はじめに
一生懸命に勉強をしていると、疲れて集中力が切れてしまうことってありますよね。
質が高く、効率の良い勉強をするためには、休憩をきちんと取ることが重要です。
この記事で紹介する休憩時間の取り方と活用法を参考に、最大限勉強の効果を高めましょう!
当てはまったら危険!間違った休憩の取り方
【避けるべき休憩の方法】①休憩をとらない
休憩をとらないと勉強している時間が長くなるので、最も勉強の成果が得られそうに思えますよね。
しかし、人間が集中し続けられる時間は一般的に50分程度と言われています。
休憩をとらないと集中が続かず、結果的に効率的な勉強ができなくなってしまうのです。
適度に休憩をとるとリフレッシュでき、再び集中して勉強に取り組めるようになりますよ。
【避けるべき休憩の方法】②時間を決めずに休憩する
キリが良いところで勉強を止め、休憩する時間を決めずに休憩に入る人も多いのではないでしょうか?
この方法の欠点は、今やっている勉強のキリが良いので、次の勉強になかなか手がつけられなくなってしまうことです。
また、勉強の進捗に関係なく「疲れたら休憩する」という人も多いですよね。
ですがこの休憩法では、休憩をとるころには勉強に疲れ切った状態になっているので、再び勉強に戻れなくなってしまいます。
休憩の時間と頻度を前もって決めていないと、勉強に戻るのが難しくなってしまうので、時間を決めてから休憩するのがおすすめですよ。
記事の後半でおすすめの休憩時間の設定方法を紹介します!
【避けるべき休憩の方法】③休憩時間にスマホに熱中する
いつも身近にあるスマホには誘惑がたくさんあります。休憩時間の過ごし方はスマホ一択!という人も多いですよね。
しかし、スマホの使用は画面から発せられるブルーライトで目が疲れたり、触っている時の固まった姿勢など、思いのほか身体にダメージを与えてしまいます。
休憩時間にスマホに触れると勉強時に蓄積した疲労が抜けないので、スマホに触れることは休憩には適さないのです。
おすすめの休憩時間の設定方法
【休憩時間の設定方法】①学校と同じ時間割で休憩をとる
学校と同じ時間割で休憩をとると、学校と同じようなサイクルで勉強を進めることができます。
休憩から勉強に戻りやすいので、勉強と休憩のメリハリをつけにくい人にもおすすめです。
また、学校の時間割と同様に休憩をとるタイミングで教科を変えると、1日にさまざまな教科に取り組むことができます。
たくさんの教科の勉強が必要な国立大学を目指す受験生や、定期テストの勉強をする人にぴったりの休憩のとり方です。
ただし、授業中に集中力が切れてしまう人には勉強時間が長すぎるので、向いているとは言えません。
このような人は次に紹介するポモドーロテクニックを活用してみてくださいね!
【休憩時間の設定方法】②ポモドーロテクニックを活用する
ポモドーロテクニックとは25分勉強したら5分休憩のサイクルで勉強する方法のことです。
25分勉強して5分休憩するというサイクルをくりかえし、4回(2時間)ごとに30分休憩をとることが推奨されています。
YouTubeにタイマーの動画が上がっているので、活用すると簡単に実践できます。
この勉強法は1回に勉強する時間が25分と短いため、取り組みやすいことが特徴です。
学校の授業が長すぎて集中できない人や、なかなか勉強が始められない人におすすめですよ。
ただし1回に勉強する時間が短いので、人によっては一番集中しているときに休憩を挟むことになります。
過去問演習ではなく、時間のないテスト直前期に試してみてくださいね。
【休憩時間の設定方法】③試験のタイムスケジュールに合わせて休憩をとる
試験のタイムスケジュールに合わせて休憩をとることは、受験直前期の人におすすめです。
過去問や予想問題集を解くときに受験当日の日程で取り組んでみると、自分の課題が見えてくるためです。
例えば、休憩時間に次の教科のためにどんな勉強をするべきか、どんな行動をすれば一番コンディションを高められるかなどがわかります。
また、当日の休憩時間のシュミレーションをしておくと受験に対する不安の軽減になりますよ。
この勉強法のデメリットは1回に勉強する時間が長く、まとまった時間の確保が難しい人には実践しにくいことです。
少しハードルは高いですが、ぜひ取り組んでみてください。
おすすめの休憩の過ごし方
【おすすめの休憩中の過ごし方】①仮眠をとる
ぼーっとしたまま勉強して頭に入らない……という経験をした人も多いのではありませんか?
そんなときは10分〜20分程度の仮眠をとると頭がすっきりします。
タイマーやアラームをかけて勉強にすぐに戻れるようにしておくことがポイントです。
起きられない人は机に向かったまま寝るのもいいですね。
短時間では眠れないという人は、YouTubeの入眠用のBGMを聴いて目をつぶるだけでも効果が実感できます。
仮眠をとりすぎて、夜眠れなくなってしまわないように注意してくださいね。
【おすすめの休憩中の過ごし方】②音楽を聞く
自分の好きな音楽を聴くとリラックスでき、ストレス解消になります。
応援ソングを聴いて勉強のモチベーションをあげたり、ヒーリングミュージックを聞いて、心を落ち着けたりすることもおすすめです。
スマホを使って音楽を聴く場合は、自分で決めた休憩時間に併せてタイマーを設定してダラダラ画面を眺めないようにしましょう。
【おすすめの休憩中の過ごし方】③身体を動かす
勉強中はつい同じ姿勢をとり続けてしまい血流が悪くなりがちなので、疲れない程度に歩き回ったり、ストレッチをすることもよい休憩になります。
おすすめはラジオ体操です。
身体全体を動かすので、全身を満遍なくほぐすことができます。
また、多くの人が経験しているので運動が苦手な人も取り組みやすいのでぜひ試してみてくださいね。
筋トレをすることもいいですね。
ネガティブになっているときに筋トレをすると、達成感が得られるので気分転換になります。
運動部を引退したあとの受験生には運動不足になりがちなので特におすすめですよ。
くれぐれもやりすぎて疲れてしまわないように気をつけてくださいね!
【おすすめの休憩中の過ごし方】④人と話す
学校で勉強している場合には友だちや先生、家で勉強している場合には家族などと話すことも息抜きになります。
勉強していると声を出す機会が少なく、普段話すことが好きな人はストレスが溜まってしまいますよね。
そんなときは、勉強の質問や、不安、好きなことについて話すと気分転換になりますよ。
不安や悩みを共有することで、モチベーションをあげることができます。
ただし、楽しくなって時間を忘れて話し込んでしまわないように注意してください。
時間を決めて、勉強に戻る時間を共有してから話すようにすることで、しっかりメリハリをつけることができますよ。
おわりに
自分にあっている休憩時間のとり方・過ごし方は人によって違います。
この記事で紹介したもののなかでもいくつか試して、自分なりの方法を見つけてほしいです。
勉強できる時間は限られているので、目標に向かって効率の良い勉強ができるとよいですね。
応援しています!