はじめに
受験生の皆さん、集中して勉強をすると疲れて眠たくなるということはありませんか?
「ここで寝てはいけない」とエナジードリンクを飲んで勉強を続ける人も多いと思います。
しかし、寝ることは別に悪いことではありません。
質の高い昼寝は、人間の記憶力や発想力を飛躍的に上げると言われています。
実際、スタジオジブリの宮崎駿監督は、作業が行き詰った時に短時間の昼寝をすることで、新たなアイデアを思いついていたそうです。
そこで、この記事では勉強の効率を上げる昼寝のコツを5つ紹介します。
勉強に疲れた時は、この記事を参考にして昼寝をしてみて下さい。
目次
勉強の効率を上げる昼寝のコツ5選
勉強の効率を上げる昼寝のコツ1:昼寝の時間は15分~20分、長くて30分まで
受験生から最も多く聞かれる質問は、「昼寝は何分すれば一番効果的なのか?」ということです。
この疑問については既に科学的な結論が出ています。
昼寝で脳の疲労を回復し、学習能力を上げる適切な昼寝の時間は「15分~20分、長くて30分まで」です。
30分以上の昼寝をすると、眠りが深い眠りになってしまい、起きた後もずっと眠気が続くことになります。
ですので、完全な眠りに入る直前まで最大限まで体と脳を休めることができる、15〜20分が最適なのです。
勉強の効率を上げる昼寝のコツ2:昼寝前にカフェインを取る
「30分で起きられたら苦労しないよ……」なんて思っている人がいるのではないでしょうか。
たしかに、一度昼寝をしてしまうとなかなか起きられないという人もいるでしょう。
そんなあなたにオススメしたいのが「昼寝前にコーヒーなどでカフェインを摂取する」ことです。
カフェインは眠気を覚ます時に利用されることが多いため、意外に感じる人がいるかもしれませんが、カフェインは摂取してから効果が出るまで約30分かかると言われています。
そのため、昼寝前にコーヒーなどを飲むと、寝ている間にカフェインがまわり、30分後にすっきり目覚めることが出来ますよ。
勉強の効率を上げる昼寝のコツ3:リラックスできる環境で寝る
昼寝をしてもリラックスできていなければ疲労回復効果はあまり発揮されません。
だからこそ、リラックスした状態で寝て、昼寝の効果を上昇させましょう。
具体的なリラックス方法としては以下のようなものが挙げられます。
- アイマスクなどで周囲の光を出来るだけ遮断する
- 耳栓などで周囲の音を出来るだけ遮断する
- ベルトや時計などを外す
- 靴を脱ぐ
- クッションなどを利用する
アイマスクによっては光を遮断するだけでなく、蒸気で目元を温めてくれるものもあるみたいです。
さらにリラックス状態を促してくれそうですね。
勉強の効率を上げる昼寝のコツ4:適度な負担の姿勢で寝る
「適度な負担」が昼寝には重要です。
先ほどはリラックスの重要性を話しましたが、過度なリラックスは実は逆効果です。
ベッドに横になって昼寝をすると負担はほとんどないですが、睡眠が深くなり起きても眠気が続くことがあります。
そこで、机に伏して寝たり、イスにもたれて寝たりするなど、適度な負担のかかった姿勢をとることで、そこまで睡眠が深くならずに昼寝をすることが出来るのです。
勉強の効率を上げる昼寝のコツ5:昼寝前は暗記、昼寝後は計算を!
人間は寝ている間に知識の整理を行うと言われています。
そのため、寝る前に暗記物の勉強をしておくと寝ている間に脳に定着しやすいのです。
また、昼寝後は脳が落ち着いた状態になっています。
そこからもう一度勉強に戻るためには、脳に刺激を与えなければなりません。
この刺激として最適なのが「計算」です。
頭を使って計算することで、脳が活性化し、その後の学習能力を飛躍的に向上させますよ。
最後に
いかがだったでしょうか。
昼寝は勉強の効率を向上させるカギになります。
入試前や週末に朝から勉強していると、午後から少し眠たくなってくるということがあるでしょう。
そんな時には、上記の昼寝のコツを参考にして勉強の効率を飛躍的に向上させてください!