久保田夏帆さんのプロフィール
学部・学年 | 東京大学3年・文学部 |
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出身高校 | 国立お茶の水女子大学附属高校(東京都)出身 |
高校の部活 | ミュージカル部 |
センター試験得点 | 773/900点 |
今回お話をうかがうのは
今回お話をうかがうのは、東京大学文学部に通う3年生、久保田夏帆(くぼた・かほ)さん。
文学部の「イスラム学専修」に進学した久保田さん、なんと同期でイスラム学専修に進んだのは彼女一人だけなんだそうです。
「高校の時に読んだ本で、イスラム教やイスラム教圏の人々に興味をもったんです。
最近は必死でアラビア語を勉強したり、イスラーム法学の授業を取ったりしています!」
そんな久保田さんの受験生時代について伺いました。
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久保田さんが東大を目指した理由
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美しいキャンパスにも惹かれた
久保田さんは、なぜ東大を目指されたのですか?
こういう人けっこう多いと思うんですけど、やっぱり東大は日本最高峰なので、どうせ行くなら一番のところにと思って……。
あとは、オープンキャンパスに行ったんですけど、本郷キャンパスの建物がきれいで、そこにも惹かれました。今も本郷を歩くのは好きです。広くてけっこう疲れちゃいますけど。
計画よりも内容が大事
受験生時代の勉強時間はどれくらいでしたか?
いちばんがんばってたころだと、平日は学校のあと、予備校で3時間ぐらい勉強して、家に帰ってまた2時間くらい勉強して……という感じでした。
土曜日は3時間予備校にこもったあとで家で5~6時間、日曜日はずっと自宅で7~8時間って感じでした。
受験生時代、一番つらかったのはどんなことでしたか? また、それをどう乗り越えましたか?
模試の結果が伸び悩んでいたことで、どうしても自信が持てなくて、『東大なんて受けていいのかな……』って思ってました。
予備校に通ってても、まわりの子たちはすごくできるので、いつも劣等感がありました。
模試とかは、ひたすら解き直しをしたり、誤答分析をしたりして、苦手をなくすように努力していました。
けど、なんとなくのもやもやは最後までありましたね……。でも、ひたすらやるしかないんですよね、こういうものは。
不安なときは、他にはどんなことをしたらいいでしょう?
私は、うまくできた模試の答案を見て、『けっこうできるじゃん私!』という確認と(笑)、どうすればもっとできたかな? というのを考えたりしていました。
でも模試って本当に苦手で、模試の朝はだいたいストレスで蕁麻疹出ちゃってましたね……。
受験直前期はもうまともに食事も摂れないで、粘膜炎になったりしてて、ビタミン剤飲みながら勉強してました……。
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そんな久保田さんの将来の夢は?
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本格的な二次過去問演習は秋から
合格サプリには、よく「二次試験の過去問はいつごろからやればいいですか?」という質問が寄せられます。久保田さんはどうでしたか?
二次の過去問は、高3の4月から、国・数・英だけ部分的にやっていました。社会の、とくに論述は、全範囲を終えてからのほうがいいかなと思います。
本格的に過去問に取り組んだのは秋からでした。基本的のことができていないまま過去問に挑戦しても、やっぱり全然できなくて自信を失っちゃうので、私と同じような感じで大丈夫だと思います。
精神的に自立した、教養ある大人に
久保田さんの将来の夢を聞かせてください。
やっぱり、中東にかかわったり、中東と日本をつなぐような仕事をしてみたいなと思っています。
あとは、精神的に自立した、教養のある人になりたいです。
教養って、一人でどう過ごすかという選択の幅と深さを広げていくということもそうですし、人とのコミュニケーションの中での引き出しを増やしていくこともなのかなと思います。大学で勉強することで、そういう大人になれていけたらなと思っています。
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久保田さんから受験生へのメッセージ!
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優先順位をしっかり考えよう
受験生へのメッセージをお願いします。
受験のためには、やっぱりものごとの優先順位をしっかり考えることが大事なのかなと思います。
高校生のうちって、『部活に恋に勉強に』って、進研ゼミの漫画じゃないですけど、やりたいこととかやらなきゃいけないことがたくさん出てきますよね。
いろいろなものごとに優先順位をつけて、要領よく配分していくことができたら、楽しく充実した受験生生活を送れるのではないかなと思います。
最後に
久保田夏帆さんは、東大美女の素顔に迫る写真誌『東大美女図鑑』シリーズにも登場されています。
東大美女図鑑の最新号およびバックナンバーは、公式ホームページよりご購入いただけます!