【東大女子 滋賀】留学経験を生かし、社会へ進む!失敗しても挑戦し続ける強さの裏には?

経済の勉強が進路選びにも影響を

ー勉強の方はどうだったのでしょうか。T.Tさんはどうして経済学部を選んだのですか。

実は最初は法学部に行きたかったんですよね。でも、出願の時に、どうしても東大に行きたかったから、より合格しやすい文科二類にしました。進学振り分け(現在は進学選択)で法学部を目指せばいいかなって思って。でも結局入学後に教養学部で経済を学んだのが面白くて、自分の興味は経済に移っていったので、文二から進学しやすい経済学部を選びました。

ー経済学部からは民間企業に就職する人も多いですが、都賀さんはどうして官僚を目指したのでしょうか。

実は経済の勉強が影響を与えているんです。経済学部で勉強して、経済が安定していることが人々の生活の基盤になっていると知ったんですよね。ですが、今の日本の経済や社会保障のままでは、今の人々の生活の水準を維持できないんです。私が身近に接してきた滋賀でも、いろいろな経済水準の人が混ざっていました。そういう身近な人たちの生活に直結している仕事をしたいと思った時に、経済に結びつく財務を扱う仕事がしたいと思いました。

ー滋賀で触れてきた人たちのことが頭にあったのですね。そのことは大きな影響を与えたのでしょうか。

東大で出会う人たち、東京で育ってきた人たちとは、見てきた風景が違うなと感じることがたまにあります。

ー風景が違う?

私が接してきた友達は、親が大企業に務めているのが当たり前ではないし、切羽詰まった生活をしている人も見てきた。だからこそ、「親と同じように大企業に進んでいく」という東大あるあるではなく、公務員を目指そうと思うようになりましたね。

IMG_8589

無条件に頼っていい人たちに囲まれたこと

ー東大に入ってよかったことは。

やっぱり人に恵まれたなと思います。一番はサークルで出会った友達、あとはクラスの人たちも大きかったです!

ー本当にそうですね。今回もこうしてクラスメイトとして話を聞かせてくれているし(笑)東大のクラスの制度は特徴的ですよね。

本当にそう。クラスメイトも、上クラ(1学年上の同じ番号のクラス)の人たちも、利害関係なく無条件に助けてくれる人たちがいることは本当にありがたい。上クラの先輩は長い間顔を合わせていなかったのに、就活の時に色々教えてくれて助けてくれたし。私は東大の人たちが本当に好きだったな。

ー東大の人たちの特徴っていうのは何かある?

高校も勉強や部活に打ち込む人がたくさんいたけど、東大では何かに一生懸命になることが当たり前。みんな何でもできる上に、何かしらで飛び抜けていたりする。

ーそんな人に囲まれるのは居心地が良かったですか?

時々劣等感を感じてしまうこともあったけど、今思えば、そんな環境が「自分も頑張らなくちゃ」と思わせてくれました。就職を考えるときも、同じ道を目指す人がたくさんいて、相談し、助け合うことができたのはよかったかな。

ーそれでは、東大に興味がある高校生たちに、メッセージをお願いします。

地方にいると、近くの国立大学などを目指す人が多いと思うけど、育ってきた土地とは全く違う東京という環境に飛び出してみることも大切なこと。受験、特に浪人をしていたりすると、現実的な路線がいいのかなと感じることもあると思うけど、1回チャレンジしてみてほしいです。もしダメでも、他の大学でたくさん努力して輝いている人たちもたくさん知っているし、大学受験で人生の全てが決まるわけではないから。ぜひ冒険してみるつもりで東大を目指してみて。

ー以上でインタビューを終わります。ありがとうございました!

失敗しても、もっと上を目指してチャレンジし続ける積極性がとても印象的でした。学生生活で感じたことを生かして、社会人として活躍していく姿を応援したいなと感じました。

東大女子キャン運営委員会とは?

東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。

女子高校生向けのウェブでの情報発信や東大本郷キャンパスでのイベント開催をしています。女子高校生の進路選択を全力で応援しています!




皆さんの意見を聞かせてください!
合格サプリWEBに関するアンケート