【東京大学】試験当日の流れと注意点とおすすめの過ごし方(遅刻してしまったときは?)

はじめに

何事も、実力通りの成果を出すためには準備とシミュレーションが欠かせません。本番の試験問題に対しては普段からの勉強あるのみなのですが、入試当日の流れとなると独りでは対策のしようがないと思います。

本記事では、東京大学の入試当日の流れを前もってつかむことを目的としています。基本的な情報からさらいつつ、筆者の体験談も交えながら本番の動きをシミュレーションしてみましょう。

入試当日では普段にもまして時間管理にシビアにならないといけません。

電車の乗り継ぎや試験会場を間違えて試験に遅刻、これほどもったいないこともないのですが、試験本番は誰しも浮き足立つものですよね。ましてや東京大学ともなると、遠方より来たる受験生も少なくないと思います。それだけに本番の動きのシミュレーションは、想定するよりも更に念入りにおこなう必要があるわけです。

この記事を通して、東京大学の入試当日に際して余計な不安を取り除いておき、実力をいかんなく発揮できるように備えてください。

東京大学の試験の基本情報

東京大学の試験日程・試験開始時間と合格発表日

2019年度の一般入試(前期日程)の試験日程等に関する情報は、すでに大学公式ホームページに載っています。

公式HP:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_02_01.html

2019年度の試験日程は、2018年度をはじめ例年の傾向をふまえており、全科類共通で2/25(月)、2/26(火)の2日間があります。理科3類の受験者のみ、加えて2/27(水)に面接試験が予定されています。

試験開始時間、およびキャンパスの開門時間については、センター試験後、東京大学へ出願し、足切り点を突破した場合に2月上旬に送付される受験票に細かい記載があります。例年それまでは公式ホームページ等で発表されることはありませんが、こまめに確認し情報を仕入れるクセをつけておきましょう。

合格発表日ですが、こちらはホームページに記載もあり、例年の傾向どおり3/10(日)の12:00より行われるようです。発表はwebサイトと本郷キャンパス内の掲示板の両方において行われ、どちらを見てもOKです。

東京大学の試験会場となるキャンパス

大学公式ホームページによれば、文科各類は駒場キャンパス、理科各類は本郷キャンパスが試験会場となります。各キャンパスへの詳しいアクセス方法は後ほど説明します。

東大というと一般に赤門のある本郷キャンパスのイメージが強く、文科受験生の方々にとっては間違える危険性も少なからずあるでしょう。

本郷キャンパスと駒場キャンパス間の移動は、電車等乗り継ぐ必要があり慣れていても1時間はかかります。行き先を間違えたら取り返しがつかない、とまでは言いませんが、そのくらいの緊張感をもって臨みましょう。

東京大学の試験会場へのアクセス

大学公式ホームページの情報は以下の通りです。
(引用:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/map02_02.html)
(引用:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/map01_02.html)

  • 駒場キャンパス
  • 本郷キャンパス

上記の引用においても示唆されていますが、駒場キャンパスは最寄りの駒場東大前駅と目と鼻の先であり、キャンパス内移動時間はあるものの駅からの移動時間はさして気にしなくても大丈夫です。

他方、本郷キャンパスはいずれの最寄り駅からも10〜15分程度歩きます。また、キャンパス自体が広く、キャンパスについてからの徒歩時間も馬鹿にできません。

たとえば「湯島駅又は根津駅(地下鉄千代田線)より徒歩8分」と上の引用にありますが、これはキャンパスのうち駅からもっとも近い入り口までの所要時間が8分という意味です。以上により、実際の試験会場までは記載よりも多めに見積もるのが賢明です。

本郷キャンパスが受験会場の場合、どんなに切り詰めても駅から15分は掛かると想定しておきましょう。

東京大学の試験前日から試験当日までの流れと過ごし方(合格体験談)

ここからは、私自身が体験した東京大学の試験前日から試験当日にかけての流れ、およびそのとき私自身がどう過ごしていたかを時系列順で紹介していきます。

ぜひ自分自身に状況を置き換えて、イメージしながら読んでみてください。

試験前日21時:準備〜就寝

一日目の科目が国語・数学ということで、事前に詰め込めるような知識事項もありませんでした。しかし、二日目の社会科・英語を控えた夜(つまり24時間後)にそれらを詰め込む心的余裕があるかわからなかったため、何か勉強して不安を少しでも取り除こうという意図もあり、社会科の過去問を解いたノートを見返すことにしました。

国語と数学にあたっては直前の勉強よりも当日に頭が働くかのほうを重視すべきだと考え、前日の睡眠は(当たり前ですが)なるべく多くとるようにしました。

私は昔から、ちょっとした遠足でも前夜に寝つけないような性分でした。それを自覚していたので、睡眠を確保できるかについても、入試問題が解けるかよりも不安なくらいでした。

眠れなくても横になって目を閉じていれば、睡眠と遜色ないくらい体力の回復が見込める、と高校の先生に教えられたことをそのとき思い出しました。信ぴょう性は不確かですが、言葉を信じて午後9時には布団にもぐりましたね。

結果、普通に寝入ることができて翌朝拍子抜けしたのを覚えています。

試験当日6時:起床〜出発

私の実家では、私が中学生の頃から「試験当日の朝はカレーを食べる」という風習がありました。ほとんどゲン担ぎのようなものですが、ルーティーンを作ることで平常心で試験に臨みやすくなりますし、カレーを食べると頭が覚めるというのに科学的根拠も多少はあろうと思っていました。

しかしこの日、起き抜けの僕を食卓で待っていたのはカレーではありませんでした。鮮明に覚えています。日本らしい一汁三菜でした。前日母親に頼んでいたはずなのですが、どうも手違いがあったようです。

とはいえ、家を出る際の頭・身体のコンディションは良好でした。「カレーを期待していたら違った」というアクシデントが、逆に目の覚めるきっかけになったのかもしれません。

試験当日8時:試験会場到着

私は文系なので、試験会場は駒場キャンパスでした。私の実家から駒場までは100分かかり、ただでさえ苦労するだけでなく、東京を電車で乗り継ぐのに不慣れなこともあって、気分はほとんど小旅行でした。

遅刻したら最後だという緊張感に苛まれながらも、数日前にキャンパスへ下見に行ったのが幸いし、電車を乗り継いで駒場東大前駅に着くまでに大きな失敗はありませんでした。

しかし、駅についた後で私はミスを2つ犯しました。

まず、駒場東大前駅にトイレがないのを知らなかったことです。渋谷駅の時点で用を足しておけばよかったのですが、駒場東大前駅にもトイレくらいあるだろうし所要も高々4分だ、ということで、用を足さないまま井の頭線へと乗り込んでしまいました。結果、駒場東大前駅から試験会場までを歩く間、要らない動揺に襲われる羽目になりました。

次に、駒場東大前駅周辺に売店・コンビニの類を見つけられなかったことです。数日前に行った下見も、駅のプラットフォームに降り立ったところまで。キャンパス周辺の視察を怠ってしまったのです。

それが仇して、「軽食や飲み物は駒場についてから買えばいいだろう」という想定がまたしても動揺の引き金となりました。結局、キャンパス内にこじんまりと立っていた自動販売機にすがりついて事なきを得ました。

実際、駒場東大前駅から少し歩けばコンビニがいくつかあることを入学後に知ったのですが、慣れていない受験生にとっては初見でなかなか見つけられないような場所にあります。では渋谷駅にあるのかというと、井の頭線のホームにちょっとした売店こそあれ、朝のホームはうんと混んでいて満足に買い物できるか見通せないところです。

必要なものは自宅からなるべく近いところで揃えておけると、会場周辺で動揺することもないように思います。

試験当日9時30分〜:午前中の試験

国語の試験でした。問題の形式、難易度は過去問演習でつかんだ通りで難儀しなかったのですが、盤外にひとつ問題がありました。それは、机の面積が回答用紙のそれに比して十分でないことです。回答を記すのにあたり、いちいち用紙をずらさないと書けないくらいで、試験時間中もそれに一番苛立ったのを覚えています。

私の割り当てられた会場に限って起こった事態だと思いますので、受験生皆さんが必ずしも想定しなければならないわけではありません。ただ、問題を解けさえすればよい、それに集中しさえすればよいという状況が、思いのほか幸運であるということは心しておいてください。

試験当日12時:昼休み

昼休みの2時間は異常に長く感じられました。昼食を孤独に済ませるのも15分もあれば終わるので、午後の試験前の段取りを考えても1時間は確実にフリーであることを見込めます。

気分転換にキャンパスを散歩する、次の科目の勉強をする、あたりがよくある過ごし方なのだと思いますが、私はどちらもする気になれませんでした。前者については私はインドア派ゆえに散歩に割くリソースが無視できませんし、後者は次の科目が数学ということで直前に確認すべき事項もなかったのです。

結果、適当にスマホをいじって1時間をつぶしたのですが、気分転換と体力の維持、加えて眠くならないという目的を鑑みると、それらは達成できたため、さして悪くもない過ごし方だったのではないかと振り返っています。

試験当日14時:午後中の試験

私は数学で得点を稼ぐ腹づもりでしたので、二日間を通して最も失敗の許されない100分間でした。

私が試験を受ける際に昔から実践していたことなのですが、周りの受験生が全員自分よりもできないと思い込むことで平常心を取り戻せます。胸を借りるつもりで臨むと雰囲気に飲み込まれます。自ら胸を貸すくらいの、尊大な態度で挑むことが(もちろん試験本番の間だけですが)私にとっては有効でした。

東大入試の倍率はおおむね3倍、ということは極論、受験生1人につき2人の成績を上回れば合格ラインに乗るわけです。もっと物騒にいうと、2人倒せばあなたは合格できるわけですね。私は特に両隣の受験生に気持ちの面で負けないように心がけました。

(余談ですが、私の右隣だった受験生は、東大入学後に同じ科類・クラスに配属されました。「倒せば合格できる!」などと入試本番に考えていたこともあって、喋った際には微妙な気持ちになりました)

試験当日16時30分〜:帰宅

数学の試験を終えてから帰路につき、自宅へとたどり着くまでで一番印象に残ったのは、試験終了の合図から解散、キャンパスから解放されるまでの間の悪さです。

試験が終わったのが15:40だったのですが、回答用紙の回収にそもそも10分程度かかり、そこから更に10~15分の待機時間が設けられました。回収に不備がないかの確認を裏で行っていたのだと思いますが、待機中はスマホを取り出すのもはばかられるような張り詰めた空気で、ただでさえ間の悪い30分弱がいっそう長く感じられました。

ようやく確認が終わったと思えば、今度は混乱を避けるためか、一度に会場から出ていく人数に制限がかかり、最後列から二番目に陣取っていた私は、一列一列順に帰っていくさまを長々と見届ける羽目になりました。

それで私がキャンパスを後にできたのは、見出しにもある16:30だったと記憶しています。当時のやり場のない憤りも併せて憶えています。受験生根性がすっかり身についていた当時の私には、1時間弱を無為に過ごすことがとてもじゃないですが耐えられませんでした。

数学の出来や二日目の科目への不安をそのような憤りが上書きしてくれたのは、他方で怪我の功名と言えるかもしれません。

東京大学の試験を受けて分かった当日の注意点

上に記した体験談からもわかるように、私は入試本番を順風満帆なままで乗り切ったというわけではありません。しかし、私の身に起きた問題は言ってしまえば特殊かつ些細なことで、もっと憂慮すべきこともあります。「遅刻したらどうするの?」あたりは最たる例でしょう。

私自身が試験を受けて分かったこと、東大を受けるならば一度は確認しておくべき注意点を、この項では紹介していきます。一部体験談の含む内容と被ることがあります。

遅刻してしまった場合はとにかく学校へ早くつけるように努力する

遅刻してしまった場合は、当たり前ですがなるべく早く会場に到着できるようにしましょう。

東京大学に問い合わせてみたところ、遅刻の対処は公開していないということでした。

試験開始後何分までは試験場入りできて、それを過ぎればそもそも入れないのかは現状調べてもわからないのが実際のところです。

東京大学を受験する人は第一志望なのは間違いないですから、絶対に遅刻しないように行きましょう。
間違いなく言えることはこれだけです。

なお、遅刻への対処は、センター試験のあと、二次試験受験票と一緒に配られる受験者心得にだけ記載しているそうです。

センター試験を終え、無事願書も出し終わった後にしかわからないということですので、詳しくはその時に自分で確認するようにしてください。

試験結果の後日通知は出願段階での希望制で返却時期も複数ある

試験結果を点数レベルで知りたい場合、前期出願の段階で書類上で希望する必要があります。ちょうどセンター試験と同じ要領ですね。点数を知って不都合なことはほとんどないと思われますので、希望し得でしょう。

記述の多い国公立入試のなかでも東大入試は自己採点が極めて難しく、英語の記号部分と数学・理科の数値部分くらいしか答え合わせできません。点数を知ってから出願云々という動きは取れないために、東大入試において結果の後日通知は別の意味を帯びてきます。

東大入試について、後日通知の返却時期は合格者と不合格者で異なります。合格者の場合は4月下旬、つまりキャンパスライフにもそろそろ慣れてきたかという時期に帰ってきます。入学時の成績が入学以降に影響することは一切ありませんから、完全にオマケ程度のものですね。大学の知り合いと話のタネになったりするくらいです。

他方、不合格者の場合は話が違います。合格発表は3/10なのですが、そこで(考えたくもないですが)不合格とわかった二日後、3/12に点数結果が通知されます。あわせて、合格者最低点、不合格者全体における成績の位置(Aクラス、Bクラスと称されます)が知らされ、これによって自身の現状をおおよそつかむことが可能です。来年再チャレンジするか、などの重要な選択にむけての貴重な材料となるでしょう。

理系向け:ネット上の「キャンパスまで徒歩◯◯分」は信用しない

理系で受験する場合、試験会場は本郷キャンパスとなります。本郷は最寄り駅の候補がとても多く、本郷三丁目駅(東京メトロ丸ノ内線、都営大江戸線)・東大前駅(東京メトロ南北線)・根津駅or湯島駅(東京メトロ千代田線)・上野駅(常磐線・山手線等)からの選択がメジャーです。上野駅からはバスを乗り継ぐので例外ですが、他の駅から本郷キャンパスへのアクセスはネットで検索すると概ね「徒歩10分」と教えられます。

しかし、記事の前半でも述べましたが駅からキャンパスへの移動時間はあたう限り多めに見積もりましょう。

理由は二つあります。まず、駅周辺における、キャンパスが近くにある雰囲気が薄く、地図では分かっていてもキャンパスへの最短ルートを歩みづらいことです。「他に受験生の一群が同じ駅から降りてキャンパスへ向かうはずだから、人の波についていけば大丈夫だろう」と考えるかもしれませんが、最寄り駅の候補が多いために、ある一つの駅において作られる人の波にはさほど期待できません。

とりわけ注意するべきは根津駅・湯島駅から向かう場合です。これらは東京メトロ千代田線において両隣の駅であり、どちらを選んでもキャンパスまでの距離が大きく変わらないために人が分散します。だから、道順の把握を徹底するだけでなく、移動時間の確保についても保険をかけておくべきでしょう。当日は緊張のあまり思い通りに動けないこともありますからね。

キャンパスへの移動にともなうもう一つの支障は、そもそも本郷キャンパス自体が広大であり、入り口門も有名な赤門以外に多数存在することです。ネットで教えられる移動時間は大抵、駅からもっとも近い入り口を基準に作られているので、実際の受験会場とのズレがほぼ確実に何らかの形で発生します。

私が根津駅を普段使っているので根津駅を用いて例えてみます。根津駅からキャンパスに「最短」で着くには、キャンパスの裏門(赤門のほぼ正反対に位置します)へと進みます。これに掛かるのが10分弱で、ネットが教えるところの「徒歩◯◯分」です。しかしながら……理学部と工学部の一部の建物は裏門から近いですが、法学部・文学部・経済学部あたりの建物へと至るには、裏門からほとんどキャンパスを横断しないといけません。裏門から赤門まではほぼ1km歩きます。普通のペースで10分です。さらに、裏門からキャンパスの中心(安田講堂あたり)にかけて上り坂の構造をしているので、距離以上に疲れます。

「徒歩◯◯分」の情報が、ほぼ初めて本郷キャンパスへと向かう受験生にとっていかにアテにならないかがわかるでしょう。

文系向け:駒場東大前は井の頭線の急行が止まらない

文系で受験する場合、試験会場は駒場キャンパスとなります。最寄り駅は駒場東大前駅の一択で、駅とキャンパスの正門がほぼ繋がっているので本郷キャンパスのように移動時間を考える必要もありません。駒場キャンパス内も広くはありますが本郷ほどではなく、10分も見積もっておけば十分でしょう。

ここまで書くと「自分は文系だから心配ないな」と片付けられかねないのですが、駒場キャンパスでの受験に際しては本郷とは異なる落とし穴があります。それは端的に見出しにもある通り、駒場東大前駅へ着くには井の頭線の急行に乗ってはいけないということです。自分は大丈夫と思うかもしれませんが、毎年のように急行で駒場を通過してしまう受験生が現れます。入学後もこれを間違える東大生が多発する(!)くらいですから、井の頭線へ乗り込む際には細心の注意を払いましょう。

ほかに駒場に限った注意点を私の体験をもとにまとめると、

  • 駒場東大前駅にはトイレがなく、売店等も充実していない。井の頭線に乗り込む前に用事を済ませておくと楽
  • 渋谷駅等から歩けなくもないが、駒場までのアクセスがほとんど井の頭線一本に限定されているため、混雑に巻き込まれやすい。特に2019年度は月曜日と火曜日が入試本番のため、通勤ラッシュとも重なる

このあたりでしょうか。是非参考にしてください。

一日目と二日目の間は数学への悲観を拭うところから

これまでの注意点は入試会場へと初めて向かう、すなわち入試一日目を想定していましたが、最後に二日目まで見据えた際に考えておくべきことを指摘しておきましょう。

すでに述べたように、東大入試はセンター試験のように二日にわけて行われます。センター試験を受験するとわかるのですが、ほとんどの場合、一日目が終わり二日目を控えた夜を私たちは何らかの悲観や失敗を抱えたまま迎えることになります。

さらに東大入試の場合、文系理系に関わらず、一日目の科目は午前中が国語、午後が数学です。つまり、受験生は数学を解き終えるやいなや一日目の帰路に着くわけです。数学というのは全科目中、もっとも自身の「解けた」あるいは「解けなかった」感触がアテになる科目です。あの大問が解けなかったけど、採点してみたら実は解けていた、みたいな事態がごく稀なのは理解できますよね。解けなかったと思ったものは解けなかったんです。

だからその数学の「解けなかった」感触は一日目と二日目の間において残留しやすいというのが想像に難くないと思います。受験生のうち大多数は、センター試験にもまして、悲観を心のどこかに宿らせつつ一度目の本郷or駒場を後にしなければいけないのです(こと東大数学は簡単に高得点が取れるようにはできていませんからね)。それゆえに、二日目にむけて切り替えるメンタルケア、これを事前に想定しておくことが馬鹿にできないでしょう。

さて、気を取り直して翌朝、二度目の本郷or駒場へと向かいますが、そのさい一日目の朝と違って「国語と数学の出来」という重い情報が頭を支配しがちです。ルートを間違えてはいけない、今日の科目は失敗できないなどの緊張を保つのに、昨日割いていた頭のリソースが知らないうちに奪われていることもありえます。もう一度気持ちを引き締め、ついでに数学の出来を一旦忘れてしまうのが良いでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか。

前もって本番の流れをシミュレーションして備えることの重要さから、本記事は出発しました。ちゃんと満足のいく勉強をこなして本番を迎えることが前提にはなりますが、本番においてもっとも配慮すべきは、しなくてもよい不安を取り除くことでしょう。

「この電車で合っているのかな?」「◯時までに間に合う?」などといったものは典型であり論外ですね。一度は受験会場までの下見を実際に行うことをおすすめします。

しかしながら、矛盾するようですが、当日に予測できない出来事とそれにともなう動揺・不安が起きうることも覚悟しなければいけません。いくら準備をしたところでです。あるいは、普段ならば何でもないことが当日になると脅威と化すこともありえます。電車を逃しても普段なら「5分後に来る次のやつに乗れば間に合うか」と割り切れるところが、妙に焦ってしまう事態を十分想定できます。

人事を尽くして天命を待つ、ではありませんが、いずれにせよ準備あるのみです。無事に試験会場に着いて、試験問題にありつけたら勝ち!くらいの心持ちでいければ良いですね。

この記事を読んだ受験生の皆さんが、実力を不都合なく発揮でき、望む結果を手にすることを願っています。