離れると故郷のよさに気がつく
―東京に出たい、っていう感覚は私は東京出身なのでいまいちわからないんですけど、東京に出てきて地元と違うなと思うのはどんなところですか?
和歌山はみかん畑しかないから無条件に都会に憧れていました(笑)。具体的には、まず洋服屋さんがたくさんある!古着を見るのが楽しいです。あとは電車に乗って1人でどこへでもいける。
―古着好きなんですか!?私も最近興味出てきて見に行ったりしてますよ!
ええ!私は特にビックシルエットの服が好きなんですけど、部活同期に『サイズ間違ってんで』ってこの前言われました。
―私も弟に同じことを言われたことあります(笑)。他の大学に比べて服が好き!みたいな人は少ない気もするけど、東大生でも普通の趣味を持ってますよね。
確かにそうですね。東大ってそこまで変な人ばっかりでもないし、意外と普通の大学ですよね。
―少し話を戻して、和歌山出身の人は東大には少ないと思うんですが寂しくなったりしませんか?
結構寂しいです(笑)。特に最初は知り合いも誰もいない状態で上京してきたので・・・。でも授業とかクラスとかでたまに話したりして同じ和歌山出身の子を見つけるとマイノリティーゆえの嬉しさが湧いてきます。
―東京出身じゃ味わえない仲間感を感じられるんですね(笑)。
高校もバラバラなのにすごく嬉しくなりますよ(笑)。
―同じ高校の友達は東京にはやはりいないんですか?
近畿に進学している子がほとんどであんまりいません。だから普段会えない分電話すると長電話になったり、あとは帰省の時にめいっぱい遊んでいます。趣味が合う地元の子とは服を買ったり、お姉ちゃんとフェスに行ったり。
―いつもは離れている分仲良しの子の暖かさを感じられるというメリットもあるんですね!私の友達も帰省の時本当に楽しそうで、そういう時地方出身っていいなって思います。そういえば東大はいろいろな県から学生がきているから、長期休み明けには帰省話やお土産交換も多くて、楽しいな〜(笑)。