【受験期の高3必見!】推薦合格者と一般入試受験者の本音と事情

はじめに

受験期は心の余裕がなくなりがちで、人間関係のトラブルが増えてしまうこともありますよね。

特に、早期に合格が決まっている推薦入試合格者と、高校の卒業式の後まで進路が決まらないこともある一般入試受験者が対立してしまうこともあります。

そこで今回は、皆さんが良い関係で最後の高校生活を過ごせるように、「推薦組」と「一般入試組」のお互いの本音を紹介していきます。

意外と知らないお互いの一面も見えてくると思うので、ぜひ最後まで読んでください!

一般入試を受ける同級生に知ってほしい推薦入試受験者の本音

【推薦入試受験者の本音】①早期合格までの道のりも楽ではない!

多くの推薦入試合格者は、3年間を通してかなりハードな学校生活を送っています。

私も推薦入試を受験して合格しましたが、週6で部活をしながら成績をキープするために定期試験前に睡眠時間を削って勉強したことが懐かしいです。

私が通っていた高校では、成績上位者であることに加え、全国大会レベルの部活動の成績を残していることも推薦の条件でした。

元々推薦入試を受けようとは考えていなかったものの、こうした努力の結果いただいた推薦だと私は思っています。

また、受験期も自分が想像していたよりずっと大変でした。

推薦入試を受験する人は、一般入試の対策と両立しながら推薦入試の特殊な受験対策をする必要があります。

私は、小論文面接を練習する必要があったのですが、小論文を添削されたり面接練習で先生と1対1で会話したりするのが苦手で、練習後はとても落ち込んでいました。

特に面接対策を通して自分の知識の無さを突きつけられ、新聞や本を必死に読み漁ったのも苦い思い出です。

このように、推薦入試を受ける人は、一般入試のみを受験する人よりは受験勉強に時間を割けません。

そのため、周りの受験生の成績の伸びと比べて焦ったり、模試の成績が落ちたときに苦しむ人が多い印象です。

万が一不合格だと3、4か月で挽回しなければいけません!

【3ヶ月で挽回】慶應文学部の自己推薦不合格から一般入試合格までの道のり

2022.08.19

【推薦入試受験者組の本音】②推薦入試の受験を隠すのが辛い!

私は、推薦入試について先生から口止めされていて、大多数の友達に言えず嘘をつき続けました。

自分のことを信頼してくれている友達に隠している罪悪感や、ふとした時に推薦入試の話になって他人事のように振舞わなければならないことが苦しかったです。

友達との会話の中には、お互いに苦労を知ることができないために、無神経だと感じてしまう言葉もあったので、ショックを受けることもありました。

一般入試と推薦入試は、さまざまな面で全く違うものです。安易にその難易度苦楽を測れるものではないことにお互い注意したいですね。

もちろん友達との関係で嬉しかったこともあります。

本当は口止めされていたのですが、一番信頼している友人に推薦受験をすることを報告しました。

その友人は一般入試を受ける予定だったので、どう思われるか少し不安でした。

結局不安になる必要は全くなく、彼女は心から応援してくれて、私が推薦入試対策でつらかったときにも寄り添ってくれました。

自分の受験勉強もあるのに、全力で支えてくれたことが本当に嬉しかったです。

私の場合は信頼できる友人でしたが、先生や家族など自分だけで抱え込まないような環境を作っておくのも、推薦入試受験者に限らず大学受験に立ち向かうときには必要ですね。

【推薦入試受験者の本音】③推薦合格後も遊んでばかりじゃない!

早く合格が決まると、「遊んでいるのではないか」と思われることが多いのですが、合格後もやるべきことはたくさんありました。

まずは一般入試を受けるみんなと一緒に共通テストの勉強

私は推薦入試の合否に関係なく、受けることは既に決まっていたので勉強しました。

どうせなら良い点を取って、推薦だからといって文句は言わせないぞ、と思いながら頑張りました!

また、私が通っていた高校では登校日がとても多かったので、一般入試組と一緒に二次試験対策講座を受けたり、自習の時間は新書文学作品を読んだりしました。

加えて、空いた時間を利用してお世話になった担任の先生に手紙を書いたりもしました。

もし推薦で受験した、またはこれから受験する人がいたら、周りへの感謝を忘れずに過ごしてほしいです。

推薦入試合格者に知ってほしい一般入試受験者の本音

【一般入試受験者の本音】①推薦入試合格者に対するポジティブなイメージ

一般入試を受験して進学した友達に、推薦入試合格者に対するイメージを尋ねてみました。

まず、真面目で成績も良くて、部活動もサボらず頑張っているイメージがあるそうです。

ある推薦入試合格者を見て、「この人なら推薦されるのも当然だな〜」と思ったとのこと。

また、人格的に尊敬できるような人が、推薦で合格していることが多かったと話してくれました。

私もそう思われたいと考えたので、良い雰囲気を維持するために、合格後も二次試験まで真面目な学校生活を送っていました。

卒業後に「実は推薦で合格してたんだ」と言うと、全然気づかなかったと驚かれることもあります。

そこまで溶け込むのは難しいと思いますが、最後までプライドを持って高校生活を送れると良いですね。

【一般入試入試受験者の本音】②推薦合格者には応援してほしい

推薦入試合格者の人たちには、少なくとも卒業まではきちんとした学校生活を送ってほしいと思います。

多くの一般入試受験者は、推薦入試合格者について否定的な意見は持っていません。

彼らに素直にお祝いしてもらえる・一緒に卒業を祝えるように、学校にサボらず行く、校則を守るなどの最低限のことはしましょう。

推薦入試を通してたくさんの人に支えてもらった分、周りの友達を支えてあげてください。

周りの人を支えるという点で、合格報告についても気をつけてほしいことがあります。

それは、「一般入試が終わる前に、あまり多くの人に合格したことを言わないこと」です。

早期合格者の報告で、焦ったり、落ち込んだり、傷ついたりしてしまう一般入試受験者がいます。

合格しても浮かれずに周りに配慮してください。報告をする相手は慎重に選びましょう。

また、ある一般入試合格者の人は、「最後まで一緒に頑張ってくれたら、全体として良い雰囲気で終われるからありがたいな」と言っていました。

入試制度が多様化する中でも、やはり現役生の受験は「団体戦」です。

応援の気持ちも込めて、授業には真面目に参加しましょう!

一般入試組より時間に余裕がある分、自分磨きのつもりで最後まで勉強したり、自分が専攻したい分野の本を読んでみたりするのも良いと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか?推薦合格者、一般入試受験者ともに、お互いの本音は参考になる部分も多かったのではないでしょうか。

自分が辛い時期は、他人の良い面ばかりが目に入って妬ましくなります。

それでも、相手の苦労を思いやれるようになれば、お互い快く過ごせるようになるはずです。

この記事を最後まで読んでくれたあなたが、貴重な高校生活を楽しく過ごせますように!




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