パティシエになるにはどうすればいいの?
小さい頃の女の子の将来の夢といえば「ケーキ屋さん」ですよね。
でも具体的にどうやったらケーキ屋さん、つまりパティシエになれるのか、みなさん知ってますか?
具体的にパティシエに就職する道がもっと世間に知れ渡ったら、もっとおいしいケーキが食べれると思うんです!
ということで、今回はパティシエに就職するための進路の一つである製菓専門学校について詳しく紹介していきたいと思います。
目次
製菓専門学校について
入学までの流れ
製菓専門学校への入学までの流れを紹介します。3校をピックアップしてみました。
☆レコールバンタン(2年制パティシエ本科)
自己推薦入試 作品アピール+面接
学校推薦入試 学校推薦書+調査書または成績証明書による書類選考
一般入試 筆記(学力・感覚・作文)+面接
HPはこちら→http://www.lecole.jp/index.php
AO入試 面談による選考推薦入試 学校推薦書+調査書または成績証明書による書類選考
一般入試 作文+調査書または卒業証明書+高等学校卒業程度認定試験 合格証明書
HPはこちら→http://www.tsuji.ac.jp/college/seika/
AO入試 面接+書類選考指定校推薦入試 高等学校長の推薦+書類選考
推薦入試 高等学校長の推薦+書類選考+面接
一般入試 面接+書類選考
HPはこちら→http://www.kobeseika.ac.jp/
学校によって合否判断をくだす基準はばらばらなんですね。
早めに自分の入学したい専門学校を決めて対策をしていった方がよさそうです。
在学中の学費
製菓専門学校の学費はどれくらいなのでしょうか?気になるところですよね。
でも相場が分からなければ何もわかりません。
ということでまずは一般の国公立・私立大学の初年度納入金の平均額を見てみましょう。
国立大学 82万円公立大学 94万円
私立大学文系 115万円
私立大学理系 150万円
私立大学医歯系 460万円
続いて製菓専門学校の初年度納入金の平均額を見てみましょう。
レコールバンタン(2年制パティシエ本科) 175万円辻製菓専門学校(製菓技術マネジメント学科) 189万円
神戸製菓専門学校(製菓本科) 175万円
やはり実習が多いこともあり、お菓子の材料代などでかかるんでしょうね。
しかし専門学校なので学費は2年分です。
トータルで見ると大学よりも安くなります。
製菓専門学校生の一日
製菓専門学校に通う学生はいったいどんな毎日を過ごしているのでしょうか?
イメージ的に24時間ひたすらお菓子を作らされているんじゃないだろうかと恐れおののいているところですが、さっそくのぞいてみましょう!
6:00 起床7:50 登校
8:00 朝練
8:50 授業開始
12:00 昼休み
13:00 午後の授業
16:00 下校
17:00 アルバイト
21:00 帰宅
22:00 就寝
8:30 登校9:30 授業開始
12:40 昼休み
13:30 午後の授業
16:40 実習終了
9:10 製菓実習12:30 昼休み
13:20 基礎実習
16:00 放課後
17:00 特別授業
18:30 下校
意外と授業時間は普通の大学と同じぐらいなんですね!
ただ朝練や放課後の特別授業など自主的に特訓する時間が多いのがさすがです!
在学中に取れる資格
専門学校は名前の通り専門的なことを学べるのが特徴ですよね。
ってことは何かしら特別な資格が取れるはず!
ということで製菓専門学校でいったいどのような資格を取得できるのか調べてみました。
レコールバンタン(パティシエ本科)
食品衛生責任者/マナー・プロトコール検定
神戸製菓専門学校(製菓本科)
製菓衛生師/菓子製造技能士2級
日本菓子専門学校(製菓技術学科)
製菓衛生師/菓子製造技能士1・2級
何やら難しい資格名が並んでいますね、、、
1つ1つ詳しく見ていきましょう!
飲食店を営業するには、施設ごとに食品衛生責任者を1名設置しなければいけないことになっています。
お店の衛生面を管理する責任者で、講習を修了すれば取得できます。
社会人として必須のマナーやプロトコール(国際儀礼)に関わる知識と技能を認定する資格です。国際ビジネス、サービス産業、教育業界をはじめ、就職、ビジネスの第一線で活かすことができます。
菓子作りの技術や知識の他、公衆衛生学や衛生学、食品添加物など、食の安全に関する専門知識の証明となる資格です。
食に関する一定の知識を持っていると判断できるため、菓子作りの現場で注目を集めています。
製菓衛生師は飲食店を開業する際に必要な食品衛生責任者と同等の資格です。
国が認定する技能士制度のうちのひとつで、お菓子をつくる技術と知識を証明します。
試験は、和菓子と洋菓子にわかれており、1級と2級があります。
また学科と実技があり、
- 2種類のボンボンショコラ(トリュフ、モンブラン)を製造す
- デコレーションケーキの仕上げをする(洋菓子1級)
など実際にお菓子をつくる試験が行われています。
製菓専門学校卒業後の職業
製菓専門学校をでたらパティシエになるイメージが強いですが、ほかにはどのような就職先があるのでしょうか?
さまざまな製菓専門学校を見てみたところ、学部にもよりますがパティシエ ・ショコラティエ ・フードコーディネーター・パン職人・製菓衛生師などがあることが分かりました。
パティシエ
洋菓子店やレストラン、ホテルなどでケーキやクッキーなどの洋菓子を専門に作る仕事。
一人のパティシエが全ての製造工程を担当することもあれば、計量や生地作り、デコレーションなどの作業ごとに担当を分けることもあります。
お菓子作りが好きなことはもちろん、新商品の企画では創造力が、緻密な作業を日々繰り返せすための忍耐力や体力も必要です。
初任給は月給15万〜18万円くらい。
年収は200万〜300万円くらいが一般的ですが、勤務先によっては200万円に届かないこともあります。
企業に勤務する場合はチーフ、リーダーなどの役職がありますが、昇進しても年収は500万円に届くかどうかというところです。
ショコラティエ
パティシエのなかでもとくにチョコレート専門のお菓子を作るのがショコラティエ。
チョコレートの食文化が根付いているベルギーやフランス地方では昔からよく知られている職業ですが、日本では最近になって認知度が高まってきました。
定番の人気商品はもちろんのこと、季節や流行に合わせた新作を作ることも大切な役割です。
一般的に、新人時代は厳しい待遇のなかで働くことになります。
就職後の数年間は、早朝出勤や夜間の残業もとくに多くなりますが、月給は15〜18万円くらいです。
その後、少しずつ仕事の幅が広がり一人前になってくると、月給は20〜25万円ほどになります。
一般のサラリーマンや公務員に比べると、収入は低くなる傾向にあります。
店舗の人気や売り上げによって賞与が大きく左右されることがあるため、よほどの人気店や有名店でなければ安定性にも欠けるのが現状です。
フードコーディネーター
フードコーディネーターは、食のスペシャリストとして、飲食店のメニュー開発やコンサルティングなどを行う仕事です。
テレビや雑誌に出る料理を考えて調理や盛り付けを行ったり、料理を美しく、おいしく見せるための食器や小物の演出を行ったり、はたまた料理教室を運営したりと、仕事の幅はとても幅広いものとなっています。
フリーランスで働く場合、会社勤めのように毎月決まった額の給料が支払われるわけではありません。
仕事がまったくなければ収入は0円ですし、仕事をこなせばこなすだけ収入は増えていきます。
アシスタントのうちは不安定な生活になりがちですが、ある程度の経験を積んで人脈も広がれば、年収300万円以上は稼げるようになるでしょう。
もちろん、もっと名が知れてメディア出演や大手企業のアドバイザーとして働けば、年収1000万円以上も夢ではありません。
パン職人
パン職人とは、町のパン屋やホテルのレストランのベーカリー部門などでパンを製造する人のことをいいます。
仕事としては商品の仕込みや成形、焼き作業、陳列、接客・販売、オリジナルパンの企画などがあります。
パンは種類によって原料の配分や製法が異なるため、確かな知識・技術とセンスが必要とされます。
パン職人の給料は、平均月収が15〜25万円ほどといわれています。
とくに町の小さなパン屋は売り上げが安定性しないことも多く、賞与等は見込めないこともあります。
ですが、独立して自分の店を出し、店が繁盛すれば収入を大幅にアップさせることも可能です。
みんな、製菓専門学校へ行こう!
いかがでしたか?
製菓専門学校についていまだかつてないぐらい知ることができてんじゃないでしょうか?
ではでは、大事な人においしいケーキを届けるべく、みなさんぜひぜひ製菓専門学校に入学してくださいね!