着実に力を伸ばし、現役時代からめざしていた一橋大に見事合格! 1年間成績が伸び続けた理由とは?

はじめに

1年でどれだけ成績を伸ばせるのか。誰もが不安に思うのではないでしょうか。

今回は、河合塾での浪人生活を経て一橋大学に合格された、渡邊啓太さんにインタビュー。

最初は、本当に一橋大に合格するのか、ハイレベルなクラスについていけるのかなど、不安を感じていたという渡邊さん。合格までの約1年間を振り返っていただきました。

今回インタビューした方はこちら!

お名前 渡邊啓太さん
出身高校 私立 尾道高等学校
大学・学部・学年 一橋大学・商学部・2年
現役時代の受験校と結果 広島大学 総合科学部文科系(不合格)
香川大学 経済学部(合格)
浪人時の併願校
(すべて合格)
慶應義塾大学 商学部
立教大学 経済学部・経営学部
中央大学 商学部・法学部
立命館大学 経営学部
河合塾入塾時期 高校卒業後の4月
河合塾在籍コース スーパー難関国立大文系コース

 

調べるほど一橋大が好きに

ー一橋大を志望した経緯を教えてください。

高校からのアドバイスや周囲の影響もあって、高1の頃から大学探しを始めていました。最初は、なんとなく大阪大学の法学部や筑波大学の社会学類を考えていましたが、高2くらい一橋大の法学部を第一志望に決めました。

当初はレベルが高く、名前がかっこいいと思っていたくらいで、特にこれといった志望理由はありませんでしたが、調べれば調べるほど、一橋大が好きになりました。

実際通ってみると、周囲の学生も一橋大が好きなんだなと感じます。一橋大は知れば知るほど「ここに行きたい」と思わせるような、良い大学だと思いますね。

ー渡邊さんが今、参加されている活動についてや、将来の夢を教えてください。

データデザインプログラムという学内の活動に参加しており、そこでは大学が企業とタイアップして、様々なプロジェクトを進めています。具体的には、SDGsに対する意識が今後どう伸びるかのモデルを作ったり、消費におけるサブスクリプションサービスの利用を調査したりしています。他にも町おこしのプロジェクトなどがありますね。

将来は、所属するファイナンス系のゼミで今学んでいる、財務コーポレートファイナンスをそのまま活かせる金融系の仕事に就きたいと考えています。

一橋大に出願できず、思うような結果が得られなかった現役時代

ーまずは高校時代の勉強について教えてください。

周囲には勉強すると言いつつ、実際は、あまり勉強を頑張った記憶はありません。部活動は将棋部に所属していましたが、3カ月に1回の大会に出るくらいで、普段の部活動には大して参加していませんでした。

日々の高校の授業は寝ずに聞き、定期試験の勉強もある程度はしていましたが、高校3年間で、1日10時間以上勉強したのは、夏休みに1回あるかないかくらいでした。本気で受験勉強を始めたのは、高3の12月頃です。本番1か月前に受けたセンター試験プレテストの得点率が72%ほどで、さすがに焦って真剣にやり始めました。

ー現役時代の受験結果はどうでしたか?

現役のときは、センター試験での点数が足りず、一橋大に出願しませんでした。かわりに、前期に広島大学総合科学部、後期に香川大学経済学部を受け、広島大学は不合格、香川大学は合格でした。

広島大の総合科学部を受験したのは、今でも授業を受けてみたいと思うくらい、文理融合の学びができる、面白そうな学部だったからです。また、香川大は経済学部が少し有名だったことから、経済学部を受けましたが、年季の入った校舎がイメージと違ったのと、経済学を学びたい訳ではなかったので、結局浪人を決めました。

実は、広島大には受かるだろうと思っていました。本番で問題文を読み間違えたのが敗因と考えていますが、問題を読み間違えても受かるくらい学力を上げておくべきだったので、勉強不足は否めないです。でも、浪人して一橋大に行けたので、結果的には良かったですね。

ー法学部志望だったということですが、今は商学部に行かれていますよね?

はい。浪人生の夏に、初めて一橋大のオープンキャンパスに行き、法学部ともう一つ、商学部の模擬授業を受けました。そこで受けた商学部の模擬授業がとても面白くて、「これはもう商学部にしないと」と思い、そこから商学部志望に変えました。

ハイレベルなクラスの環境に、入塾当初は不安を感じていた

ー河合塾入塾のきっかけを教えてください。

一番の理由は、家から近かったからです。現役のときは、塾に通っていませんでしたが、浪人するなら、信頼できる大手の塾に入ろうと考えていました。

ー河合塾に入ってみて、イメージと違うことはありましたか?

入塾前は、塾の先生と生徒は「教える人と教えられる人」といった関係で、授業以外での関わりは一切ないと思っていました。質問対応や過去問添削もお金がかかったり、頼んでも冷たくあしらわれてしまうのかなと思っていましたが、実際は、先生方はとても優しく、丁寧に対応してくださって驚きました。

塾は、冷たい、硬い場所ではなく、学校のようだなと、意外と温かいところなんだと感じましたね。先生方は+αで問題を配って、さらに解答を回収して添削してくださっていました。サポートは想像以上に手厚かったです。

ー入塾の際に、何か不安はありましたか?

河合塾に入った当初は、現役時代の受験結果から少し自信を失っていたこともあり、河合塾の優秀なクラスについていけるのか、かなり不安でした。僕は、現役のときは一橋大に出願出来ず、受かると思っていた広島大にも落ちてしまって、マイナスからのスタートという気分でした。浪人の最初のこの時期が、受験生生活で一番苦しかったです。

クラスのメンバーが、東京大学や京都大学に落ちて、浪人している子ばかりだと思っていて、実際には浪人を決めてから志望校を上げた子もいましたが、最初はそんなこともわからないので、自分だけ頭が悪いのではないか、このクラスでやっていけるのか、そもそも広島大に落ちたのに、一橋大に行けるのかといった不安が募りました。

高校時代とは比べ物にならないほど高度な授業についていくことが、僕の中では一番大事でしたね。よくできるクラスのみんなに負けないよう、頑張っていた記憶があります。

ー勉強を進める中で、不安を払拭できましたか?

河合塾自体に慣れたことと、成績が次第に上がっているのを実感して、意外とついていけているのかなと思うようになりました。河合塾で年3回実施されている、全統記述模試のクラス順位を参考にしていたのですが、第1回の13人中11位から、第2回では7位に上がり、当初までの不安はなくなりました。

授業についていくことを第一に、毎日塾に通い、少しずつ成績が上がるのを実感できた浪人生活

ー浪人生のときはどのように毎日を過ごされていましたか?

毎日必ず塾に行くことを目標にしていました。朝は9時半に始まる授業に間に合うように行き、授業のない時間は自習室で勉強して、夜は19時頃に帰っていました。土日も開いていたので、自習室に通いました。

1日の勉強時間は7時間ほどです。受験が近づくにつれ、だんだん増えていったと思います。夏休みも、スケジュール的には土日と同じように過ごしていましたね。毎日、意外と必死にやっていた気がします。

<渡辺さんの夏休み前の時間割>

9:30~11:00 英語長文総合演習T 漢文総合 英文法・語法T 古文(文系) 数学②T(ⅡB)
11:20~12:50 数学①T(ⅡB) 数学③T(ⅡB) 英語表現T 英文解釈T トップ文数フォロー
14:00~15:30 国公立大現代文 L・C(HRのような時間) 現代文 国公立大古文
15:45~17:15 センター生物基礎(1週おき) センター化学基礎(1週おき) 総合世界史講義演習
17:30~19:00 センター倫理政経 総合世界史講義演習
19:15~20:45 世界史論述

ー授業の受け方について教えてください。

基本は、テキストの問題を予習し、授業で解説を受けるスタイルでした。

英語や国語の授業では、解答用紙に解答を作ってきて、先生が回収して添削してくださることもよくありました。数学では、模範解答が配布されなかったのですが、板書で解法がすべて網羅されていました。授業終了後は、自習の時間に内容を見直したり、わからなかったところを先生に聞きに行ったりして復習しました。

一番身になったと感じているのは、河合塾で一番難易度の高いTテキストを使った数学の授業です。数学のTテキストの問題は非常に難しいのですが、様々な解法を学べる良いテキストで、とても力になりました。

ー河合塾に通って、克服できた科目はありますか?

世界史の論述問題ですかね。論述問題は、書き方がわかっているうえで、知識を流れで理解していないと書けないのですが、僕は現役のときに一橋大を受けていないこともあり、最初は論述の書き方について、ほとんど知識がありませんでした。そこから、最終的にしっかり論述を書けるまでになったので、世界史の論述が一番伸びたかもしれません。

世界史の先生は厳しい方でしたが、ものすごく手厚くサポートしてくださいました。毎週の添削課題は大変でしたが、本当に感謝しています。課題以外に自分で持って行った分も添削してもらっていて、自分1人では対策しきれない部分を、先生に見てもらえる環境があったのは、良かったですよね。返ってきた添削も、「ここを書いた方が良い」や「ここは要らない、関係ないよ」、「これはこうつなげた方がいいよ」などと丁寧にアドバイスをくださっていました。

ー受験までの勉強について教えてください。

基本的には、授業についていくのに精一杯で、授業の予習復習が勉強の中心でした。授業をものにすることを第一にしていたので、過去問は5年~10年分しか解いていません。浪人生だと、過去問を30年分くらい解く人もざらにいますが、僕は量より質を重視していました。何回も繰り返し解き、英文は音読するなどして、頑張って量より質を高めましたね。

ー成績の推移はどういった感じでしたか?

今見返すと、模試の成績はあまり良くないですね。ただ、全統記述模試に関しては、第1回の偏差値66.7から、第2回は67.8、第3回は68.7と、少しずつ成績が上がるのを実感して、嬉しく思っていました。

偏差値とともにクラス順位も、4位ずつほど上がり、第3回は具体的な順位はわかりませんが、他のメンバーは成績が下がった中で、僕は上がったので、最終的に4~5位くらいになれたと思います。

一方、一橋大オープン模試の結果には落ち込み、もっと頑張らないとと思いました。現役生は最後まで伸びるので、浪人生は常に現役生の上をいかないと、逃げ切れないと言われています。「浪人生ならA判定は当たり前」くらいの雰囲気がありますが、僕の場合、一橋大は大体C判定でした。

僕は、現役生のときにあまり勉強していなかったので、浪人の1年間で現役生みたいに伸びたんだと思います。

持っている力を出しきって見事合格

ー受験前にストレスはありましたか?

自分自身では、特にストレスを感じていたつもりはなかったのですが、センターの3日前に39.7℃の熱が出てしまいました。幸い、インフルエンザではないとわかったので、試験当日は解熱剤を飲み、なんとか熱を下げて受験しました。理由もなく急に高熱が出る訳はないので、知らず知らずのうちにストレスを感じていたんでしょうね。

ーそれは焦りますね。大変だったんですね。そんな中受けたセンター試験の結果と手ごたえはどうでしたか?

全科目の合計は900点中745.2点で、得点率は82.8%(国語:168 世界史:89 倫理・政治経済:78 数学ⅠA:78 数学ⅡB:66 化学基礎:39 生物基礎:44 英語筆記:181 リスニング:48)でした。目標は、85%だったので、思ったより低いなと思いました。

最後、一橋大学に出願するか、九州大学にするかで迷いましたが、チューターとの面談で、センター・リサーチのデータから、商学部の志望者数がちょうど減っていると聞き、一橋大に決めました。

ー二次試験に向けての対策について教えてください。

入試直前期もずっと河合塾に通い、主に一橋大の対策をしていました。授業自体はもう終わっていましたが、先生の好意で、個別に講習のような形で指導してくださったり、1対1で添削してもらったりして、とてもありがたかったです。

ー私大と一橋大の二次試験を受けてみてどうでしたか?

私大も、結果的にはすべて合格していましたが、結果を見るまで、あまり自信がありませんでした。立教大学も受かると思っておらず、受かったときは、結構嬉しかったですね。

一橋大については、試験が終わった瞬間は「これで落ちたら仕方ない」と思うくらい、自分の力を出せました。意外と受かっているのではないかと思っていましたね。ただ、合格発表まで時間が経つにつれて、だんだん不安も出てきました。

ー合格を知ったときの気持ちは?

家のこたつで、携帯を見て自分の番号を探しました。「受かった~」とガッツポーズをして、河合塾や高校の先生、同級生などに電話で報告したときは、やっぱり嬉しかったです。河合塾の方も「すごいよ」と喜んでくれて。

僕は、成績が良かった訳ではないので、周りも、まさか僕が受かるとは思っていなかったと思います。自分でも、この前まで成績が悪かったのに、いきなりたくさんの大学に受かったなという感じでしたね。本当に河合塾のおかげだと思っています。

ー河合塾はどのような受験生に向いていると思いますか?

河合塾は、様々な受験生に向いていると思います。東京大や医学部のような高いレベルをめざす子も、高校の授業に不安のあるような子も、安心して通える、広く門を開いている塾ではないでしょうか。どんな受験生も、しっかり自分で勉強できる環境があると思います。

ー最後まで諦めずに頑張れた理由は何ですか?

一橋大に行きたい気持ちが一番でした。それから、ずっと東京大や京都大をめざす、ハイレベルな同じクラスの子たちに負けないようについてきたのに、途中で投げだすのは嫌でしたね。浪人しているので、できるだけ頑張りたい気持ちもあり、志望校を下げることは考えなかったです。

ー最後に、受験生に向けてアドバイスをお願いします。

広島大不合格から、浪人して一橋大に行った僕の経験から、1年あれば、どんな大学にも合格できるのではないかと思っています。1年間の勉強は、かなり力になるということです。

現役のときにうまくいかず、浪人で成功するか不安に思う子も、頑張って勉強すれば、より高いレベルの志望校に合格できる可能性はあります。現役生も、今志望している大学が、自分のレベルと離れていても、高2から勉強すれば十分めざせると伝えたいです。

【渡邊さんの通った河合塾 大学受験科はこちら】




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