2016年4月から、宮城県に新しく「東北医科薬科大学・医学部」が新設されます。
宮城県にあった東北薬科大学に医学部が設置され、大学名も新たに「東北医科薬科大学」となるわけです。
1979年に琉球大学で医学部ができて依頼、実に37年ぶりに新しい医学部が誕生することになりました。
実はこの東北医科薬科大学、なんと定員100人のうち半数以上に奨学金が付与され、奨学金を利用すると私大医学部にも関わらず学費の自己負担がわずか400万円になる場合もあります。
今回は、今注目が集まっている東北医科薬科大学の奨学金制度について詳しく調べてみました。
初年度の入学定員は100人。そのうち最大で55人まで奨学金制度を受けることができる。

東北医科薬科大学の奨学金制度
東北医科薬科大学の奨学金制度はA方式とB方式に分かれており、それぞれに募集定員数が定められています。
形式 | 募集 | 修学金額 | 学費負担額 |
---|---|---|---|
修学資金枠 A方式 | 30〜35人 | 3000万円 | 400万円 |
修学資金枠 B方式 | 20人 | 2600万円〜 | 〜800万円 |
一般枠 | 45〜50人 | なし | 3400万円 |
A方式に採用されれば学費負担は6年間でわずか400万円。
まずA方式は、宮城県が財源となる奨学金です。(宮城県を除く東北5県から貸与の申し出がある場合もあるようです。)
定員が30〜35人で、採用されれば6年間で3,000万円の奨学金貸与が受けられます。そのため実質の学費負担は400万円となります。
また、宮城県知事が指定する医療機関等に10~12年間勤務することで、返還も不要になります。
B方式でも学費負担を800万円以下に抑えることができる。
次に、B方式は宮城県を除く東北5県が財源となる奨学金です。
定員が30〜35人で、採用されれば6年間で2,600万円の奨学金貸与が受けられます。そのため実質の学費負担は最大で800万円となります。
B方式の返還免除条件は、宮城県以外の東北5県で医療機関等に8~9年間勤務することとなっています。