はじめに
模試などで試験を経験していても、試験本番がどのように進むのか気になる受験生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、センター試験を受ける受験生に向けて、今年センター試験を受けたばかりの筆者が、センター試験当日の流れと、試験を受けて分かった試験当日の注意点をご紹介します。
この記事を読むことで、センター試験当日をシミュレーションして、実際の本番で緊張を和らげたり、思い通りの結果を出すことの助けになれば嬉しいです。
センター試験の基本情報
センター試験日程・試験開始時間
- 実施期日
平成31年度試験実施期日 平成31年1月19日(土)、20日(日)
平成31年度追・再試験実施期日 平成31年1月26日(土)、27日(日)
2019年度試験日程は以下の表のようになっています。
試験開始時間は、開門は各会場によって異なるため、受験票が配られたら確認しましょう。入場時間は、地歴公民は試験開始25分前まで、その他の科目は試験開始15分前までです。

センター試験の試験会場は?
試験会場は、全国の最寄りの大学や高校などで行われます。自分で会場を決める必要はなく、住んでいる地域や在学中の高校によって自動で割り振られます。
その情報は受験票に記載されています。受験票を見て、間違いのないように会場に向かいましょう。
センター試験の試験前日から試験当日までの流れと過ごし方(体験談)
ではここから、私自身が体験したセンター試験の試験前日から試験当日の流れと私自身どう過ごしていたかを時系列でご紹介していきます。
ぜひ自分自身に状況を置き換えて、イメージしながら読んでみてください。
試験前日20時30分:準備
試験に持っていくものは、前々日から用意していたため、それを再確認しました。
それが終わったらベッドの上で明日のシミレーションを頭の中でし、地歴公民の最終確認をしました。
試験前日22時30分:就寝
試験当日に眠くなることだけは避けたかったので、いつもより1時間早く寝ました。(起きる時間が早かったので、実質睡眠時間は変わっていません。)その日は、学校の授業もあり疲れていたため、すぐ寝付けました。
試験当日6時:起床
当日は、緊張のため朝4時に目覚めてしまいました。眠れなくても、起きているより寝転がっていた方がいいと塾の先生からきていたので、ベットの上で目を閉じていました。うとうとしている間に6時になりました。いつも通り朝食にパンとヨーグルトを食べ、家を出ました。
試験当日7時:出発
自宅から試験会場までは約1時間。電車での遅延も考慮して朝7時には家を出ました。試験会場の最寄駅から試験会場までは、歩いて15分くらいでした。長い道のりでたどり着けるか心配だったため、知り合いと一緒に向かいました。歩いている途中、高校の先生が待機していて、応援してくれました。私の場合、普段会っている人と接したことにより、リラックスできました。
試験当日8時30分:試験会場到着
大学に着いてから、看板で自分の教室を確認し、友達と別れました。教室に向かいながら、どこにトイレがあるかも確認しました。教室に着くと、意外と寒かったため持ってきた衣類で調整しました。
試験当日9時30分:午前中の試験
午前中の試験は地歴公民から。9:30〜11:40の試験でした。
前年より自分の苦手としている図から判断する問題が多くなっている気がしましたが、わかる問題から解くことにより、平常心を保てました。
試験当日11時40分:昼休み
お昼は、母の作ってくれた弁当と友達からもらったお菓子を食べました。午前中は地歴公民のみであまり疲れませんでしたが、午後は国語と英語だったため、集中力が欠かせないと思い10分ほどの仮眠をとりました。
試験当日13時:午後中の試験
午後中の試験は国語から。13:00〜14:20の80分の試験です。急に部屋が暑いと感じたりたり、問題が例年より難しく感じたりして、少し焦りました。
しかし、周りから難しかったという声が聞こえたので、「難しかったのは自分だけではなかったのだ」とうまく切り替えることができました。
次の英語も15:10〜16:30の80分の試験で、練習通りあっという間に終わってしまいました。最後のリスニングは17:10〜18:10で、イヤホンが模試の時のものと違ったこと以外は、普段通りでした。
試験当日18時10分:試験を終え帰宅
試験会場を出ると、外はもう真っ暗。友達と、明日の科目の話をしながら帰りました。帰宅後も1日目の夜と同じような過ごし方をしました。
センター試験を受けて分かった当日の注意点
試験当日を振り返ると、もっとこうした方が良かったな思うところもたくさんあります。そこで最後に私自身が試験を受けて分かった試験当日の注意点をご紹介します。
①遅刻してしまった場合も、とにかく早く大学につけるように努力する
試験当日,交通機関に遅れや運転の見合わせが生じているときは,試験場で試験開始時刻の繰下げ等を行うことがあるので、まずは受験票に記載されている「問合せ先大学」へ連絡し、試験場に向かいましょう。
開始から20分以内なら、入室して試験を受けることができるます(英語のリスニングを除く)。しかし、「地理歴史・公民」か「理科」を2科目受験する人は、入室時間に間に合わなかった場合、第1解答科目と第2解答科目の両方を受験できなくなってしまうので気をつけましょう。
②試験結果の後日通知はないので、自己採点をする
センター試験の自己採点は、新聞や東進ハイスクールをはじめとする様々な予備校のホームページで確認できます。予備校のホームページは、点数を打つだけで合否判定をしてくれるので便利です。
③試験中は、体を温められる工夫を
センター試験の会場となる大学は、最寄駅から歩く距離が長いことが多いです。制服で行く人が大半だと思いますが、女子の場合はスカートだと歩いている間に足が冷えてしまいそれによっておなかが痛くなることもありえます。
お腹にカイロを張ったり、体が冷えない対策をするといいですね。体調万全の状態で試験を受けるためにも、会場に着くまでの服装にも気を配りましょう。
④受験票を忘れたときも試験場へ
試験会場に到着してから、受験票を忘れたことに気付いた……。
そんな時は、家に引き返さず、とりあえず試験場に向かいましょう。
学生証や身分証明書があれば、試験場で「仮受験票」「仮写真票」の申請ができます。
⑤理科⓶と地歴公民を2科目受験する場合は要注意
文系の人は地歴公民を、理系の人は理科⓶(化学・物理・生物・地学)を2科目受ける人が多いのではないでしょうか。
1科目めと2科目めの間は、10分時間がありますが休憩時間ではありません。
したがって、私語、席を立つ、携帯電話や参考書を取り出すことはできません。
これらの行為は、不正行為になります。
もちろんトイレに行くこともできませんので、この科目の前には必ずトイレに行きましょう。
最後に
いかがでしたか。
模試などで試験を経験していても、試験本番は予想以上に思い通りにいかないことが多いものです。私自身も、まさか試験当日に緊張で2時間以上早く起きてしまうなんて思いもよりませんでした。
時間に余裕をもって試験に挑めるように準備をすることはもちろん、この記事を参考にして当日のイメージトレーニングをしっかり行い、最高の状態で本番を迎えられるようにしてください。
この記事が、センター試験を受験する受験生の参考になれば幸いです。