基礎英作文問題精講の特長
【基礎英作文問題精講】①3編構成になっていて、段階的に英作文の力を高めることができる
基礎構文編では、テーマの構文が含まれた例題を用いて解説が進んでいきます。
精講では、構文の適切な用い方が詳しく解説されており、その下にある研究では、構文以外の表現のポイントも丁寧に説明されています。
次の鉄則・論理表現編では、書き出しや接続、理由説明の表現が豊富に紹介されているため、英作文の初学者でも論理的な文章を書けるようになりますよ。
単に文法や単語を学ぶだけでは実践的な表現を習得しにくいので、出てきた表現は積極的に取り入れましょう。
最後の自由英作文編では、前の編までに学習した構文や表現を用いた演習が可能です。
さらに近年の入試に頻出するテーマを扱っているため、過去問演習にも入りやすいです。
中には「オンライン授業の是非」のように時事に対応したテーマも含まれています。
このように、1冊で無理なく段階的に英作文力を高められる構成になっている点が本書の大きな魅力の1つです。
【基礎英作文問題精講】②英文の音声をアプリで聞くことができる
本書の英文の音声は、旺文社の「英語の友」アプリで無料で聴くことができます。
このアプリの特徴として、再生速度を多段階で調節できることや、シャッフルやリピートといった再生機能が豊富に用意されていることが挙げられます。
バックグラウンド再生も可能で、勉強のやる気が起きないときでも気軽に始められますよ。
僕自身も起床直後など勉強のやる気が起きないときや、休み時間などの短い時間にこのアプリで音声を聴いていました。
リーディングやライティングなど内容の重い勉強に入る前の導入としても役立ちますね。
【基礎英作文問題精講】③例題と練習問題が対応していて、学習内容を定着させやすい
基礎構文編では、例題と練習問題のExercisesが各100題あり、1対1に対応しています。
例題と練習問題の両方を解くことで、例題の英文だけを覚えて応用が利かない状況を防ぎ、テーマの構文を定着させやすくなります。
やはり、1つの英文しかないと暗記に終わってしまう可能性があるため、練習問題の存在は重要です。
そして、別冊には練習問題の解答・解説が本冊同様に詳しく載っています。また、例題と練習問題の英文がまとめられており、素早く復習することが可能です。
別冊は薄くて軽いので、かさばることもなく持ち運びやすいです。お昼ご飯のときなどに軽く復習を行うのにも便利です。
基礎英作文問題精講のおすすめの勉強法・使い方
【基礎英作文問題精講】①例題を自力で解き、精講と研究を熟読する
まず、文法や単語の知識を頼りに例題の解答を作成してみましょう。
このとき、ノートには行間を1から2行開けておくと、あとでポイントなどを書き込むときに便利です。
次に、精講と研究を読んでから自分の解答と模範解答を照らし合わせ、自分の解答で模範解答と異なっている点をチェックします。
このとき、精講や研究で示されている別解もチェックしておくと、英作文における表現の幅が広がります。
そして、再度解説を読んで、理解不足だと感じる箇所は文法書や単語集に戻って確認しましょう。こうすることで、文法や単語といった基礎事項の再確認にもなります。
基礎に戻ることは面倒に感じるかもしれませんが、重要なことなので、曖昧な点は必ず確認するようにしましょう。
【基礎英作文問題精講】②アプリで音声を聴き、英文の音読を繰り返す
問題を一通り解いたら、「英語の友」アプリで例題の音声を聴き、英文を声に出して読む練習をしてみましょう。
音読の方法の1つとして、オーバーラッピングを紹介します。
これは、英語の音声と自分の声を重ねて英文を見ながら読む方法で、実際の発音とのズレに気づきやすく、英語のスペルと発音を一致させやすいという利点が挙げられます。
次に慣れてきたら、シャドーイングを行ってみましょう。
これは、英文を見ずに音声に続いて音読する方法で、リスニング力を鍛えられるというメリットがあります。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、目的に応じて使い分けましょう。
音読は続けにくいかもしれませんが、リスニングの練習にもなるので、ぜひアプリの音声を活用して音読を実践してみましょう。
【基礎英作文問題精講】③例題で得た知識をもとに、Exercisesの問題に挑戦する
先に紹介した通り、基礎構文編には、例題や精講・研究の下にExercisesという練習問題があります。
例題と同じ構文を扱った初見の問題に取り組むことで、応用力を身につけることができます。
解き終わったら、解答を確認して自分の解答と異なっている点を確認し、例題を解くときと同じように理解不足の箇所を文法書や単語集で補完しましょう。