はじめに
みなさん、「プリント整理」は得意ですか?
プリントがうまく整理できないせいで机もバッグの中も、もはや迷い込んだら出られない富士の樹海……と苦労している人も多いはず。
そこまでひどくない!と思ったあなた、まずは自分の持っているファイルやバインダーなどの整理グッズの数を数えてみてください。整理グッズばかり増えてはいませんか?
いや、そんなことはない。どちらにも当てはまらないし、自分は綺麗に整理できているから大丈夫!と思いきや、実はプリント整理に時間をかけ過ぎていたり、完璧を目指し過ぎていたり……..。
あれ、意外にきちんと管理できていないかも……今回はそんな人のためにプリントを簡単に整理する方法を紹介します。
目次
問題がいっぱい!高校生プリント整理あるある
【高校生プリント整理あるある①】何から手を付ければいいかわからない
「整理」と聞くと逃げ出したくなる。机の上はつねに崩壊寸前。そんな整理嫌いなあなたは、プリントもすさまじいことにしてしまいがち。
机の中でプリントがぐちゃぐちゃになったり、提出物をなくしてしまったり、整理が苦手なせいで怒られることもしょっちゅう。
整理できる人に憧れはするけれど、何から手をつけたらいいかわからないし、もう諦めてるし……。
とりあえず明日提出のプリントさえ見つかれば良いんだけど、一体どこだろう?
こんな状況に心当たりがある人、結構重症かもしれません。
【高校生プリント整理あるある②】時間をかけすぎる
何事もきっちりやりたい!どうせやるなら完璧が良い!そんな几帳面なあなたは一見すると整理上手。
様々なツールを使ってきっちり科目やジャンルごとに整頓されたプリントを眺め、ほれぼれすることもあるのでは?
でもそのプリント、実際使っているでしょうか。
かなりの時間をかけてファイリングしたのに、実際に見直したり解き直したりしたのは最初の数ページだけ……。
それならファイリングする時間を使って参考書でも買ってきて、それを使った方がよっぽど効率的です。
【高校生プリント整理あるある③】途中で挫折する
勉強の計画をきっちり立てて、よしやろう!と思ったのに、3日も続かない……。そんなあなたは、プリント整理も途中で挫折しがちでは?
最初は張り切って綺麗に分類しようとするけれど、途中で面倒になって適当になってしまう。
家の中には使わないのに買い揃えた整理グッズがたくさんある。
おそらく今まで紹介してきた中でも、こんな人が一番多いのではないでしょうか?
今までも試行錯誤してきただけに改善がなかなか難しい、手強いタイプです。
実際にやってみよう!タイプ別のプリント整理方法
「整理が嫌いなタイプ」のプリント整理方法
まずは、整理が嫌いなタイプ向けの整理方法です。
この整理方法はひたすら「簡単にできる」ことを重要視しています。そのため、必要な物はたった3つ。
- 教科数分のクリアファイル
- 家用トレー
- クリアファイル
まずは教科ごとに①クリアファイルを用意し、授業中に配られたプリントを全てそこに入れていきます。
その①クリアファイルは授業用のノートや教科書に挟んでおきましょう。
そして、入りきらなくなったら重要な提出物やまとめプリント以外を抜き取り、②家用トレーにまとめて入れてください。
抜き出す時の基準は「使うかどうか」。
「多分使う」「使った方が良い」は使わないものと考えて、なるべく厳選するようにしてください。
でも、そもそもその区別がつかないから困っている、という場合もありますよね。
そんな時は、周りの助けを借りてしまいましょう。
整理上手な友達に実際に分類してもらい、それを参考にして自分で分類していけば確実です。
整理上手な人は整理そのものが好きな場合も多いので、意外にすんなり手伝ってくれるかもしれません。
その他のお知らせプリントなどは、できれば全て③ファイルに入れて家に持ち帰るのが理想です。
大切な提出書類以外は家に帰ったら他のプリント同様②トレーに入れて構いません。
こうすれば常にプリントはファイルかトレーのどちらかにあることになり、なくし物も減るはずです。
かなりシンプルで、これならできる!という人もいるのではないでしょうか?
「きっちり整理したいタイプ」のプリント整理方法
次に、きっちり整理したいタイプ向けの整理方法を見ていきましょう。
ただし、これはあくまでも「きっちり整理したいタイプ」向けの方法です。挫折するタイプの人は実践しようとしないでください。
これに挑戦するとまた挫折してしまう原因になりかねません。後で紹介する方法を試すようにしましょう。
では、まずはじめに几帳面なあなたには一つ頭に入れておいて欲しいことがあります。
それは、「全てを完璧に」整理するのは不可能だということです。
正確には、大量の時間をつぎ込めば可能ではあるのですが、そうなると本来の目的である勉強の時間が削られてしまい、本末転倒になってしまいます。
ですから、優先順位をつけて整理し、ある程度は妥協することが必要です。
整理中にとことんやってしまいたくなった時は「完璧でなくて良い」ということを思い出すようにしてください。
それでは詳しくやり方を見ていきましょう。用意する物はこの5種類。
- 教科数分のルーズリーフバインダー
- 3ポケットクリアファイル
- クリアファイル
- ジャバラファイル
- 家用ファイルBOX
では、これらを使った整理方法を解説していきます。
まず、授業で板書がわりに配布されるようなプリントは穴を開けて①ルーズリーフバインダーにとじます。
こうすることでなくさずに、綺麗に見やすく整理することができます。また、直接パラパラとめくれるので、後から書き込みがしやすいのもポイントです。
そして、その他の学習プリントは②3ポケットクリアファイルに入れて家へ持ち帰りましょう。3ポケットそれぞれへの分け方はお好みで変えてください。
この時、勉強に関係ないお知らせプリントなどは③別のクリアファイルへ入れておきます。
そして家に帰ってきたら、重要なプリントは抜き出して科目別、ジャンル別に分類し、④ジャバラクリアファイルへ入れます。
その他のプリントは⑤家用ファイルBOXにまとめて入れておきましょう。
プリントは上に積んで行くよりも立てて整理すると綺麗に収納できるので、試してみてくださいね。
以上が、きっちり整理したいタイプの整理方法でした。
読んでいると面倒に思えるかもしれませんが、几帳面な人の場合いざ自分の整理方法を振り返ってみるともっと複雑な整理方法をしている場合がかなり多いもの。
きっちり分類しつつも時間はなるべくかけないようにしましょう。
「途中で挫折するタイプ」のプリント整理方法
この方法は「きっちり整理したいタイプ」のやり方で挫折した人におすすめ。
なるべく綺麗に整理したいけれど、面倒なのは嫌……そんな人はこのやり方を試してみましょう。
用意する物は以下の4つ。
- 教科数分のクリアファイル
- 教科別ルーズリーフバインダー
- その他プリント用クリアファイル
- 家用ファイルBOX
授業用プリントは「きっちり整理したいタイプ」と同じように穴をあけて②バインダーで管理します。
そして、その他のプリントは「整理嫌いなタイプ」と同じように①③クリアファイルで管理し、入りきらなかった物は④家用ファイルBOXに入れる。
つまりは上で紹介した2つのタイプを組み合わせた形です。
プリント整理に挫折してしまう原因は人によって様々ですが、よくあるのは自分が楽にできるやり方以上に細かく分類しようとするから。
このやり方にこだわることなく、「楽に」できることを優先するのが一番です。
自分がやろうと考えた整理方法よりも一段階シンプルな方法で試してみるとうまくいきやすいかもしれません。
おわりに
そもそもプリント整理をするのは勉強するため。
時間をかけ過ぎて本末転倒にならないよう、そして勉強がやりやすくなるよう、プリントをうまく整理・活用して勉強の効率を上げましょう!
効率的に整理するため、次のような文房具を活用するのもおすすめです。
ここで紹介した方法も参考にしつつ、最後は自分に一番合う方法を探していってくださいね。