はじめに
難関私大として知られる早稲田大学。大学の雰囲気ってどんな感じなの?文化構想学部って何を学ぶ学部なの?
そんな受験生の皆さんからの疑問を現役早大生にぶつけてみました!
志望したきっかけや文学部との学びの違いなど、通っているからこそわかる生の情報をお伝えします!
今回メッセージを書いてくれた方はこちら!
名前 | なつ |
出身高校 | さいたま市立浦和高校 |
在籍している学部と学年 | 文化構想学部1年 |
自分の好きときっと出会える大学
まずは早稲田大の雰囲気や学生生活について教えてください
私は入学前、早稲田大学は学生数が多いことから、何となくにぎやかでエネルギッシュそう、という印象を抱いていました。
実際に入学してみて、もちろんその印象も間違いではありませんでした。
しかし同時に、学生が多い分、様々な人が共存しているなとも感じました。
大学では授業やサークルなどの活動でそれぞれのコミュニティがあり、それぞれに独自の雰囲気があります。
一口に早大生といっても本当に多様なので、きっと自分と合う友達を見つけられますよ!
また私の通っている戸山キャンパスは、早稲田キャンパスよりも少し落ち着いた印象かなと思います。
早稲田キャンパスの活気がある感じも、戸山キャンパスののどかな雰囲気もどちらもとても好きです!
将来の夢から志望校を決定
早稲田大を目指そうと思った理由を教えてください
私は志望校を決めるときに、まず自分の好きなものについて考えました。
私は小学生くらいの頃から今まで、漫画がずっと好きでした。
そこで漫画に関わる仕事がしたいなと思ったときに、出版社で働くことを思いつき、メディア関連のことが学べる大学の学部をインターネットで調べてみました。
すると、難関私大と言われている早稲田大学でも、文化構想学部でメディアに関する勉強ができることを知りました。
文化構想学部からは出版社への就職も多くあったので、ここに行きたい!と思って志望することを決めました。
多くの学び・人と出会える環境
早稲田大に入学してやっぱり良かったなと思うところはどんなところですか?
まず1つ目は、自分と関心が近い友人に出会えるという点です。
私は先にお話ししたように、出版関係の仕事に興味をもって入学したのですが、同じ学部内で、やはり同じような理由で入学した子に出会えました。
さらにこちらも先ほど触れましたが、学生数が多く、いろいろな学生が通っているので、自分と気の合う人に出会える可能性が高いというのも良いところですね。
またブリッジ科目やグローバルエデュケーションセンターなど、学部の垣根を越えて授業を履修できる仕組みが整っていることもとても魅力的だと感じます。
「同じ学部だから会いやすい」わけではない
早稲田大に入学してこれは思ってもみなかったなという部分はありますか?
同じ大学・学部の友人でも、なかなか会えないことです。
入学する前は同じ学部の友人には、授業に行けば簡単に会えると思っていましたが、実際は違いました。
私には同じ高校から一緒に文化構想学部に進学した友人がいますが、その子と約束もせずに大学でばったり会う、ということは全くないです。
特に早稲田は大規模な大学ですし、学生数を考えれば当然ですが、私にとっては驚きでした。
入学当初は寂しさを感じることもありましたが、大学生活に慣れてきた今では、事前に連絡を取り合って空きコマでおしゃべりするなど、ゆったりと過ごせて楽しめています。
生活スタイルが一変、自己管理が大切
高校時代と比較して大学生になってここが変わった!と感じることはありますか?
大学は高校までと違い、自分で履修登録をして、自分独自の生活スタイルをつくることができます。
自由で楽しい反面、とても堕落しやすくなるので注意が必要ですね。
私も「今日はだらけてしまった」と感じる日を過ごしてしまい、反省することも多いです。
高校のときのように一日中授業を受けるという生活ではなくなったので、授業がない時間をどう過ごすかが重要です。
充実した日々を過ごすためには、きちんと自分で自分を律することが大切ですよ!
文キャンはオシャレなイメージ
早稲田大のキャンパスでオススメ・お気に入りの場所があれば教えてください
私は文学部・文化構想学部のキャンパスである戸山キャンパス、通称「文キャン」に通っています。
戸山キャンパスのおすすめスポットといえば、やはり戸山の丘です!
名前の通り戸山キャンパスにある丘で、いつも学生で賑わっています。
緑が多くて癒されますよ。
晴れているときは丘で友人と、キャンパス内にあるミルクホールというパン屋さんで買ったパンを食べたりしました。
さらになんと、戸山の丘の近くにはスターバックスがあります。
早稲田大学内でも、スターバックスがあるのは戸山キャンパスだけです。
そのおかげか、他のキャンパスに通っている人からは「文キャンはオシャレなイメージ」と言われることが多いです。
文学部との違いが現れるのは2年生以降
ここまででお話いただいたこと以外に何か早稲田大や学部の特徴などありましたら教えてください
文化構想学部に在籍していると言うと、文学部との違いは何かとよく聞かれます。
実を言うと1年生の間は、文学部と文化構想学部で勉強することはほとんど同じです。
第二外国語のクラスも合同で、選択できる授業もほとんど同じなので、誰が文学部で誰が文化構想学部かわからなくなることもあるくらいです。
選択講義では歴史学や社会学、メディア学など、本当にさまざまな分野の学びが展開されています。
そのため進路を明確に決めていない人も、色々な講義を受けながら自分の興味がある分野を見つけられると思います。
2年生になると、文学部はコース、文化構想学部は論系といわれるものに分かれ、より専門的な学びに進みます。
コースと論系の種類は文学部と文化構想学部で異なるので、両学部の違いが明確に現れるのは2年生からですね。
人気のコース・論系に進むためには、1年次の成績による選抜が実施されるので、1年生のうちからしっかり勉強しておくことが大切ですよ。
高い目標を持って、まっすぐ努力することが大事
最後に受験生への応援メッセージをお願いします!
受験生の皆さんへ、私の受験生時代の経験を踏まえて伝えたいことを2つお話しします。
まず合格点など、受験情報に関してインターネットの情報に頼りすぎないことです。
これは私の現役時代を振り返って反省するところでもあります。
私は過去問を解いたとき、合格点は公表されていないのに、安心したい気持ちもありインターネットで検索したりしていました。
今振り返ると本当に意味がなかったと思います。
結局何を見ても個人の感覚が書かれているだけですし、現在とは状況が違う場合もとても多いです。
調べたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、その時間で少しでも学ぶことを増やすべきですね。
もう1つは目標を高く持つということです。
よく言われていることですが、それだけ多くの受験経験者がそう感じているということでもあります。
目標を下げることは簡単ですが、上げるのはとても難しいです。
そして目標に向かって努力すれば、結果は自ずとついてきます!最初から諦めても良いことは何もありません。
私も自分の目標を口に出すことで、自分を追い込んで頑張ることができました。
私の話が皆さんにとって、少しでもプラスになっていると嬉しいです。頑張ってください!