ライバルに差をつける!4つの「凄い記憶術」をマスターせよ!

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受験勉強では、数学の公式や歴史の用語な覚えることがたくさんありますよね。

「同じように授業を受けているはずなのに、自分だけなかなか覚えられない…」と感じたことはありませんか?

人によって記憶力に差はあることは確かです。しかし、記憶には様々なテクニックが存在し、それを活用すれば記憶量は飛躍的に向上するのです。

そんな記憶術をうまく活用すれば勉強の効率が向上するのは間違いなし。もしかしたら、記憶の得意な人は知らないうちに実践しているのかもしれません。

今回は、記憶術の実践方法も含めて紹介します。

記憶の前に3つの原則

1 記憶は素早く!

記憶は単純作業になることが多く、ついつい時間をかけてしまってはいませんか?

しかし、ゆっくり覚えようとすると、記憶しようとしていることとは関係のない余計なことを考えてしまい、効率が下がってしまいます。

ですから、記憶は素早く、なるべく急いで覚えるようにしましょう。短いスパンの記憶を繰り返すことで、より記憶が定着します。

2 何を覚えるのか、記憶する対象をはっきりさせよう!

そもそも記憶と言っても、何を覚えるのか、どこまでの範囲を覚えるのかはっきりさせないで記憶をしていくと効率が悪くなってしまいます。

問題を解くのに何を覚えればよいのかを考え、記憶すべき対象に必要に応じて番号を振ったり、図や表を作成したりして整理してから記憶しましょう。

3 どのレベルで思い出せば良いのかをはっきりさせよう!

例えば1つの英単語を取ってみても、「英単語を見て日本語訳が分かれば良いのか」「英作文で良く使う英単語なのか」「日本語からその英単語を導き出せるようにする必要があるのか」など必要とする記憶のレベルには違いがあります。

勿論、すべて完璧に記憶するのが理想ではありますが、効率良い勉強のためには「どのレベルまで思い出せれば良いのか」をはっきりさせてから記憶することが大切です。

基本の記憶術の紹介

先程の記憶の三原則を踏まえて、ここからは基本的な暗記術を紹介していきます。

日常の受験勉強に応用できるものばかりなので是非、マスターしましょう!

1 場所法

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この記憶術は、簡潔に表現すると、「ある忘れることのない物事の組み合わせ、順番を基礎として、それに覚えようとする対象を順番通り関連付けて暗記する方法」です。

この記憶術を実践するには、まず、基礎になるものとその順序を作成する必要があります。

例えば、左の図のように体のパーツを上から順に数をあてはめたものや、毎日見る通学路の風景を上から順に並べたものなどが適しています。

その決めた順に覚えたい単語や用語を当てはめて、体や風景と対応させて覚えていくのです。

一度このような対応表を覚えてしまえば、復習をする際にこの表を補助的に使うことができます。

具体的な使い方を説明すると、ある日の勉強中にいまいち覚えられないなと思ったものを対象に、「この英単語は頭」「この用語はひたい」「この公式は目」というように対応させ、例えば、帰宅の電車の中や寝る前などに、「今日は頭にこの単語を対応させた」「ひたいはこの用語」「目はこの公式」というように思い出す練習をすることで、その日の復習を簡単に行うことができます。

また寝る前に、全ての対応関係を思い出せるようになるまで寝ない、などルールを決めるのも効果的です。

慣れてきたら、2つ以上のものを一つの部位に対応させてより多くの事項を暗記するのに使うことも出来ます。

さらに、これは後に紹介する連想法と組み合わせることで、「順番通りに覚えなければいけないものの暗記(例:歴代の将軍名)」などにも応用することができる記憶術です。

2 想定法

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想定法は、「抽象的なものや専門用語などを、具体的にイメージ、絵を思い描けるものに置き換えて覚える方法」で、他のあらゆる暗記術と組み合わせて使うことができます。

例えば、「経済」という単語を覚えたい時、大量の一万円札や株取引の値動きのグラフなど「経済」に関連する事柄をイメージして覚えると、単語が頭に残りやすくなります。

この方法は、歴史上の人物を覚えたい時、自分の知り合いの名前とリンクさせて覚えるなど、幅広く応用できます。

日ごろから覚えたい事柄の具体的なイメージを頭に思い浮かべながら暗記すると、効率がぐんと上がりますよ!

3 連想法

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連想法は、「覚えたい複数の事柄を連想によって繋いで暗記する方法」です。

先程の想定法と異なる点は、既にある事柄を論理的に正しい意味付けでなくとも、繋いで無理矢理対応させるところです。

例えば、英単語の「trunk=幹」という単語を覚えたいとすると、trunk→トランクと語呂合わせによって変換して、木の幹にトランクがくくりつけられているイメージを思い浮かべることによって暗記する、というような方法です。

また、「院政」と「白河上皇」を結びつけるには、「院政→位を若い天皇に譲った後も権力を持つこと→院政を行う上皇は年寄り→年寄りといえば白髪→しらが→しらかわ→白河上皇」といったような感じで連想します。

こうすることで、覚えやすいのはもちろん、思い出しやすく、正確に暗記することができます。

4 断層構造法

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この記憶術では、「あらゆる事柄について系統的にまとめて暗記」します。

これを効果的に利用するには、目次を利用すると良いでしょう。具体的には、教科書の内容を覚える際に、まず目次を見て、その項目の順番(番号)と項目名を暗記します。

第1章の項目名は○○、第2章は××というような感じです。

次に、内容を勉強していく際に、今自分が第何章のどのあたりを勉強しているのかを意識しながら進めていきます。

こうすることで、どこまで終わったのかがはっきりし、終わりが見えやすくなってやる気が向上します。

また、先程の「場所法」に似ていますが、復習の時には、どの章に何があったかというように思い出すことで効率良く記憶が定着します。

記憶のヒミツ

■2種類の記憶

実は、記憶といっても二種類あるのをご存知でしょうか。それは短期記憶と長期記憶です。

例えば、友達の電話番号を聞いた時、まず、この情報は短期記憶として蓄えられます。この短期記憶では一時的に保存されるだけです。

だから話している内にすぐに忘れてしまいます。

一方、長期記憶とは、いったん覚えられると容易には忘れられない記憶です。

受験勉強で必要とされるのはもちろん、後者の記憶。

脳にインプットされた短期記憶情報をいかに長期記憶へと移行できるかがポイントとなるのです。

■長期記憶のコツ

では、長期記憶をするコツは何でしょう。まずは、今まで紹介してきたような記憶術を実践することが必須です。

情報を正確に理解して、整理することが第一段階です。次に大切なのは復習です。

整理された情報の記憶を維持するために一定期間を取って繰り返し覚えることで、徐々に長期記憶へと移行します。

この二つの段階を交互に行うことで、情報は長期記憶として定着していくのです。

記憶術の実践方法

記憶術は一通り確認して頂けたでしょうか。大切なのは、これからです!これらの記憶術を日常の勉強に上手く活かさなければいけません。
ここからは基本的な記憶術を実際にどのように応用していくのかについて例を挙げて紹介していいきます!

英単語暗記への応用法

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英単語を覚える時に、みなさんはどのように覚えていますか?ただ覚えられない単語を書きなぐって覚えようとしてもなかなかうまくいかないもの。

今回紹介した記憶術をうまく利用して覚えてみましょう!

まず、記憶の原則で紹介したように、素早く覚えることが第一のコツです。1単語10秒を目安に暗記するように努めましょう。

1つの単語に何分も時間をかけても、結局は、ただの流れ作業のようになって頭の中になかなか入ってきません。

では、英単語を覚える時のコツは何でしょうか。

ここで利用するべき記憶術は②想定法と③連想法です。まずは②想定法を使った暗記法。

例えば、「proceed」という英単語を覚えるとします。この単語は、接頭辞「pro=前に」という意味と、「ceed=進む」という語源から成っています。

すると、この単語には「前の方に進んでいく」というイメージが沸いてきます。

ここから、「続行する」「移る」などとイメージを膨らませて暗記していきます。③連想法を利用した覚え方はどうでしょうか。

「delight」という単語を接頭辞「de」に分解しても上手く覚えられそうにありません。

そこで「light」から連想して、「light(明かり)がついて嬉しい!」→「喜ばせる」というように覚えます。

明かりがついている様子(電球など)とその下で喜んでいる人の絵を想像するなど、その程度の簡単な連想で大丈夫です。

最後に、①場所法で紹介したように、一日で覚えた単語を復習するとより記憶が定着します。

歴史科目への応用法

次は、歴史科目への記憶術の応用法を紹介します。日本史、世界史は大学受験に必要な科目の内、最も暗記量が多い科目といっても良いでしょう。

その印象だけで弱気になったり、苦手意識を持ったりする人が多いですが、コツさえ掴めば克服することができます!

歴史科目では④段階構造法が有効になります。よく耳にする話だと思いますが、歴史は物語です。

物語は、読み終わった後に章の名前を見返せばそのシーンがよみがえるでしょう。

歴史でも同様に、教科書の章を意識して暗記していくことが大切です。細かい用語、人物などのあん気には③連想法が使えます。

例えば、康煕帝の業績を覚える時には、まず康煕帝が「中国史上最高の名君」と呼ばれていることを思い出します。

名君と言われた所以は、中国に安泰をもたらしたからでしょう。こうして連想していくと、「三藩の乱を鎮圧」、また「鄭氏一族の台湾を占領」して、中国の統一を果たしたことを覚えることができます。

この時にも、④階層構造法を利用して、教科書のどの章のどの辺りに業績がまとめてあって、いくつの要素があったかを意識しながら覚えると尚良しです。

理系科目への応用法

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理系科目についてはどうでしょうか。こんなところで記憶術が役に立つのかと疑問に思う人も多いでしょう。

しかし、ここでも④階層構造法が威力を発揮します。

具体的には、数学の問題集を解く際に、まず目次を覚えてしまい、数学の全範囲のうち、どのような分野があるのか(二次関数、ベクトル、確率、など…)を把握します。

その問題集の問題を解く際には、今どの分野の問題をやっているのかも含めてその問題の解法などを習得していきます。

そして、模擬試験など本番形式でテストとして解く際に、問題を見てその分野を把握したら、自分がやっていた問題集のその分野にはどのような問題、公式があったのかを思い出しながら解法を考えていきます。

こうすることで、より解法が思いつきやすくなるなどの効果が得られます。

例えば、センター試験の図形問題で次にどうやっていいのかわからなくなった場合に、「センターの図形問題で使われるよくある解法は、三角比を使った直角三角形の計算、余弦定理、正弦定理、相似の利用、円周角の定理、角の二等分線の定理……とかがあるな」などと、その問題の分野から解法を思い出せるようにしておけば、「どうやって解けば良いのか思いつかなかった」というようなことを減らせます。

このように「分野ごとに解法をまとめて何もないところから思い出せるようにする」という練習はとても効果的です。

古文文法への応用法

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まず、皆さんに押さえてもらいたいポイントは、1ページ目で紹介した「覚えるレベル」をきちんと認識することです。

では、そのレベルとは何でしょう。それは、「接続・活用・意味」の三点セットを理解して覚えることです。

例えば、助動詞「る」について覚えるとします。この場合は、「接続:四段・ナ変・ラ変の未然形接続」「活用:れ・れ・る・るる・るれ・れよ」「意味:受身・尊敬・可能・自発」の三点セットになります。

これらを覚えるときに有効なのが③連想法と④階層構造法です。③連想法では、簡単なこじつけで構いません。

先程の例では、「助動詞『る』の意味はウ・ソ・カ・ジ」のような感じです。よくある無理に文章に落とし込んだ連想だと、長すぎて逆に覚えにくい可能性があります。

④階層構造法では、実際にその構文が出てきた問題の位置と結びつけて思い出します。どの場面で、どのような気持ちを表す文だったのかが分かれば、容易に意味を覚えることができます。

まとめ

効率の良い記憶の仕方を学べたでしょうか。あくまで、ここで紹介した記憶術は一例に過ぎません。
記憶術の良し悪しは、相性にもよるものなので様々な方法を試してみてくださいね。暗記に近道はありません。工夫しながらもコツコツと努力を重ねることが最良の記憶術です。是非、頑張ってください。