【東大女子 静岡】「保守的」な彼女が、なぜ東大を目指したのか?そして、東大がもたらしてくれたものとは?

東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその23

今回インタビューした方はこちら!

お名前 高橋 史佳(たかはし ふみか)
出身高校 県立浜松北高校(非中高一貫 入学年度東大合格者数11人)
入学時の科類 文科三類(2016年度入学)
進学先 文学部人文学科社会心理学専修
高校の部活 吹奏楽部

今回は東京大学文科三類2年(インタビュー時)の高橋史佳さんにインタビューしました!自分のことを「保守的」だと語る高橋さんは一体どのようなきっかけで東大を目指すことにしたのでしょうか?また、東大が彼女にもたらしたものとは?

部活少女だった高校時代

―今日はよろしくお願いします。早速ですが、高校では、吹奏楽をやられていたんですよね!

はい。結構ハードでした(笑)実は、小学校でアルトホルン、中学校以降はクラリネットと、ずっと楽器をやっています。

―おお、ずっと吹奏楽一筋なんですね…。

保守的なタイプなので(笑)あまり新しいことにチャレンジできないんです。習い事とかもダラダラ続けてしまいますね。

―それでも、1つのことをそれだけ続けられるのは素晴らしいと思います。吹奏楽をずっとやっていて何かよかったことはありますか?

良い仲間と出会えたことですね。部活の友達は、今も付き合いが続いている人が多いです。趣味が同じ人は性格も似ているから、気が合いやすいのかもしれません。

―それは、なんとなくわかるかも。自分も、高校時代の部活仲間は、大学が違っても未だによく会ってます(笑)

ですよね(笑)受験期にも、よく部活の友達と一緒に勉強していました。個人的な意見ですが、部活をやっていると、受験期の辛い時期に、「自分は部活をやりきったんだ」という気持ちや部活の仲間が支えになって頑張れると思います。高校で部活をやれるのは2年前後だけですし、全力で取り組んだ方がいいと思いますね。

―うんうん。自分も高校時代は割と部活一筋でした。必ずしも部活をやった方がいいというわけではないのでしょうが、中途半端になってしまうことは避けた方がいいのかもしれませんね。

東大を目指したきっかけは・・・

―保守的なタイプだという高橋さんですが、なぜ東大を目指すことにしたのでしょう?東大受験というのも、一種のチャレンジのようにも思えますが。

実際、1年生の最初の頃の進路調査では、東大と書くのが畏れ多くて、違う大学を第1志望にしていました(笑)やっぱり、どうしても東大は自分とは関係ない、雲の上の存在だという意識があって。

―それでは、何かきっかけがあったということでしょうか。

1年生の時の担任の先生が、「高橋の成績なら、勉強すれば東大に行けるんじゃないか」と言ってくださって。それで東大を選択肢として意識し始めました。あと、自分の中で大きかったのは、東大に行った卒業生の方が高校に来て合格体験談を話してくださったことです。実際に自分の高校から東大に行った人にお会いして、「こんな田舎の高校からも東大に行った先輩がいるんだ!」ということを、強烈に感じました。

―それは、機会に恵まれましたね。実際に東大の人に会うと、途端に身近に感じられますよね。

そう思います。あとは、私は高校の入学式で宣誓をしたのですが、そのあとに「入学式で宣誓をした人は大成しない」というジンクスを聞いてしまって。その通りになったら、なんか悔しいじゃないですか(笑)そのことも東大を目指すモチベーションになっていたかもしれません。
(※宣誓は高校入試の成績が首席だった人がやるという噂があるが、真偽は定かではないよう)

―ジンクスに打ち勝った高橋さん、かっこいいです!

受験期はのびのび勉強!?

―高校の時は部活に打ち込んでいたようですが、受験期になって苦労はありませんでしたか?

勉強は大変でした(笑)高2の3月で部活を引退して、それから受験勉強を始めたのですが、それまで部活一筋で、勉強に時間を割けなかった分、基礎からのスタートになってしまって。模試でもD判定ばかりでした(笑)

―部活をガッツリやっていると、受験が時間との闘いになるのは避けられないですよね。やはり、焦りなどはあったのでしょうか?

実はそうでもないんですよね。というのも、私はもともと浪人を覚悟していたんです。そのおかげで、プレッシャーも少なく、のびのび勉強できました。結果的に現役で合格できたという感じですね。浪人覚悟で東大を受験することを理解してくれた親に本当に感謝しています。

―2ヶ年計画だったわけですね。経済的な問題や親の理解との兼ね合いができれば、そういった選択肢もありますね。

そう思います。あとは、元々東大は雲の上の存在だと思っていたので、「挑戦するだけですごいことだ」と思っていました。自分でもポジティブだなぁと思いますが(笑)でも、そう思っていたからか、試験当日もあまり緊張しませんでしたね。

―それは確かにポジティブ(笑)でも、高橋さんのように前向きに考えることが、精神を強く保つ秘訣なのかもしれませんね。




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