【東大合格体験記】東大受験生は地頭が良いとは限らない。学年の中の下からスタートして東大に合格した話

はじめに

こんにちは!

私は現在、東京大学文科1類に在学中の1年生です。

今回は私が東大を目指したきっかけや、受験時代に行っていた勉強法、受験本番の体験などを紹介します。

これから東大を受験される方の参考になれば幸いです。

私がどうして東大を目指したか。どうして東大文科1類を目指したか。

私は都内の私立の中高一貫校に通っていました。毎年東大合格者を平均して5人ほど輩出する学校です。

中学時代は定期テストが近づいてもまともに勉強することはなく、成績は学年で中の下くらいでした。この時の私は、東大を受験するとは夢にも思いませんでした。

東大を意識するようになったのは高校生になってからのことです。きっかけは高校のHRの授業で東大に進学した卒業生の話を聞いたことでした。

東大の教養学部は入学時に専攻を決める必要がなく、2年間の教養課程を経て自分の進みたい進路を選ぶことができる仕組みです。

当時大学で学びたいことを決めていなかった私には、その仕組みがとても魅力的だと感じ、漠然と東大に憧れを抱くようになります。

また、日本で一番優秀な人が集まる大学に単純に興味があったことも事実です。そこで友人を増やすことができれば、自分の人生がもっと充実したものになるのではないかと思いました。

文科一類を目指したのは、文系で最難関の学部だと知って、そこに入ることができれば、自分に自信を持てるのではないかと考えたからです。

私の場合、特に官僚や弁護士になりたいと考えていたわけではありませんでした。

私が受験勉強を開始した時期と当時の学力

高1の私は校内でも平均ほどの成績で、東大を目指せるほどの学力は全くありませんでした。

当時の勉強時間はほぼゼロで、まずは勉強に慣れることをしなければならないと考えます。

高1の1学期の間は、与えられた宿題をきちんとこなすこと、毎日必ず授業の復習をすることを目標にして、定期テストの点数を上げるための勉強をしていました。

高1の夏休みからはほとんど毎日図書館や塾の自習室にこもり、継続して1日に3~4時間ほど勉強するようになりました。

そして夏休みが明けてからようやく成果が現れるようになります。

高1の6月の駿台模試の偏差値は3教科で53で、東大はもちろんE判定でした。しかし夏休み明けの10月の駿台模試で偏差値は65まで伸び、東大はB判定になりました。

先にも述べた通り、私は中学時代から頭がよかったわけでもなく、地頭が良かったわけではありません。

ここで伝えたいことは、どんなにスタートラインが低位置でも、高1からの努力次第では東大を目指すことは可能であるということです。

自分の現状と理想の距離感を掴み、ゴールから逆算して今やるべきことを考えれば、必ず志望校に合格できると思います!

東大合格のための私の戦略

センター試験と二次試験の目標点数

試験名 目標点数(満点、得点率)
センター試験 810点(900点、90%)
二次試験 270点(440点、61%)

文科一類に関しては、センター試験で8割ほどの点数を取ることができれば足切りを突破できます。

しかし、合格者は毎年平均して9割ほどの点数を取るので、二次試験で少しでも優位に立つべく、目標を9割としました。

また、合格者最低点よりは+10点を目指すために、二次試験では270点を目標としました。

センター試験の科目別目標点数(と実際の得点)

科目名 目標点数(実際の点数)
国語 160点(170点)
現代文 80点(77点)
古文 40点(43点)
漢文 40点(50点)
数Ⅰ+A 90点(97点)
数Ⅱ+B 80点(85点)
英語(筆記) 200点(193点)
英語(リスニング) 50点(48点)
世界史 100点(93点)
地理 90点(92点)
生物基礎 45点(47点)
化学基礎 45点(43点)
合計 810点(820点)

センター試験は目標の9割を超えることが出来ましたが、私が受験した年は文系科目が易化したため、早稲田大学のセンター利用は不合格となってしまいました。

しかし、二次試験突破を目指すにあたり、致命的なミスは負わなかったため、センター後の勉強のモチベーションが下がることもなく、ラストスパートをかけることが出来ました。

二次試験の科目別目標点数(と実際の得点)

科目名 目標点数(実際の点数)
国語 60点(56点)
数学 50点(29点)
英語 80点(90点)
世界史 40点(42点)
地理 40点(44点)
合計 270点(261点)

目標点は合計で6割程度でしたが、私は各教科に出来不出来の差が激しかったため、設定した目標の得点率は科目によって違いました。

私の場合、苦手な国語では半分を死守し、得意だった数学や英語で国語をカバーする戦略を取りました。どんなに苦手な教科でも、少なくとも半分を目指すことをお勧めします。

しかし本番は1日目の数学で大失敗をしたため、数学が終わった後はとても追い詰められたような精神状態でした。

1日目が終わった後は後悔ばかりが頭をよぎり、夜は3時間しか眠ることができませんでしたね。

2日目は睡眠不足で、受験放棄することも頭をかすめましたが、腹をくくって後悔の無いように試験を最後まで解き切ろうと気持ちを切り替えました。

その結果、社会と英語に関しては冠模試を通じても過去最高の出来で、1日目のミスをカバーしきった形でなんとか合格することが出来ました。

どんなに勉強時間を積み重ねても、本番では何が起こるか分かりません。重要なことは失敗からいかに早く立ち直るかだと思います。

試験本番は二度とやり直しがきかない一発勝負です。やってしまった失敗からは全力で目を背け、その後に1点でも多く取るべく、次の教科に集中しましょう。

東大合格を勝ち取る時期別の勉強時間・モチベーションの変化

高2の1年間:模試の復習を繰り返し行い、英数の基礎を固めた。

高2の時点ではまだ受験までに時間的余裕があるので、英数の基礎固めに専念しました。その際に活用したのが模試の復習です。

模試で間違えた問題はズバリ自分の弱点。模試の解き直し用のノートを作成し、自分が問題を間違えた原因を分析、そして次の模試で生かせるようにしました。

例えば英作文の解き直しノートでは、自分が英作文で減点された原因を種類別に分けます。分析の結果、自分は時制のミスが多いことに気づいたため、その後の模試では見直しの際、重点的に時制の確認を行いました。

数学の問題では単元ごとにノートを分け、微積専用のノートや確率専用のノートを作り、苦手分野を潰していくことに時間を割きました。

また、高3になれば毎日勉強するのは当たり前。そこで、高2のうちから勉強に毎日必ず触れる習慣をつけて、高3で勉強時間が増えても苦痛にならないようにしていました。

高3の夏:初めて東大の冠模試を受験する。

高3の夏に駿台・河合両方の冠模試を受験しました。難易度としては駿台の冠模試の方が若干レベルが高めです。

担任の先生からは、夏の冠模試は良い判定をとることよりも、本番と同じような時間配分で解くことを目標にするのが良いと言われました。

そこで、まずは冠模試の前に一通り東大の出題形式を眺め、時間内に解き終わることができるような戦略を立てました。皆さんも冠模試を受験する前に戦略を練ると良いかもしれません。

冠模試を終えた後は、記憶が薄れないうちに解説を読み、できなかった問題を復習します。
この時に大まかな自己採点も行いました。

返却後は一般の模試の時と同様に、他の受験生が解けて自分が解けなかった問題を中心に復習し、どこで差がついたのかを分析します。

夏の冠模試は駿台・河合ともにA判定だったので、良い判定をもらったことで更なる自信を得ることができました。しかし油断は禁物です。

ここでペースを落としてはいけないと自分に言い聞かせながら勉強を続けました。

高3・秋:過去問を解き始める一方、時には息抜きも行った。

夏休みが終わると本格的な過去問演習を始めました。現代文や世界史に登場する記述問題の上達には第三者の視点が必要不可欠なので、先生方に添削してもらいました。

現代文は2010年~2014年の5年分を12月までに解くことを目標にしました。世界史に関しては学校の先生に指定された年度の問題を7~8年解きました。

しかし、東大の過去問は決して易しいものではなく、毎日過去問演習を続けることは大きな心労を伴います。私自身、この時期は最もモチベーションが低下しました。

そこで学校の昼休みだけは絶対に勉強をしないと決めて合唱の練習に友達と参加し、ストレス発散を行いました。

高3になっても息抜きは必要です!勉強は残りの時間で集中して取り組みました。

教科別の使用していた参考書と使い方

国語の参考書

数学の参考書

英語の参考書

世界史の参考書

最後に(受験生への応援メッセージ)

東大受験をして良かったことの一つは、ある目標のために努力を続け、それを達成することが出来、自分に自信が持てたことだと思います。

中高時代に部活に入っていなかった私は、何か目標を立てて、それに向かって努力をするという経験がありませんでした。

自分には何の取り柄も無いのではないかと後ろ向きに考えることもありましたが、私は東大受験を通して、何か大きなことを成し遂げられたという達成感を得ることが出来ました。

受験で得られた達成感は、今後生きていく上での自信につながるといっても過言ではありません!

今後勉強が辛くて苦しいと感じることがあるかもしれませんが、辛い日々を乗り越えた先の自分の姿を想像して、最後まで頑張ってください。

皆さんの健闘をお祈りしています!




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