はじめに
「食と健康」をキーワードに韓国食品の食材を提供するチョイスジャパン株式会社。
同社は古くから生薬として使われている高麗人参を使った健康茶を開発・販売しています。
九州有名大学、近畿大学と臨床試験を実施、記憶力向上の機能性を明らかにして、学習塾と共同で健康維持による学力向上を確認するモニター調査など、たしかな有効性をもとに販売を拡大中。今回は、チョイスジャパン株式会社の学習サプリを調査しました。
高麗人参とは?
高麗人参と聞いて具体的にどのようなもので、何に良いのかと詳しく説明できる人は少ないのではないでしょうか。
高麗人参は「朝鮮人参」または「オタネニンジン」とも呼ばれているウコギ科の多年草。朝鮮半島を中心に中国・ロシアにも自生しています。高麗人参は日本でもかなり古くから健康維持に役立つ食材として使われています。
日本に上陸したのは奈良時代からといわれ、病の治療や健康維持に良い高貴な食材として取り扱われていました。
江戸時代に入ってからは「人参で行水」(高価な朝鮮ニンジンを煎じた汁を行水でも使うようにたくさん飲用すべきとの意味で、あらゆる手だてを尽くして健康を維持することをたとえる)」という言葉が伝えられました。
また「オタネニンジン」の由来として、江戸幕府八代将軍の徳川吉宗が、朝鮮から高麗人参の種苗を手に入れ、栽培を実施。各地に種子を分け与えて栽培を奨励していたことから、別名「御種人参」と呼ばれるようになったともいわれており、古くから高麗人参は日本人の健康を支える食品素材であったことがわかります。
最高品質〈6年根〉で自社開発原料を開発。
古くから健康食品として使われる高麗人参は、栽培が直射日光を避け、雨風を防ぐ「小屋掛け」による非常に難しい栽培方法である上、収穫までに2年~6年の年月を費やします。収穫までの年数が長ければ長いほど品質が高く、高値で取引されています。ビタミン・ミネラル、アミノ酸類、フラボノイド、マグネシウムを多く含むほか、高麗人参特有の成分を含んでいることが大きな特徴です。
高麗人参は大きく3種類に分類され、収穫した生の状態で使用する「水参」、4年間栽培した「4年根」と呼ばれる高麗人参の皮を剥がして乾燥させた「白参」、6年栽培された「6年根」を乾燥させた「紅参」は最高品質。同社によれば、6年栽培後の収穫が成長のピークであり、この6年根の紅参を元に最高品質のエキス原料の開発に着手。ジンセノサイドの含有量を担保した高麗紅参(こうじん)エキスONG70と90HNを開発。同原料を100%使用した、受験生を対象とする健康茶「528高麗紅参茶 受験王100」が誕生しました。
大学との共同調査を実施。
「528高麗紅参茶 受験王100」を開発した背景には、韓国では高麗人参の機能性として、学力向上をサポートする効果があると示されていること、また過酷な受験戦争に臨むにあたり、体調を崩さないよう、健康維持が非常に重要だという想いから作られた商品だといいます。
そのため、同商品で確かな学習サポート効果の調査をすることが必要であるとして、同社では九州の有名大学・近畿大学と共同で、若年層を対象とした調査を行っています。
調査は健常な若齢者男女40人を対象に行われ、複数の調査による結果が得られたことにより、試験を行った近畿大学の大貫宏一郎教授は「これまで解明していなかった、若齢者の学習をサポートする効果が示唆された」と、今年3月に栄養関連業界向けの学術誌に研究成果が掲載されています。
脳外科医の沼田先生も注目
サプリメントなどを用いて予防医療を積極的に推進する診療所としてメディアにもたびたび取り上げられている、海風診療所(山口県周南市)の院長で脳外科医の沼田光生氏も、「精神」「血流」「栄養」の3つの要素がそれぞれ良好に保つことで病気をせず、健康を維持するポイントとし、栄養の分野のブレインフードとして高麗人参に着目しています。
「韓国では記憶力改善・免疫改善など食品医薬安全庁が認める機能の1つであることが認められている。その有効性は日本でも、作用機序・メカニズムについては明らかになっていないものの、脳に何らかの活性化をさせる作用があることがわかり、特に記憶については臨床試験で立証されている」
また、その効果は受験生をサポートする役割を果たすと沼田先生はおっしゃいます。
「若年層、とくに受験生は脳の活性や集中力がない人が増えている。とくに集中力が足りないと記憶力は高まらない。韓国では受験生が積極的に高麗人参を多く摂取していると聞く。加えて代謝を高めたり血流を良くしたりするので、自己治癒力や免疫力を高めることでインフルエンザや風邪などの予防にも寄与するだろう。まさに受験生に必要な栄養素や機能がそろった素材。日本では漢方薬としてのイメージが強いが、お茶などで提供できれば若年層も飲みやすく、これから広がっていくのではないか。今後、積極的に摂取を薦めていきたい」
学習塾によるモニター調査も
また同社はさらなる効果の実証として、山口県内で学習塾「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業を展開する㈲アイ・エフ・シーと共同で、塾生徒に受験王100を飲用してもらい、効果を検証するモニター試験を実施しました。
塾生徒からは「毎年冬時期に1度は体調崩すが、今年は万全な体調で集中力を保ちながら、受験当日は普段通りの力を発揮できた」、保護者からは「サプリメントは苦手だったので健康茶ならと思って飲ませてみたら、体調の不安もなく、勉強に集中することができたようだ」、塾側からも「受験に向けた体調面のサポートとして奏功し、難関大学や志望校へ合格させることができた」と、「528高麗紅参茶 受験王100」による有用性が改めて示されました。
同社代表取締役の岡本昭宏氏は「日本では知られていなかった若年層への学習をテーマにした機能性と、保護者が懸念する安全性を示すことで、高麗人参を通じて新たなイメージを作れたことや、日々の健康を守り喜んで頂ければ幸いです」としています。