【現役お茶大生解説】お茶の水女子大学の「人間」がつく3学科の違いは何?

はじめに

お茶の水女子大学には「人間」がつく学科が3つありますが、学科名だけでは違いがわかりにくいですよね。

「人間」というワードは共通しているものの、実は学科によって学べることが異なります。

お茶の水女子大学は学生数・受験者数が少ないので他の大学よりも情報が見つけにくく、困っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はお茶の水女子大学の「人間」がつく学科について紹介します。

興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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2019.10.20

お茶の水女子大学の「人間」がつく3学科の概要と特徴

【お茶大の「人間」がつく学科】①文教育学部人間社会科学科

人間社会科学科(以下:人社)は、2年生から教育科学・社会学・子ども学の3つのコースに分かれて学ぶのが特徴です。

教育科学コースでは教育思想、教育史、 教育・発達心理学、教育社会学、教育方法学、特別支援教育、教育開発論などを学べます。

高校地歴公民・中学社会科・小学校・幼稚園教諭の教員免許を取ることもできますよ。

ただし、幼稚園の教員免許をとるには小学校の教員免許を取ることが必須なので注意してください。

社会学コースでは社会学、社会調査、文化人類学など、思想や歴史などと関連させた形で社会について学べます。

また、社会学コースでも高校地歴公民・中学社会科の教員免許を取ることができます。

教育科学コースよりも必須取得単位数が少ないので、比較的自由に学びを構成できるのが特徴です。

子ども学コースでは、子どもをめぐる環境、社会、文化、制度、歴史 、保育実践方法について学べます。

お茶の水女子大学のキャンパス内には附属幼稚園や認定こども園があり、実習や演習の機会がたくさんあります。

子ども学コースでは幼稚園・小学校の教員免許を取ることもできますが、教育科学コースと同様に小学校の教員免許を取るには幼稚園の教員免許の取得が必須なので注意してくださいね。

【お茶大の「人間」がつく学科】②生活科学部人間・環境学科

生活科学部人間・環境学科(以下:人環)は他の2学科と違って理系の学科です。

そして入学後にコースや講座に分かれることがありません。

1・2年生で自然科学の基礎を、3年生で応用科目を中心に学び、4年生では研究室に所属し、卒業研究を行います。

「人環」では建築設計学、居住環境学、自然人類学、人体生理学、人間工学、福祉工学、環境機能材料学、環境化学、環境衛生工学などを学べます。

「人環」に所属し、特別なカリキュラムを履修すると一級建築士の受験資格を取ることも可能です。

また、定員が1学年24人と少ないことも「人環」の特徴で、4年間を通して密度の濃い人間関係を築けますよ。

【お茶大の「人間」がつく学科】③生活科学部人間生活学科

生活科学部人間生活学科(以下:人生)も「人社」と同じく、2年生の時に生活社会科学講座・生活文化学講座の2つの講座に分かれます。

生活社会科学講座では法学、政治学、経済学、社会学、家族論、ジェンダー論、社会政策論、消費者経済、生活法、生活政治学について学ぶことができ、生活に近い身近な分野を研究できるのが特徴です。

生活文化学講座では服飾、住まい、工芸、デザイン、比較文化論、民俗学、歴史学、保育学などを学べます。

また、「生活文化実習」「服飾制作実習」「服飾文化実習」といった実習科目が充実しているのも特徴です。

「人生」ではどちらの講座でも中高家庭科の教員免許・小学校教諭の教員免許を取ることもできますよ。

文教育学部人間社会科学科に向いている人

人間の発達・社会に興味がある人

人間社会科学科(以下:人社)人間の発達や人間社会に興味をもっている人にピッタリな学科です。

「人社」ではさまざまな角度から教育・社会・子どもについて学べます。

例えば歴史学や心理学、社会学などの方法を用いて学ぶので、人間について多様な考え方ができるようになりますよ。

とくに「人社」では社会的な側面から人間について学ぶ機会が多いです。

学校・親子などの人の関わり合いから人間について学んだり、反対に人間の行動や意識を通して社会について学んだりできます。

社会的な存在としての人間とは何かに興味がある人に向いていますね。

生活科学部人間・環境学科に向いている人

人間について自然科学的な視点から学びたい人

人間・環境学科(以下:人環)では、他の2つの学科とは違って自然科学的な視点から人間を学ぶことができます。

「人環」では人間と環境の相互関係や、科学技術が社会の中でどのように応用されているかについて学び、バランスを保って暮らす方法を考えます。

人間社会と自然環境に関わる問題を理工学的に考えたい人に向いていますよ。

また、「人環」は1学科24人と定員が少ないので少人数でじっくり学びたい人にぴったりの学科です。

入試の方式として、新フンボルト入試(実験室入試)での募集があります。

新フンボルト入試では、実験やデータの解析、高校での学びを活かした課題研究発表などが課されます。

実験やデータの分析などの実技が得意な人はチャレンジしてみると良いかもしれません。

生活科学部人間生活学科に向いている人

人間の社会・生活文化について学びたい人

人間生活学科(以下:人生)では、前述の通り生活社会科講座と生活文化学講座の2つの講座が用意されています。

生活社会科学講座は、地域社会から国際社会まで幅広い社会問題について学べるので広い社会科学の視点から人間について考えたい人に向いています。

生活文化学講座は、服飾・デザイン・住まいといった生活の中の視点から問題に取り組むので人間の生活文化に興味がある人におすすめですよ。

しかし、受験の段階で興味のある分野を一つに絞るのは本当に難しいことですよね。

「人生」では2年生の時に講座を選択するので、時間をかけて自分の興味と向き合えます。

また、人間の生活について研究するときに様々な方法を使うため、社会学や経済学から服飾、デザインと幅広い分野について学べます。

現段階で興味のある分野がたくさんあって選びきれない人に向いていますね。

講座を選択したあとでも、「人生」は必修科目が少ないので違う講座の授業がとりやすいですよ。

おわりに

お茶の水女子大学の「人間」のつく3つの学科では、どの学科でも「人間」について学びますが、アプローチ方法が違うので学ぶ内容が全く異なります。

他にもお茶の水女子大学には面白い学科がたくさんあります。

お茶の水女子大学に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。




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ABOUTこの記事をかいた人

お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科1年