東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその41
今回インタビューした方はこちら!
お名前 | N |
出身高校 | 都立小石川中等教育学校(中高一貫 入学年度東大合格者数15人) |
入学時の科類 | 文科三類(2016年度入学) |
進学先 | 教育学部教育社会科学専修 教育実践・政策コース |
高校の部活 | テニス部 |
今回は東京大学教育学部3年のNさんにインタビューしました!部活も忙しいなか、どうやって彼女は受験を乗り切ったのでしょう?また、独特すぎる、Nさんの東大を目指したきっかけとは??中高時代の心温まるエピソードをぜひお楽しみください!
個性豊かな高校
―まずはじめに出身校について伺います!都立で中高一貫って珍しいですよね。どんな学校でしたか?
うーん、変わった人が多い学校でした(笑)校風として変わっていることが良いこととされていて、個性が大切にされていました。自分のやりたいことを好きにやる生徒が多かったですね。例えば、エアーバイオリンしながら登校している生徒がいたんですけど、その人はみんなから引かれるどころか崇められていました(笑)あとは理数系に強くて、化学や物理オリンピックの優勝者もいました!
―すごい…!個性が尊重されていていいですね!
あと11月に行事週間というものがあって、体育祭、文化祭、芸能祭を1週間に詰め込んでやりました(笑)10月から11月はその準備でずっと忙しかったですね。
―そんなに詰めたら大変ですよね!
そうですね、たぶん受験への切り替えをスムーズにするために1週間に詰めたんだと思います。でも切り替えがうまくいかない人もいました。
―なるほど!それでは授業で何か特徴的なものはありましたか?
数学で特修クラスというものを先生が用意してくれて、20人くらいで放課後に発展的な数学の問題を扱いました。文系も理系も両方いて、受験対策ではなく難しい問題をみんなで議論しながら何通りもの解き方を考えました。それが楽しくて高3の1年間はこの授業に費やしたと言っても過言ではないですね!(笑)
―学校でハイレベルな問題を、しかもディスカッションしながら思考するのは面白そうですね!大学に入っても役立つスキルですし!

かけがえのない部活の仲間たち
―中高時代部活はテニスをしていたということですが、部活はどうでしたか?
部活はテニスをやっていて、週5~6回の放課後の練習に加えて、朝練や昼練もありました。上下関係は厳しくて、休むのも先輩に詳しく事情を説明する必要がありました。
―結構練習の多い部活ですね…
はい、でもその分、同期は本音で言い合える関係になりましたね。同期の中には高3の最後の大会に向けて、もっと練習量を増やそうと熱意のある人もいる一方で、私にとっては受験が第一でした。部活を第一にしている人の前で、東大を受験するにあたって、放課後練や朝練には行けないことが増えると伝えるのは結構勇気がいりました。部活をやめることも考えて勇気を出して伝えてみたら、「最後までみんなでやりきるのが目標だからNさんにはいてほしい」って言われて…みんな理解してくれたし、受験に対してもみんな応援してくれたんですよね!本当に思っていることを互いに言い合える関係でした!
―本当にかけがえのない仲間たちですね!!
はい!まだエピソードがあって(笑)、浪人していた時に塾に部活の同期が来てくれて、箱を渡してくれて。その箱を開けてみたら部活同期全員からのメッセージとキットカットが入ってて…自分以外の部活同期はそれぞれ違う大学に進学していたのに、わざわざ自分のためにメッセージを用意してくれて、本当に感激しました!泣きました!部活の練習に行けないことが多かったのに1年目では受からなくて、それでも自分を信じてくれる友達がいたことに感動しました!
―うわ~いい話ですね~!本当に仲間に恵まれていましたね!!
ほんと大好きな仲間たちです!
―家族はどう応援してくれましたか?
私は下に3人兄弟がいて、受験勉強中は正直うるさいなと思うこともあって(笑)口では「お姉ちゃん受からないよ!」とか言ってくるんですよ(笑)それなのに七夕の短冊には「お姉ちゃんが東大に受かりますように」って書いてくれてて…自分のことじゃなくて私のお願いを書いてくれていて、陰ながら応援してもらっていたんだなって気付きました!
―わ~心が温まるエピソードですね~!本当に家族や友達に恵まれていましたね!