はじめに
量が多すぎて暗記事項の反復が面倒くさい、一度覚えても時間が経つと忘れてしまうなど暗記に苦戦していませんか?
これから紹介する「分散学習帳」というアプリを1つ活用すれば、簡単かつ効率的に暗記の反復ができます。
アプリを使って復習する習慣をつけたい人必見です!
目次
分散学習帳の特長
【分散学習帳の特長】①自分でカスタムして、様々な教科で使用可能
分散学習帳はオリジナルのカードを作成できるアプリで、自分で問題と解答を作って使用します。
アプリ版のフラッシュカードを想像するとわかりやすいです。
本アプリの特長として、様々な教科に対応でき、英単語や古文単語などの文系科目から、化学や生物、地学などの理系科目まで幅広い教科を反復できることが挙げられます。
教科ごと、ジャンルごとではなくランダムにカードが出てくるため、瞬時に正しく答えられるようになりますよ。
さらに、勉強するカード数の上限を自分で決められるのもおすすめポイントです。
新規カードと復習カード、それぞれ最低10個から10個刻みで設定できるため、自分の勉強したい量に合わせて設定を変えられ便利ですね。
【分散学習帳の特長】②科学的根拠のある学習方法
ところで、皆さんはライトナーシステムという学習法をご存知ですか?
上の図はエビングハウスの忘却曲線です。図のように、人間は復習をしなければものごとを忘れてしまいます。
ライトナーシステムとは、このエビングハウスの忘却曲線に基づきドイツの科学者のライトナーが発明した単語を効率よく覚えるための暗記法で、学習から復習までの間隔を1日後、3日後、5日後……と徐々に伸ばしていくというものです。
このアプリはライトナーシステムに似ている設計となっており、学習するたびにアプリが復習に最適な時間を計算し、お知らせしてくれます。
そのため、完全に覚えたかが心配で数日おきに何度も同じものを復習してしまう不安を払拭できます!
アプリに従い、「今日のタスク」を行うだけでみるみる学力が上がるはずです。
また、共有機能もついており、他人に教えるつもりでカードを作成することができます。
ワシントン大学の研究によると、他人に教えるつもりで勉強すると、より記憶が定着するそうです。自分で解説を詳しく書くと、自分が覚えるきっかけになるはずですよ。
さらに、本アプリはメンタリストDaiGoさんが監修しています。
このように科学的根拠に基づいた設計を使えば、効率のよい暗記ができますね!
【分散学習帳の特長】③自分の学習状況を確認可能
本アプリではこの写真のように、学習したカードの数が確認できます。
学習の成果を可視化すれば、モチベーションの維持にもつながること間違いないです!
学習中のカード数のほかに、覚えたカード数の記録も確認できますよ。
これは次回学習までの期間が指定日数以上になると、「覚えた」とみなされる機能です。
この機能も設定で最低30日から最高730日まで設定でき、「覚えた」に到達するまでかなりの回数で復習することになるので、嫌になるくらい鮮明に覚えられるようになります!
さらに、答えを考えた後に、「わからなかった」、「難しい」、「普通」、「余裕」の4段階で思い出しやすさを設定できます。
1回目のカードを学習するときに、「わからない」を押すと、3分後に、2回目のカードだと1日後にもう一度復習することになります。
このように、繰り返して同じ問題を復習することで、エビングハウスの忘却曲線に基づいたタイミングとなり、復習はバッチリです。
分散学習帳のおすすめの使い方
【分散学習帳のおすすめの使い方】①画像の貼り付け機能を活用する
その都度単語カードに文字を入力するのは手間がかかりますよね。
そんなときに、本アプリに備わっている画像貼り付け機能を使えば、カードを作成する時間を節約できますよ!
ここからは英単語の例を交えながらおすすめの使い方を具体的に紹介していきます。
英単語は日本語の意味を覚えるだけでは4技能のうちリーディングしか対応出来ませんよね。
そこで、日本語の意味と一緒に、語源やその単語が使われている例文をインターネットで探し、そのスクリーンショットを画像として貼るとより覚えやすくなります!
また、そもそも日本語の意味が難しい英単語を見かけたことはありませんか?
例えば、筆者が出会った英単語帳の単語にsnob「えせ学者」という意味の英単語がありました。
英語での定義では、
a person who respects and likes only people who are of a high social class.
(社会的身分が高い人のみを尊敬し、好む人)
となっており、簡単な単語で文章が構成されています。
このように、日本語より英語の定義のほうが意味がすんなり頭に入ってくる単語は、英語での定義の画像やスクリーンショットを貼るのもおすすめですよ!
【分散学習帳のおすすめの使い方】②スキマ時間にアプリを開く
本アプリは、サクサク答えられるので、スキマ時間に取り組むのが効率的です。
例えば、友達を待っている間、通学時間、エスカレーターに乗っている時などボーっとしてしまえば無駄な時間を過ごすことになりますが、このアプリで反復をすればスキマ時間を有効活用できますよ!
また、自分が作った問題のボリュームにもよりますが、平均的に、1問1分もかからない程度で答えられるので、途中で他のことをやらなければならなくなった時にも、中断がしやすいです。
おわりに
いかかでしたか?
暗記事項は反復をすればするほど覚えられ、長い間記憶できるようになります。
反復を習慣化することが大事なので、皆さんもこの「分散学習帳」を使って覚えられなかったものも完璧に覚えましょう!