって感じかな。そもそもアカデミックなことに寛容な家庭ではあるね。

地方の高校生よ、東京に行ってみよう!

―ここまで色々聞かせてくれてありがとう!最後に、地方の高校生にむけてメッセージをお願いします!

地方って情報的に隔離されて井の中の蛙になりがちだから、もしできるなら1度東京に出てみてほしい。
東京の人たちって意識高い人が多いから、地元に帰ると人間関係なんかで悩んでる場合じゃないって気づかされる。
同じ世代の人たちからたくさん刺激をもらえてモチベーションが上がるはず!

―インタビューは以上です。本日はありがとうございました!

たった1人で東大を目指し、モチベーション維持のために東京に講習を受けに来ていたというのは斬新でしたね!そして東大の理系でも多数派ではないドクター志望ということで、研究者という夢と、そのきっかけについて聞かせてもらいました。
インタビューでも触れられていましたが、東大は研究するのにとても良い環境がそろっています。理系の高校生の皆さんにとっては非常に魅力的なのではないでしょうか!?ぜひ東大を目指してほしいと思います!

東大女子キャン運営委員会とは?

東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。

女子高校生向けのウェブでの情報発信や東大本郷キャンパスでのイベント開催をしています。女子高校生の進路選択を全力で応援しています!




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