はじめに
みなさんは自分に合った学習環境や学習方法を見つけられていますか?
今回は、見事現役で東京大学に合格した古川さんにインタビューしました。
どうしたら自分に合った方法で合格を掴めるのか知りたい方は、ぜひ古川さんの合格体験談を参考にしてください!
今回インタビューした方はこちら!

お名前 | 古川深月さん |
出身高校 | 私立 市川高等学校 |
大学・学部・学年 | 東京大学・文科三類・1年 |
所属サークル | 語学愛好会、地質部、まるきゅうProject |
河合塾の入塾時期 | 高校2年4月 |
受講校舎 | 津田沼校 |
受講講座 | 高2:ONE WEX英語 高3:ONE WEX東大英語 |
学校の先生の勧めで東京大学を目指す
東京大学を志望した理由を教えてください。
東京大学を目指すことにしたのは高校1年生の終わりでした。
学校では、勉強熱心な同級生は高1の時に志望校を考え始めますが、それでも自分は決めるのが早い方でしたね。
もともと言語学に興味があって、東京大学を志望する前は東京外国語大学を志望していたのですが、定期試験や模試の成績が悪くなく安定していたこともあり、学校の先生が東京大学を勧めてくださったのがきかっけです。
文学部がある京都大学や大阪大学も考えたのですが、二次試験の問題が記述を多く書かせる形式で、それよりは簡潔にまとめる問題の東大の方が自分に合っていると思い、東大の文科三類を志望しました。
高1からの定期試験対策の積み重ねが受験勉強に
続いて、高校時代の生活について教えてください。
高校では、英語部と美術部に所属していました。といっても、美術部は幽霊部員で活動にはほとんど参加していませんでしたね(笑)
英語部は高校1年生の時は週に1、2回行っていたのですが、高校2年生は、10月の文化祭だけ参加してその後すぐに引退だったので、高校2、3年生では部活にほとんど行ってないですね。
部活が自由な学校で、やりたい人がやって、強制的に参加させられるとかではなかったので、私は部活動より勉強を優先していました。
部活が勉強の邪魔になることは全くなかったですが、家が学校から遠く、通学に電車とバス合わせて1時間半くらいかかったので、通学時間を無駄にしないために、家からバス停まで歩いているときに英語のシャドーイングをしたり、電車の中で単語の勉強をしたりしていましたね。
受験を意識して勉強を始めたのはいつですか?
私は受験勉強を始めようと思って始めたわけではないので、明確に「この時期から開始した」というのがないんですよね。
ただ、定期試験の勉強が自然に受験勉強に繋がっていた、という観点では高1から受験勉強を始めていました。
学校の定期試験のレベルが高く、大学入試の頻出問題が多く出題されていたので、高1から定期試験に向けた勉強に真面目に取り組んでいたことが受験の成功に間接的に繋がったのではないかと思います。
高2の春以降は、朝の6時半の電車に乗って、8時前に学校に着き、ホームルームの時間まで30〜40分ほど勉強するようにしていました。
放課後は、河合塾の授業がある日はそのまま塾に向かい、塾がない日は18時の最終スクールバスの時間まで学校の自習室で勉強していました。
帰宅後も家で少し勉強しましたが、朝方の生活だったので23時には寝ていましたね。
また、睡眠時間をしっかり取らないと体調を崩すタイプだったので、休日は朝9時くらいまで寝ていました。
休日は、家で勉強すると寝てしまうので、お昼ご飯を食べた後に家から近い河合塾柏校の自習室に行って勉強し、帰宅後は夜ご飯を食べた後23時には寝ていました。
河合塾では、学校帰りに通いやすい津田沼校で授業を受けていましたが、家から近い柏校の自習室を利用することができたので、時間を有効活用できました。


自分に合った自習室が見つかる充実した環境
ここからは河合塾について伺っていきます。河合塾への入塾のきっかけは何でしたか?
河合塾からお知らせが届いたのをきっかけに、高2の春から通い始めました。
河合塾は大手予備校の1つで文系受験にも強いと聞いていたので安心感がありました。
入塾の時期は高2の春で、志望校を決めた後だったので講座も選びやすく、また学期代わりで区切りも良かったので、この時期から河合塾に通い始めて良かったと思います。
入塾してみて新たな発見はありましたか?
先生と生徒の距離が近かったです。質問がしやすい環境が整っていたり、記述問題の添削を丁寧にしていただいたりしました。
周りの友達も気さくに質問できると言って利用していました。
また、空き教室や個別の自習室がとても使いやすく、よく利用していました。
津田沼校では、通常の自習室のほか、開放的なラウンジのような自習室である「エフォート」や自習室として解放されている空き教室など、広々とした自習スペースが多種多様に用意されていました。
他の予備校では自習室が混んでいて席が見つからないという話も聞きますが、混雑に悩まされることもなく快適に利用できたのは良かったです。
私は静かな閉鎖空間で集中することがあまり得意ではなかったので、入り口と同じフロアにあるエフォートでよく自習していました。
自習環境に選択の幅があることは河合塾ならではの特徴だと思います。
学校の授業だけでは不安な部分を河合塾の授業で解消
続いて河合塾の授業について教えてください。
河合塾では学校の授業にプラスする感じで、学校の授業だけでは不安な科目やもっと演習量を増やしたいと思った科目を中心に受講しました。
英語は、学校の勉強にプラスして演習量を重ねたいと思い、高2の時はONE WEX、高3の時は東大英語というハイレベルの講座を取っていました。
河合塾の授業では、近隣の高校のトップ層と同じ空間で受けていたので、日々刺激がありました。
また、河合塾の授業は基本的に対面形式だったので、 「しっかり予習していかなきゃ授業についていけなくなってしまう」という気持ちでだらけなかったのが良かったです。
高3の東大英語の授業は、授業内で本番に似た形式の試験を解くテストゼミ形式で、過去問などハイレベルの問題を本番と同じような緊張感で解く経験を体験出来たのが良かったです。
復習では、テストゼミの問題を読み直すことで読むスピードを上げる練習を行い、授業中に取ったメモと先生オリジナルのプリントを活用して文法事項や語彙の確認をしていましたね。
東大英語の丹羽裕子先生の授業は、英作文の自然な書き方の解説や長文の背景知識の補足説明が分かりやすく、非常に役に立ったと思います。
丹羽先生は添削がとても丁寧で、いつも自分の答案が真っ赤になって返ってきて、添削された答案を通して学ぶことがたくさんありました。
また、夏期講習と直前講習では、地理と世界史も受講していました。
苦手な世界史は、学校の授業だけでは不足していた演習量の確保に繋がり、地理は学校では習わない細かい知識や流れまで詳しく解説する授業でさらに深い知識を取得できましたね。
河合塾の学習環境はどうでしたか?
グリーンコースチューターの存在が大きかったと思います。
定期的に行われる面談の中で、学習相談や進路相談など悩みを気軽に相談できました。
実は高2の時に苦手な数学の講座を取っていたのですが、予習・復習が追いつかず、グリーンコースチューターに相談しました。
本当に親身になって相談にのってもらい、「数学は学校の授業の復習や基礎を固めることに集中する方が良い」と思い、数学は講習だけ取ることになりました。
私の意見を尊重してくださったグリーンコースチューターに感謝しかありません。
また、河合塾では、自分の1日の学習時間を「スタディプラス」という勉強記録SNSに記録すると、グリーンコースチューターがコメントしてくださる「Studyplus for School」というシステムがあります。
自分の勉強時間を確認したグリーンコースチューターがコメントで励ましてくださるとモチベーションが上がりました。
DM機能でグリーンコースチューターにいつでも相談できる環境も整っていたので安心感がありましたね。
秋の東大模試でD判定からの逆転合格
ここからは受験期の成績について伺っていきます。受験期の成績について教えてください。
高3の時の第1回と第2回河合塾東大入試オープンは両方ともB判定でしたが、他塾の東大模試ではD判定を取ってしまい、かなり落ち込みました。
このように受験期に落ち込んだ時は、勉強熱心な友達と通話してストレスを解消し、やる気を維持していましたね。
河合塾の東大入試オープンでB判定が出ており、現役生は秋からも伸びるという話も聞いていたので、まだまだこれから成績が伸びるだろうと前向きに考えて気持ちを切り替えました。
また、模試は受けて終わりではなく、東大入試オープンの問題の解き直しにはかなり力を入れていました。
他の模試もそうですが、東大入試オープンの問題は特に良問がそろっており、苦手な数学や世界史の復習には力を入れていましたね。
受験本番を迎えていかがでしたか?
共通テストは、900点満点のうち722点でした。
得意の国語の点数が152点と思ったより伸びなかったのと、苦手だった地理の失点が目立ちましたね。
もともと共通テストの勉強より二次試験の勉強を優先していたため、共通テストが得意ではなく、高得点を期待していたわけではなかったのですが、想定していたよりも低い点数だったため落ち込みました。
二次試験まで不安なことが多かったですが、もうやるしかないという気持ちでがむしゃらに二次試験の勉強をしました。
共通テストから二次試験の間の期間が受験期で一番つらかった時期でしたね。
共通テストリサーチの結果がD判定だったことに落ち込み、二次試験の勉強をやらなければいけないのに併願校の早稲田の勉強もしなければいけないのがストレスでした。
併願校は上智大学文学部と早稲田大学文化構想学部・文学部を受験し、上智大学文学部と早稲田大学文化構想学部に合格しました。
文化構想学部は英語の手ごたえがあったので受かっている自信がありました。
東大の受験前に不合格を受けて落ち込まないために、併願した私立大学の合格発表を見ないという人もいますが、私はむしろ「合格」という安心材料が欲しかったため合格発表は全て見ました。
合格を見た時は、東大に落ちても早稲田に行けるという安心感もあり、東大入試本番はあまり緊張せずリラックスして受験することができましたね。
入試の手ごたえとしては、英語、国語、地理はいつも通りの手ごたえで、苦手だった世界史も何とか乗り切りました。
ただ、数学は例年より簡単になっていて、数学が苦手な自分でも半分以上解けたので、周りはみんな満点だろうと不安に思い、正直合格している自信はなかったです。共通テストの結果も良くなかったですし。
合格を知った時の気持ちはいかがでしたか?
母とオンラインで合格発表を見ました。
正直、落ちていると思っていたので、驚いて混乱していたのを覚えています。
実際の点数は最低点プラス10点ほどでしたが、思ったより二次試験で点数が取れてて良かったです。
母は受験勉強のことは私の意志に任せてくれていたので、いざ合格を聞いたときはとても驚いていましたね(笑)
最後に受験生に向けてメッセージをお願いします。
受験で大切なことは自分を知ることです。
「周りの友達がやっているから自分もその勉強法をする」「周りの友達が塾に行っているから自分も塾にいく」など周りに流されてはダメだと思います。
周りに流されていては、自分に合った講座をとれません。
河合塾では、グリーンコースチューターが自分に合った講座をおすすめしてくださるので、相談しながら自分で決めることができました。
また、自分は対面授業と映像授業のどちらが向いているのか、自習室と家のどちらで勉強するのが向いているのか、自習室の中でも、個別ブース型と解放自習室型のどちらが向いているのかなど自己分析をしっかりして、自分に合ったペースでストレスなく勉強するのが一番効率が良いです。
受験勉強で滞っている人は、今一度自分を分析してみるのはいかがでしょうか。
おわりに
いかがでしたか?
学校と河合塾を上手く両立して見事現役で東大に合格した古川さん。
古川さんの勉強法や勉強に取り組む姿勢を参考にして、みなさんも第一志望校合格を勝ち取りましょう!