東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその16
今回インタビューした方はこちら!
お名前 | 岸本華果(きしもと はるか) |
出身高校 | 市立堀川高等学校(非中高一貫、入学年度東大合格者数5人) |
入学時の科類 | 理科二類(2016年度入学) |
進学先 | 農学部国際開発農学専修 |
高校の部活 | テニス部 |
今回は東京大学理科二類2年の岸本華果さんにインタビューしました。長期休みのたびに大学や外部のプログラムに参加し、海外を飛び回る彼女の原動力とは…?有意義な大学生活を送る彼女のエピソードは必見です!!
高校生活のメインは委員会
―それではインタビューを始めます。よろしくお願いします!まず、高校時代のお話を聞かせてください!
部活はテニス部でしたが、メインの活動は委員会でした。私の高校では、ゼミに所属し、個人が研究したことを論文にして発表するという少し変わった授業があって、それをまとめる委員会の委員長をやっていました。
―大学みたいな授業があるんですね!その委員会で得たことが活かされたと感じることはありますか?
委員会で何かに飛び込んでいくことをたくさん経験できて、その蓄積で度胸がついた気がします(笑)大学生活の中で様々なことに挑戦できているのは、この委員会での経験のおかげだなと思います。
途上国の開発への興味
―東大を目指した時期やきっかけを教えてください!
東大を目指し始めたのは高2の冬くらいです。高校生の頃はあまり将来のことを考えていなくて、母親の勧めで薬剤師になろうと思って、家が近かった京大の薬学部を目指していました。薬剤師の仕事体験をしてみても、オープンキャンパスで薬学部を見学しても面白そうと感じられなかったのですが…。そうした中で、友達が東大を目指すと言っているのを聞いて、東大を調べてみたら進学選択制度があることを知って、それを魅力に感じて東大に志望を変えました。
―やはり進学選択制度は魅力的ですよね!理科二類を受験したのは、薬学部に行く可能性があるかもしれないと思ったからなのでしょうか?
いや、薬学部はあまり関係なくて、東大について調べた時に興味を持ったのが、私が今まさにいる農学部の国際開発農学専修というところだったので、理科二類にしました。途上国の開発などにもともと興味があって。
―高校生の頃からそうしたことに興味を持っていたのですね!興味のきっかけはありましたか?
メディアの影響と、高2の夏に参加した京都市のグローバルリーダー研修が大きかったと思います。その研修ではシアトルに行ったのですが、そこでビル&メリンダ・ゲイツ財団が支援を行っていた途上国の子供たちの展示を見て、途上国の現状に衝撃を受けました。それから途上国について意識するようになりました。
―そうなんですね。将来はやはり途上国支援などに関わる仕事がしたいのでしょうか?
そうです!まだはっきりとは定まってはいませんが、私の夢は世界の貧困問題を解決することです。地域によって状況は異なるし、貧困問題の解決の仕方も1つではないので、どんな問題に対してどんな風にアプローチしていくかというのを、様々なプログラムに参加したり旅をしたり飛び回りながら考えているところです。
上京にはメリットしか感じていない…!
―上京してから大変だったことなどはありましたか?
地方女子としての苦労はそんなに意識したことはなかったです。たしかに上京するのはさみしかったですが、一人暮らしは将来のためにもやっておくべきことだと思います。実際一人暮らしをして両親のありがたみや大変さも感じられました。上京することに関して、デメリットを感じたことはありません。
―東大は女子が少ないですが、そのあたりはどう感じましたか?
理科二類だと東大の理系の中では女子は多い方ですし、私はあまり男女関係なく友達になっていく人なので、そのあたりも苦労はしませんでした(笑)