【2024年度最新版】早稲田大学商学部の新カリキュラムを徹底解説!

はじめに

2024年度以降、早稲田大学商学部は新たなカリキュラムに変更されましたが、大々的な発表はされていない状況で、最新情報を仕入れられていない方々も多いと思います……。

本記事では、実際に早稲田大学商学部に通う学生が、以前までとの変更点に触れながら、新カリキュラムについて徹底解説します!

1~2年生時の変更点

【1~2年生時の変更点①】必修科目がボリュームアップ

2023年度以前と比べて、2024年度からは必修科目が3科目増えたので、詳しく紹介します。

①ビジネス概論

1年生の春学期に設置されビジネスに関わる基本的な知識を14回の授業で学ぶことができます。

授業では、アントレプレナーシップ(起業家精神)・マーケティング・消費者行動・経営戦略・国際ビジネス・組織行動・金融・会計・経済学・統計学・保険・法学という、幅広いジャンルを履修します。

商学部では珍しい、すべての授業と期末試験がオンライン上で実施される授業であるため、期限内であれば自分のタイミングで受講できますよ!

この授業を履修すればビジネスに関する知識を幅広く得ることができ、視野を広げられるので、ぜひ入学の暁には真剣に受講していただきたいです!

②統計リテラシーγ

商学部では以前から必須だった「統計リテラシーα・β」に加え今年度からはγも必修となりました。

この授業では、情報社会の現在に対応すべく、学習と利用を通して推測統計を具体的に理解することを目標としています。

なお、仮説検定を含んだ、数学A・Bで扱われる統計の知識も活用できるため、今から数学を真面目に受講することをお勧めします!

③Pythonによるデータ解析

Pythonとはデータを詳細に分析する際に使用するソフトで、この授業では基礎的な動作から詳しく扱われるため、難しそうと思った皆さんでも安心して受講できますよ!

【1~2年生時の変更点②】選択必修科目が減少

2023年度までは、10科目(金融入門・保険入門・経営学・マーケティング論・マクロ経済学・ミクロ経済学・管理会計論・財務会計論・基礎統計学・国際貿易論)のうちから6科目以上の履修が必須でした。

2024年度以降は、5科目(金融入門・保険入門・経営学・マーケティング論・基礎統計学)のうち2科目以上履修するという形式に変わったんですよ!

2024年度よりなくなった5科目は、基本的には早稲田大学商学部特有のトラックという枠組み(他の学部でいう「学科」のような3年生から全学生が所属するもの)に所属後履修可能な科目群に移動されました。

なお、選択必修科目の単位数が減少した分、これまでよりも専門教育科目という、専門的な科目群の割合が高まる形となります。

自分で学びたい学問に注力できる時間が増え、より研究に適している環境を整えることができます。

この記事では、早稲田大学商学部で開講されている、必修科目や選択必修科目の最新情報を、実際に通っている筆者の意見も交えながら紹介しています!

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【1~2年生時の変更点③】言語の単位数が減少

2023年度までは、1年時の英語と第二外国語4コマずつ、2年時の英語と第二外国語2コマずつ、2年時~卒業までの英語と第二外国語から計4コマの履修が必修とされていました。

以上の必修に加えて、2年生以降〜卒業までに英語と第二外国語の中から計4コマを選択必修として履修する必要がありました。

選択必修→指定された科目の中から決まった授業数をとるべき授業のこと

この場合、ほかの科目との兼ね合いで2年生までの間に外国語の授業を履修しづらいこともあり、言語が専門的な学習を阻害するケースもありました。

学生によっては3年生まで言語の授業を取らなければならなくなり、言語を徹底的に学習する文学部ではない学部としては時間割に占める言語の負担が大きかったんですよ!

2024年度以降は、1年時の英語と第二外国語4コマずつ、2年時の英語4コマが必修で、2023年度までより言語の必修が2コマ増える代わりに、第二外国語の2年生の必修の授業がなくなります。

選択必修の言語は英語と第二外国語ともになくなり、専門分野の学習によりコミットできる環境が整いました。

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ただ、代わりに外国語専門科目という、英語で授業を行う科目を従来よりも2コマ多く履修する必要があります。

3年生で言語の授業を履修することは特例を除いてなくなり、3年生以降は現在よりも一層専門分野に注力した勉強を行うことができます。

3~4年生時の変更点

【3~4年生時の変更点①】トラックの再編

先ほども説明したように、早稲田大学商学部にある「トラック」とは他の学部でいう「学科」、「コース」のようなもので、3年生から全学生が所属するものです。

ゼミへの所属や卒業論文の執筆は必須ではないですが、トラックには全学生が所属する必要があり、2年生の1月までには3年生以降の自分の専門分野を決定します。

2023年度までは、6つ(経営トラック、会計トラック、マーケティング・国際ビジネストラック、金融・保険トラック、経済トラック、産業トラック)のトラックがありました。

2024年度以降、マーケティング・国際ビジネストラックマーケティングトラックに再編されました。

金融・保険トラックは、ファイナンストラック保険・リスクマネジメントトラックに分離され、経済トラック産業トラックビジネスエコノミクストラックに統合されました。

注目は、2024年度から新たに設置される「保険・リスクマネジメントトラック」です。

実は様々な大学の商学部を見ても、保険を専門とした学科は存在せず、学科よりもさらに細かい「専攻」という単位でしか存在しないんですよ!

早稲田大学商学部では今後トラックとして保険のみの学科が誕生するため、より保険を学習するにはベストな環境が整いつつあります。

この記事では、早稲田大学商学部で開講されている、「トラック」や面白い授業の最新情報を、実際に通っている筆者の意見も交えながら紹介しますよ!

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おわりに

本記事では、早稲田大学商学部の2024年度以降のカリキュラムの変更点について、詳しく紹介しました。

変更点を把握して最新の情報を得るだけでなく、実際に自分の未来の姿を思い浮かべながら、今の勉強に最大限取り組んで欲しいです!




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