はじめに
私大英語の過去問を解いてみたけれど、どうやって復習して良いかわからない……。
そんな方のために、英語過去問の効果的な復習法、過去問ノートの作り方を紹介します!
ぜひ参考にしてみてください。
目次
英語過去問の復習方法 実際のノート公開!
英語過去問の復習手順
過去問の一般的な復習法は、以下のようなものだと思います。
《過去問を解く→丸つけをする→間違った問題の解説を読む→おしまい》
しかし、これだけでは過去問を十分に活用できているとは言えません。
過去問を最大限活用するためには、復習を通して自分の「弱点」を見つけ、それに対処して次回に繋げていくことが必要です。
そのためにおすすめなのが過去問ノートです。
過去問ノートを活用して、自分の間違え方や時間配分を分析しましょう!
過去問ノートの作り方
〈画像〉実際の過去問ノート
まず過去問ノートには、不正解だった問題の間違ってしまった理由を書きましょう。
大事なのは、正解だったけれど不安だった問題についても、どこが不安だったのか(例えば「2択で迷った」「知らない単語が多すぎた」など)を書くことです。
次に、英文中にあったが意味が分からなかった単語や熟語をノートに書き出します。
ただし、本文に出てきた単語全てを覚えていたら効率が悪いので、固有名詞やあまり問題に関係しない名詞・形容詞は書かなくて大丈夫です。
「動詞」と「設問に関わる熟語・表現」を中心にメモをしていきましょう。
特に同じ大学や学部の過去問で複数回出た表現には注意して、必ず覚えるようにしてください!
そして欠かせないのが、解く順番と時間配分についての見直しです。
得点とかかった時間を大問ごとに計算しておけば、次回の戦略を立てやすくなります。
「解く順番や時間配分を決めてから解く」、「ノートに結果を記録して次回の戦略を立てる」を繰り返して、自分に最適な方法を見つけましょう!
受験直前期までには解く順番と時間配分を決定して、直前はその通りに本番同様の演習をしていくことが理想です。
最後に過去問全体を俯瞰してみて、特筆するべき反省点ややって良かったことがあれば、必ず自分の言葉でメモを取りましょう!
過去問の進捗管理法
過去問を解いたときは日付とその点数にあわせて、「大学名」、「学部名」、「解くのにかかった時間」、「科目名」を記録する習慣をつけましょう。
もし合格最低点が公開されていれば、自分の得点を計算し、合格最低点に達したかどうかを確認する作業も必要です。
配点は公開されていないことが多いので、「正解した問題数÷総問題数」でおおよその値を出せばOKです。
そして特に足を引っ張っている科目があれば、その科目をあと何点とれば合格最低点に届くのかを計算してみましょう。
ただし、得点調整が行われる場合もあるので、合格最低点に届かなかったからといって気にしすぎないようにしてください。
〈画像〉実際の進捗管理メモ
過去問ノートを作るときの注意点
【注意点①】綺麗なノートを作ろうとしない
あくまでも自分が復習する用のノートなので、自分がわかるように書けばそれで十分です。
きれいな字を書こうとしたり、定規を使ったりする必要はありません。
復習する時間はあまり取りすぎず、多くても試験時間の2倍程度までに抑えると良いでしょう。
試行錯誤しながら、ぜひ自分の復習しやすいノートを模索してみてください。
(過去問ノートの工夫例)
①特に覚えたい箇所・復習したい箇所にマーカーや付箋で印をつける
②解き直すためにあえて余白をとる
③教科書や参考書に戻って復習したときはその該当ページを書き込む など
【注意点②】過去問ノートは1冊で良い
学校や科目によってノートを分ける必要はありません。
むしろ1冊でまとめることで持ち運びが楽にでき、「過去問を解きたいのにノートがない」という事態を防ぐことができます。
もちろんルーズリーフを使っても大丈夫ですが、その際はくれぐれも紛失したり順番が分からなくなったりしないように注意してくださいね。
【注意点③】ノートを作って終わりにしない
せっかく作ったノートをそのまま放置してしまうのは大変もったいないです。
模試の前など、定期的にノートを見返す習慣をつけましょう。
筆者の実感からしても、過去問ノートで過去のミスを見直して、自分が間違える傾向を思い出してから解くと解答の精度が上がります!
また、大量にミスをした大問は時間をおいてから解き直すとより実力を伸ばすことができます。
内容をなんとなく覚えてしまっている英長文でも、もう一度解いて正しい解答プロセスを追うことで、解答の根拠を探す良い練習になります。
できる限り解ける問題を増やしていく必要がありますが、どうしても解けないものはいわゆる「捨て問」にしてしまうのもアリです。
「確実に得点したい設問」と「捨て問」をはっきり区別するのも大切な受験戦略の一つです!
おわりに
いかがでしたか?
今回は私大英語に焦点を当てましたが、この復習法は他科目や共通テストに応用することも可能です。
過去問演習のあと、その結果を活かせるかどうかが今後の成績を分けます。
ぜひ出来ることから実践して、過去問をフル活用してください!