はじめに
大学生になったらやってみたいことの中には、まずアルバイトがあると思います。
実際、ほとんどの大学生がアルバイトをしていますが、その目的はお金を稼ぐことだけではありません。
人間関係を広げたり、他大学の友達を作ったり、社会勉強をしたり…。
他にも、大学に通っているだけではできないことがアルバイトにはたくさんあります。
ここでは、大学生がしている主なアルバイトを紹介していきます。
目次
飲食店
内容
ホールで接客をすることが多いのですが、キッチンの担当になる場合は、皿洗いだけではなく、揚げ物などの簡単な調理を任されることもあります。
他のアルバイトよりも人と接する機会が多く、上下関係や礼儀を身につけることができるので良い社会勉強になります。
大体の店がそうなのですが、大学生を中心にアルバイトを採用しているところでは、同世代の人と一緒に働くことができ、他大学にも友達ができます。
楽しい上にお金も稼ぐことができれば最高です。
時には、恋が芽生えることもあるとか…。
また、店によってはまかないが出ることもあり、食費が浮くという点で下宿生にとっては大変ありがたいです、無料のまかないは出なくても、通常よりも安い価格で食事をすることができる店も多いようなので、自分の好きな飲食店で働くことができれば一石二鳥です。
時給・シフト
時給は塾講師や家庭教師ほど高くはないのですが、22時以降の深夜の時間帯は時給が上がるところがほとんどです。
シフトは融通が利きやすく、稼ぎたい場合はたくさん入れることもできます。
授業やサークルの時間に合わせることができるので、両立も十分に可能です。サークルがある場合は、週2~4回入る人が多いようです。
東京だと時給が1000円程度、夜の時間だと1100円程度です。
選ぶ基準
まず、賑やかな居酒屋から落ち着いたカフェまで種類は様々なので、自分がやりたいと思うものを選ぶことが大切でしょう。
実際に行ってみて雰囲気を知るのもいいかもしれません。
後は、シフトの融通がどれだけきくか、通いやすいかなどを見て決めればいいと思います。
電話したからといってすぐに決まるわけではないので、まずは色々な所に電話してみるべきです。
コンビニ
内容
レジ打ちと接客の他にも調理・清掃・商品陳列などの仕事がありますが、覚えてしまえば楽だそうです。
コンビニの客層は様々で、最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、その分やりがいのある仕事でしょう。
一見退屈そうに見えるかもしれませんが、飲食店と同じようにバイト同士の仲が良ければ楽しい雰囲気の中働くことができます。
廃棄が出た場合持ち帰ることができるというイメージがありますが、実際は店によって違っていて、持ち帰りができるところも禁止されているところもあります。
深夜勤務では男性が入ることが多いです。
時給・シフト
シフトにどれほど融通が利くのかは店次第です。
当然、深夜の時給は上がりますが、生活リズムが崩れるので無理はしすぎない方がいいでしょう。
東京だと時給が950円程度、夜の時間だと1050円程度です。
選ぶ基準
コンビニで働いている人が言うことが多いのは、「オーナーがいい人だから楽しい」といったことです。
オーナーが普段いない店と、オーナー直営の店の両方で働いたことのある人は、オーナー直営で働いた方がいいと言うことが多いので、その点も注目してみたらいいかもしれません。
飲食店にしてもコンビニにしても、店の雰囲気は何より大切だと思います。
塾講師・家庭教師

内容
塾講師といっても、生徒と一対一で個別指導する場合と、大人数に対して授業をする集団指導の場合があります。
大手予備校ではプリントの印刷や電話応対など、仕事は指導だけにとどまりません。
特に大人数に対して授業をする場合は、授業の準備に時間を取られがちですが、やりがいはあります。
家庭教師は、個人で雇ってもらう場合と会社に登録する場合があります。個人で雇ってもらう方が待遇はいいようです。
家庭教師をしていると多くの人に関わるということはできませんが、自分が教える生徒の家と家族ぐるみの付き合いになることもあり、深い関係を築くことができます。
生徒に対して責任がある分、その生徒の成績が上がったり感謝されたりした時の喜びは格別です。
自分が現役時代頑張ってきたことを活かすことができる仕事でもあります。
時給・シフト
間違いなく塾講師・家庭教師の時給は良く、短時間で効率よく稼ぐことができるでしょう。
しかし、授業の準備などで時間をとられることがあるということは忘れないようにしましょう。飲食店とは異なり、シフトには融通が利きづらいです。
生徒の都合に合わせる立場なので、基本的に自分の都合で途中から時間を変えるということが難しいからです。
また、たくさん働こうと思っても、思うように仕事が来ないということもあるので、飲食店のバイトと掛け持ちする人もいます。
塾講師だと時給が1600円程度、家庭教師だと時給が1900円程度です。
選ぶ基準
塾講師の場合は、自分が現役時代通っていた塾や予備校を選ぶことが多いのですが、必ずしもそうしなければならないわけではありません。
家庭教師に関しては会社に登録するのは簡単なのですが、仕事が思ったほど来ないということもあるので、確実に仕事がほしい場合などは先輩から直接紹介してもらうなどの方法を取った方がいいかもしれません。
おわりに
大学生は、主に以上のようなアルバイトをしていますが、他にも短期の仕事、生協の食堂、デパートの地下、エキストラ、警備員…など、本当は様々な種類があります。
アルバイトは楽しいばかりではなく、辛いものだと思うこともあるかもしれません。
しかし、卒業してすぐに就職する場合、アルバイトは大学生の間でしかできない経験です。
やってみたいと思ったところには積極的に応募してみるのがいいでしょう。